矛盾の上に咲く人達

人生を生きるうえでほとんどの人が「矛盾」を感じて生きている。もしくは「矛盾」だと気づいていないふりをして生きていると思う。
その矛盾について今回は少しだけ考えてみた。

なぜ世の中に間違ったことをやり続ける人が減らないのか。
なぜ人は正論とは違うことをやってしまうのか。
なぜ違うと分かっていても行動を変えられないのか。

なぜだろうか??

まず、人はそんなに強くないという事実がある。
強くないというよりも「人間は弱い生き物」だということ。
だから間違ったことを長年やり続けたという事実を受け止められない。自分が行ってきたことよりも効率がいいことがあっても行ってきた時間が長ければ長いほど受け入れられない。
そしてそれを知った時に変えたとしたら、これからのその作業や仕事をおこなっていく人たちが楽をすることが受け入れられない。

それが日本人の正確なのだろう。私も今まで正解だと思ったことが違うと分かってもやはり受け入れづらい。受け入れてしまったら今まで費やした時間が無駄になってしまうからだ。
しかしこの事実を受け入れられたので以前よりは受け入れられるようになった気がする。過去の行動は変えられないが今からは変えられる。むしろ今気づけて良かったと考えるようにしている。

自分が高校球児で高校三年生まで坊主だったのに高校三年生になったとたんに坊主じゃなくても大丈夫になったら受け入れられるだろうか。こんなことですら嫉妬や恨みや妬みが発生してしまう。
それくらい時間を使うということは大切なことだということに無意識では気づいている。

そして人が動くときとはなんだろう。
絶対に自分がプラスになることでしか動かないのだろうか。
・・・少しニュアンスが違う。
プラスになることですら動かないのだろう。なるべく今出来上がっている環境から変化させたくない。
この言葉が一番しっくりくるかもしれない。

【今出来上がっている環境を変えたくないだけなのだろう】

だから頭では矛盾しているとわかっていても間違った行動をし続ける。もし受け入れて行動を変えてしまえば周りの人たちに何を言われるかわからないだろう。
もしかしたら信用すら失ってしまうかもしれないと考えるだろう。
このような経営者や上司がいたら距離を取ったほうがいい。その考えや行動自体が会社や企業を良い方向にはもっていかない。先行きがないと思う。

何年も同じ思考や同じ行動をおこなっていることに疑問すら持っていないのだろう。客観的に考えてこんな人を信用できるだろうか。
私は信用できない。分かりやすい例えをすると、学生と社会人では行動が違う。なぜかと考えたときに単純に成長しているからではないだろうか。部長になりたての人と部長を20年もやっている人とで行動が同じなわけない。
起業したての時と何十社も抱えているようになった起業家の思想が同じわけない。

【思考や行動が変わらない人は成長していない】

この言葉に尽きるのではないだろうか。成長していないということは勉強をしていないということ。私だって起業して数年経ち起業したころと考え方も行動も変わった。言うならば半年前、いや先月と変わったと思う。

余談になるが、付き合う人が数年前から変わっていない人も注意が必要だ。その人たちは成長していないのだろう。しかしその付き合っている人との成長スピードが同じであれば問題ないが成長スピードが違うのであれば付き合うことに違和感を覚えるだろう。違和感を覚えたら離れることをおススメする。

学生までが勉強ではない。学生の勉強は基礎に過ぎない。
社会人になってからが初めて勉強なのだ。
もしこの投稿を見て少しでも勉強しようと思ってくれたのであれば、とても嬉しい。

この記事を書きながら改めて勉強しようと思った、まつでした。またね。

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