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防塵(ぼうじん)マスクとは⁉︎アスベスト問題を知る

今日から「マスク着用の指針」により、着用するかしないかは個人の判断に委ねるとのこと。国が決めた指針にはモヤモヤしている方も多いのではないでしょうか。メディアが必要以上に騒ぎたてないことを願うばかりです。

さて、私は不動産/建設・リフォーム業界に長年従事してきたためか、マスクの話題になるとどうしても防塵(ぼうじん)マスクを連想してしまう。

実はわりと最近の話しだが、アスベスト問題において令和3年5月17日最高裁判所の判決が出ました。「国が、防塵(ぼうじん)マスクの着用義務付けなど適切な規制権限の行使を怠った」として国の責任を認めたという内容。
※一部建材メーカーの責任が認められている。

●アスベスト問題とは?
過去、学校施設などに「吹きつけアスベスト」が使われてきたことも問題視されてきたが、実は年代や素材などによって一般住宅の屋根材などにも使用されてきました。

〜現状と今後について〜
●不動産取引(中古物件など)を検討中の方
現状「アスベストの調査の結果が記録されているときはその内容」を重要事項説明に追加するものとされている。
しかし、調査をおこなうことを義務としているわけではないため注意が必要。
※建物の売買または賃貸借の媒介等が対象。

●リフォーム工事を検討中の方
2022年4月〜アスベスト法改正により「アスベスト事前調査結果の報告が義務化」されました。工事会社だけでなく、施主自身も情報や知識が必要です。
理由は、以下について想定できるからです。
→工事業者から必要書類の依頼を受けること
→工事代金に反映されること
→業者の知識の有無について見極めが必要
→将来、自宅を売却する時のことも想定しアスベストの有無の把握や工事履歴の必要性など

塗装工事を検討中の方で、建築施工時期が2006年以前の場合は注意が必要。

〜まとめ〜
国は、空き家対策など中古不動産の利活用にたいしてチカラを入れています。それを見越して不動産業界やリフォーム業界もビジネスチャンスと捉えている企業も多いでしょう。
しかし、国が動く→法改正も繰り返していくことは想定できる。常に情報を取ることも必要。

不動産業界に勤めている方は建設・リフォームの知識が必要となり、逆に建設・リフォーム業界の方は将来の不動産取引も想定した上での知識や提案力も必要になってくるでしょう。
顧客に寄り添い入口→出口までをイメージすることで信頼関係を構築し、顧客側も依頼する相手を見極める力を持つことが重要。
すでに、総合プロデュースを出来る人材が求められる時代に入ったのではないでしょうか。

アスベストの問題から話しは逸れてしまうが、たとえば、老後の生活を見越してのバリアフリー工事をおこなう者とケアマネジャーなど福祉関係者との連携強化、または相続対策や不動産の活用または処分方法など各専門家の連携はますます重要になってくるでしょう。
なにより、老後のライフスタイルを一緒に考えてくれるプロフェッショナルが増えていくことが、少子高齢化社会には必要なことでもあり、さらには企業の生き残りにもかかわってくるだろうと思っている。

引き続き、住宅業界の現場視点で書いていきます。

〜~ 企業情報 ~~
社名:株式会社bluebird
住所:東京都立川市若葉町1-17-1
メール: susaki@bluebird-akiya.com

築56年の空き家・空き店舗を職人と一緒になって作り上げたオフィス兼アトリエ。
画家の妻と夫婦でシェアをしています。

<業務内容>
⚫︎古家、自宅・土地の査定
⚫︎空き家、自宅、実家の売却や住み替え
⚫︎介護保険を活用したバリアフリー工事の相談/住宅改修工事
⚫︎リフォーム工事(省エネ対応、増改築など)
⚫︎屋根・外壁塗装、防水工事など
⚫︎相続対策、老後生活プランの相談
⚫︎生前整理、遺品整理、建物解体工事、庭木剪定などの相談、見積もり
⚫︎不動産、リフォーム、工事トラブルや境界問題など、住まいに関する相談業務全般

<エリア>
東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県(応相談)
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