見出し画像

自分のデータを残していますか?練習日誌はオススメです。

今回はいきなり写真から。

画像1

写真はカラダのデータと走った距離の記録。
そして別のページに日々の行動と走った時は練習内容とカラダの状態を書いています。

僕の日課の中に「行動記録」と「練習日誌」があります。
「日記」だとなんかハードル高いので、日々やったことを記録だけのスタイルで手帳に書き込んでます。

ちなみに使っているのは「ほぼ日手帳」です。
使いやすくて7~8年使っているかな?

これをやり続けていたら、カラダの変化にいい意味で敏感になりました。

今回は「練習日誌のススメ」に関して書きたいと思います。

■練習日誌をつけるようになったワケ

僕は高校時代、硬式野球をしていました。
入部から引退するまで、練習がある日は毎日「練習日誌」をつけ、翌日監督に提出していたんですね。

どんなことを考えながら練習していたかを日々書いていました。
もちろん練習を休む時もその理由と対処法を書き、監督からの意見をもらうということもしていましたね。

高校を卒業し、大学、社会人とこのような練習日誌をつけることは無くなったのですが、36歳でマラソンの記録を狙うようになってから、自然と練習日誌をつけるようになっていました。

キャッチャーをやっていて、相手チームのデータを頭にいれるという作業をしていたので、「データ重視」人間になっていたのだと思います。
そして社会人になり、会社で働いている時に、

「数字は良くも悪くも裏切らない」

ということを叩き込まれていたのも理由の一つでしょう。

■練習日誌で何が見えてくるのか?

結論から言ってしまうと「自分」です。
第三者の目で「自分」を見つめる感じになります。

選手として試合に出る場合(僕の場合はランナーとしてレースに出る場合)、過去にどれだけ練習してきたかを振り返ることで自信をつけるという面もあります。

でも本当の狙いは、試合(レース)結果と練習内容を振り返り、その練習が効果があったのか、体調やカラダの数値はどうだったのか、ということを分析することです。

これをすることによって自分のカラダがベストの状態に持っていくにはそうすればいいのかということが見えてきます。


僕の例をあげてみます。

僕が初めてサブスリーをやった時、レース1ヶ月前までに900km前後の走りコミをし、1km4分15秒ペースで30km走を余裕をもってできていました。
そして前日朝、「体重73kg体脂肪率15%」でした。

その後、2回フルマラソンを走っていますが、ケガや仕事の関係もあり同じ量の練習をこなせず、しかも体重&体脂肪共にオーバーでレースに出ているんです。
共に記録は3時間一桁台。
「詰めが甘い」というレースをしています。

そしてカラダをズーッと絞った状態でいるより、レース後体重を増やしてでも一旦カラダとココロをゆるめた方がいいこともわかりました。


こんな風にレースに向かってのカラダの作り方が自分でわかるようになってきます。
こうやって練習日誌につけたデータを見返すことによって強くなっていくのです。

さらにアドバイスをくれる人がついたり、練習内容が濃くなったら最高ですね(僕はまさに今この環境を手に入れつつあります)。

■何を記録として残すか?

最重要なのは「何をやったか?」です。
練習内容をできるだけ詳しく書いておくといいと思います。
もちろん、休んだ時は「休み」として記録しておきます。

ここからは「書いておくと役に立つかも。」というものです。

まず、「健康状態」

「快調!」「疲れたー」「まずまず」「風邪ひいた」「寝不足」など一言でもいいので練習内容と一緒に記録します。
ついでに練習にする時のモチベーションの状態も書いておくと更にGOODです。

次に「カラダの数値」

僕は「体重」「体脂肪率」「筋肉量」を毎日つけています。
これでカラダの変化を読み取っていきます。

(例)
前日の晩飯がカレーの時は全ての数値がアップしていたがそれが無くなった。
→筋肉量が増えていたので代謝がよくなった可能性がある。食事量も気をつけているからかもしれない。

そして、カラダの数値を記録する時に重要なのは「計測する時間帯はいつも同じにする」ということ。
食事や運動にかなり左右されるのでいつも同じにすることが大事です。
僕は起床時に同じ服装で計測しています。

カラダの数値を計測するなら「体組成計」は必須です。
僕はこれを使っています。


最後に「食べたもの(食事)」

栄養が偏っているとパフォーマンスは確実に落ちます。
シリアスランナーになればなるほどその傾向はあると思います。

先にあげた例のように「〇〇を食べたらカラダの数値がこうなる」ということを把握しておきたい方はぜひ記録しましょう。
僕も毎日食事と間食した時の内容を記録しています。

ただ、細かく記録しすぎると続かないので、「メニュー」だけ記録するのがオススメです。

ちなみに、ダイエットにもこれは有効な方法と言われています。
「レコーディングダイエット」ってやつですね。
栄養補助食品を使ってダイエットを指導したことがありますが、これができない方は失敗することが多いです。


■まとめ

時代はビックデータを活用する時代になっており、それは個人にもいえることです。
感覚を信じることも大事ですが、時代はデータを使って物事を客観的にみることを求めています。
最初はデータが少なく、分析のしようが無いはずです。
しかしコツコツとためておけば、そのデータは「お宝」になります。

伸び悩んでいる方はぜひ「練習日誌」をつけてみてください。

また、SNSを練習日誌の代わりにするのもいい方法です。
僕もインスタグラム を活用しています。
「いいね」がつくとモチベーションが上がって次の練習もがんばれますよ。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。