見出し画像

意識調査アンケートの集計結果について

こんにちは、中国支部若手の会のチューコンです。
4月ももう半分過ぎて、桜もすっかり緑が彩っていますね。皆さん、お花見はできましたか?

さて、今回は以前行った意識調査アンケートの集計結果をご紹介します!


どんなアンケートだったか?

アンケートの概要は、以下の通りです。
○目的
 管理職と若手社員のそれぞれに調査することで、管理職が若手社員をどのように見ているか、若手社員が自身をどう見ているか、それぞれの捉え方の傾向やそのギャップ、抱えている課題やニーズを抽出して、若手の会でそこに向けた取組みを検討していくために実施しました。

○対象者
 建設コンサルタンツ協会 中国支部に参加している企業のうち、
 ・管理職(組織を統括する部長・課長・チームリーダー相当の方)
 ・若手社員(管理職ではない40代以下の方)
 
○回答期間/回答方法/質問構成
 ・回答期間:2022年12月9日(金)~2023年1月20日(金)
 ・回答方法:Googleフォーム
 ・質問構成:36問
       基本情報6問 ・人間関係/コミュニケーション7問
       能力開発(自己研鑽/若手育成)8問 ・長時間労働6問
       働き方の多様性7問 ・その他2問
 
○回答件数
 358件(管理職:148件、若手社員:210件)


気になる結果は?

○人間関係/コミュニケーション
 
意思疎通の円滑さやコミュニケーションの円滑さがもたらす生産性への影響の度合いについて、調査しました。

・意思疎通の円滑さ
 管理職の約70%、若手の約80%が良好だと感じているようです。また、良好と感じている人ほど、話しやすさを感じているようです。

<意思疎通の円滑さ・話しやすさのクロス集計>
意思疎通を取れている人ほど、話しやすさを感じている

・コミュニケーションの円滑さがもたらす生産性への影響
 管理職・若手の90%近くが影響があると感じているようです。

<意思疎通の円滑さ・生産性の影響のクロス集計>
意思疎通が取れている人ほど、コミュニケーションと生産性の関係を意識している

○能力開発(自己研鑽/若手育成)
 
業務上と必要とするマインドやヒューマンスキル、専門分野のレベル、自己研鑽、技術継承について調査しました。

・マインド
 管理職が必要と考えるマインドは「目標設定」「チャレンジ力」「ポジティブシンキング」に対し、若手は「目標設定」「ストレス耐性」でした。
若手は、管理職が考える以上に「ストレス耐性が必要」と感じているようです。

<優先度の高い3つを選択してもらい、ポイント換算して集計>
若手はストレスを受けやすいのか、感じやすいのか…?

・ヒューマンスキル
 必要と考えるヒューマンスキルは管理職・若手ともに「コミュニケーション力」がダントツ1位で、「課題抽出・解決能力」が2位でした。

<優先度の高い3つを選択してもらい、ポイント換算して集計>

・専門分野のレベル
 管理職の65%が「若手の専門分野のレベルは勤続年数相応」と感じているのに対し、勤続年数相応と感じている若手は50%に留まりました。

若手は自己評価が厳しい?それとも…

・自己研鑽、技術継承
 若手の自己研鑽意欲は高いが、管理職が感じている以上に、若手は「時間の確保に難しさ」を感じているという結果でした。

管理職は若手に自己研鑽してほしいし、若手も自己研鑽したい。しかし、時間の確保が難しい…?

 また、管理職の75%が技術継承に意欲的なのに対し、若手が職場から感じる技術継承の意欲は47%に留まりました。

管理職と若手で技術継承ですれ違いが起きている…?

○長時間労働
 閑散期・繁忙期の長時間労働の平均値や今後どうしたいか、その理由について調査しました。

 繁忙期の長時間労働については、管理職・若手で認識がほぼ一致しており、削減したいと考えているようです。

<繁忙期の長時間労働の平均値>
管理職は若手の勤務実態をちゃんと把握している
長時間労働はやっぱり減らしたい

 また、長時間労働の主な理由は、「業務量の多さ」「突発性の高さ」という若手ではコントロールが難しい要因と、「確認事項の多さ」「自分で考える時間の多さ」という業務体制によっては調整できそうな要因でした。

どこを解消したら、長時間労働は減っていくか…?

○若手のテレワーク時の生産性
 管理職の約84%が低下すると感じているのに対し、低下を感じている若手は約67%でした。

管理職からすると、テレワークでは若手の業務管理やコミュニケーションが難しい?

○今後参加してみたい企画
 若手は「専門分野の向上」「同世代とのつながり」が上位でした。また、「マインド」「ヒューマンスキル」「コミュニケーション」など、土台となる能力開発は、管理職・若手ともに一定の要望がある結果でした。


最後に!

 ウィズコロナ・アフターコロナになってから初めてのアンケート実施でしたが、アンケートを通して、建設コンサルタント業界で働いている若手の実態が少しずつ見えてきました!
 今回ご紹介したアンケートの集計結果は一部ですが、集計結果から見えてきたギャップ、抱えている課題やニーズに向けて、若手の会で何を取り組んでいけるか検討していきたいと思います(^^)/

<関連リンク>
●建設コンサルタンツ協会 中国支部若手の会
 Instagram:https://www.instagram.com/kenkon_wakate/
 HP(中国支部):http://jcca-cg.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?