堀江貴文さんの「99%の人が気づいていないお金の正体」を読んでみた

相変わらず冒頭から私を超える暴言(厳密には暴言ではないがストレート過ぎて知識のない人には暴言として聞こえてしまう言葉)しか吐かない堀江さん・・・ありがとーございます。その言葉で私より上がいると思えますww

結論から言うと【お金=信用】という言葉で全ての説明がつく。前半はお金とは何かを歴史や地域の出来事を交えながらわかりやすく書いていてとてもわかり易い。
キーワードは「ジンバブエドル」

続いて日本人が持つお金のイメージや常識がどれだけ誤っているかを様々な具体例をあげながら分かりやすく書いてある章にはいる。その中でも私がとても共感きたのが「格差は絶対悪じゃない」
どれだけ能力がない人や努力をしていない人でも同じような評価をすることを肯定する日本人の価値観を私はどれだけ疑ったことだろうか。だから日本が競争を忘れて先進国と言われなくなったのだろう。気づいているだろうか。日本が先進国ではなくなっていることに・・・。
そして話は会社や制度、税金、国なんかの話に発展していく。私が率直に感じたものは日本という国は一定の立場の人が楽できる環境を作ってしまっているのではないかということだ。しかし間違いなく競争が起こったほうがすべてのことがうまくいくし、技術やサービスの向上で利用する方が納得するようなものになると思う。
さらに伝えさせて頂くと世の中に対して批判を言ったり、不満を持つ人や能力がない人を守る発言や行動を取る人ってどれだけ自分が生きている世界が狭いのだろうと考えてしまう。
能力がないのであれば学べばいいし、給料が安ければ転職するなり副業すればいい。この発言に関しては堀江さんと同感でしかない。ちなみにお伝えしておくが私はホリエモン信者ではない。誰が言ったかなんて関係なく何を言っているか何を伝えたいかに耳を傾けるべきなのだ。

次に相手に何かを伝えたりするときに必要なこと、それはハードルをなるべく下げるということ。世の中の人は知らず知らずのうちに拒絶反応を起こしてしまっている。どれだけ正論や正解を伝えようが世の中に広まることはない。広めるまでには大多数に受け入れてもらうしかないのだ。
その例えが「19技術革新」にスマートフォンの例えとして書かれていて今までのお金の稼ぎ方すら変化してきていることが書かれている。

「25合法カジノ」ではカジノのお金の動きについて紹介されているが世の中のビジネスにおいての考えもこの話が参考になるのではないだろうか。
簡単に言うとVIP数%がカジノの売上で、その他の客の売上はトントンもしくは赤字であるというもの。かといって一般客を集めないことにはカジノの名前が広まらないのでやはりどちらも大切である。人間の習性で人が集まるところに人が集まるのだ。しかし人を集めるというのはものすごく労力が必要。

最後の章にはいると一見お金と全く関係ないようなタイトルが並ぶ。しかし本質とは何かを考えてみるがうまい言葉が出てこない。
お金とは何か?お金は必要なのだろうか?お金に支配されていないか?お金があれば幸せになれるのだろうか?お金は何かをはかる物差しなのだろうか?お金があればやってもらえるのか?
正直、答えなんてわからない。
だが一つだけ言えるとすれば、私を含め世の中の人はお金に執着し過ぎなのではないだろうか。

そして逆にお金がなくなってしまったらどうなるのだろうか。
その答えこそがこれからの時代を生きていく武器になっていくのかもしれない・・・。
報酬には大きく分けて3種類あり、「金融資本」「人的資本」「社会的資本」がある。金融資本にしか求めていないだろうか。
求めているからこそお金に縛られてしまう。
そのうち「金融資本」「人的資本」「社会的資本」についてもまとめようと思う。


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