マガジンのカバー画像

アはアーケードのア

43
あいうえお順に1タイトル選んでレトロアーケードゲームの思い出を語ります。気長に継続中。途中からあいうえお順に合わせるのを諦めました。
運営しているクリエイター

#タイトー

アはアーケードのア 第41回『レインボーアイランド』(1988年/タイトー)

アはアーケードのア 第41回『レインボーアイランド』(1988年/タイトー)

ゲームバランスを壊すほどのパワーアップについて改めて考えてみる

アーケードアーカイブス版『レインボーアイランド』が発売されました。同ゲームについて少し語ってみたいと思います。

『レインボーアイランド』は当時クリアもした大好きなゲームという大前提で、全要素を把握して後半へ進むとどんどん大味になってしまう(なり過ぎる)ところはどうなんだろうともずっと思ってたのですが(とくにウィングはゲームを壊して

もっとみる

アはアーケードのア 第33回『スペースシーカー』(1981年/タイトー)

異なる3つの遊びが盛り込まれたゲーム 『スペースシーカー』は、タイトーから1981年に発売された、3つのまったく異なるシーンから成る戦略(?)シューティングゲームです。

 プレイヤーは、ステージ選択のためのマップ(リアルタイム性がある)と、横スクロールのシューティングと、コクピットビューのシューティングを楽しむことができます。

 当時も思ったし、今も印象は変わらないのですが、ゲームとしては粗い

もっとみる
アはアーケードのア 第32回『ファイティングホーク』(1989年/タイトー)

アはアーケードのア 第32回『ファイティングホーク』(1989年/タイトー)

そのゲームには任意横スクロールがない 当時あまり遊んでなかった『ファイティングホーク』をアーケードアーカイブスで購入し、久しぶりにしばらく遊んでみました。

 タイトーの『ファイティングホーク』といえば、東亜プランの一連の縦スクロールシューティングをベースとしたシステムが採用されているといって差し支えないと思うのですが、両者の大きな違いの一つが“任意横スクロール”の有無ですね。

 東亜プランのシ

もっとみる

アはアーケードのア 第31回『フェニックス』(1980年/タイトー)

シールドが何度でも使えるシューティング 『フェニックス』はタイトーが販売した固定画面型のシューティングゲームです。

 ぼくはこのゲームが大好きでした。いろいろ良いところがあって、敵の動きの緩急が大きく、狙い撃つ楽しさがある、破壊演出が独特で重みと壮快さがある、無敵シールドが使い放題、そしてボス戦のおもしろさ等々。

 敵の動きの緩急については、とくにザコの急激な低⇔高速の動きの変化だったり、短時

もっとみる

『アはアーケードのア』 第17回『ちゃっくんぽっぷ』(1984年タイトー)

“蟻の巣のような迷路”と“爆弾”と“愛(?)”のゲーム幽閉されたハートを取りもどすため、敵もんすたの巣窟にちゃっくんが潜る。天井への張り付き移動をうまく使い、爆弾を左右に転がして敵をやっつけ、ハートが閉じ込められた檻を破壊し、脱出せよ。それが、迷路アクションゲーム『ちゃっくんぽっぷ』です。ぼくの大好きなゲームです。

 『ちゃっくんぽっぷ』の見た目の大きな特徴は、その蟻の巣のようなマップです。迷路

もっとみる
『アはアーケードのア』 第5回『オメガファイター』(1989年UPL)

『アはアーケードのア』 第5回『オメガファイター』(1989年UPL)

伝説のゲームデザイナー“MTJ”の移籍後第一作 『オメガファイター』は、MTJこと三辻富貴朗(みつじ ふきお)さんがディレクターを務められた、独特のパワーアップシステムを持つ縦スクロールシューティングゲームです。

 三辻さんは『ハレーズコメット』『スーパーデッドヒート』『バブルボブル』『レインボーアイランド』『ヴォルフィード』『サイバリオン』『マジカルパズルポピルズ』など数々のユニークな作品を世

もっとみる