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〜民泊〜 いよいよ本格始動か⁈

先日、国土交通省より民泊物件を管理する事業者について定めた時間の講座や講義を受ければ参入を認めるという新制度の概要をまとめた(2023年度中の運用開始を目指す)との記事を目にしました。
政府はインバウンド需要を取り込みたい。とくに地方への経済効果を見越しての考えだということもよく伝わってくる。
新規参入の要件緩和をしていくという話し。

さて、数年前の話しではあるが民泊は住宅業界の黒船となるか、などとも言われたairbnbやインド発のOYOが日本市場に進出してきました。当時、私は各社の担当者ともよく打ち合わせをしていたので見解を書いてみます。

私は行政の見解や対応は?などのリサーチも兼ねて管轄行政機関にも出向いた。
しかし、当時は行政側もまだ手探り状態という回答しか得られず。とくに、日本の住宅事情から見た近隣トラブルは大丈夫か?という点についてはとても気になっていました。
●日本人は周りへの配慮や気配りを重んじているが海外のかたはどうだろうか?
●事業をおこなう為の要件は厳しいのではないか(とくに住宅密集地の首都圏)

ビジネスに係わる話しなど詳細は避けますが、私が感じていたことを中心に書きます。
〜Airbnbについて〜
大家さんと直接交渉したい。
いわゆるサブリースしホスト(貸し手)として新規参入を考えるかたが増えた時期でもあった。しかし、業界未経験の若い方も多く「御社がお付き合いしている賃貸オーナーへ繋げてほしい」という内容。新しいビジネスに乗っかりたいとの気持ちはよく伝わってきたが、管理会社の日々の労力についてはあまり気にされておらずといった印象が残っている。

〜インド発OYOについて〜
Yahoo!も出資しているような話しだったかと思うが、組織化され担当者も業界経験者であったため長い時間意見交換をした記憶がある。
要件をクリアしている物件をサブリースしたいとの話しだが、まずは賃貸オーナーに安心してもらえるようブランディングから〜なんてやり取りしていた。
しかし、約2年ほどで賃貸事業撤退のニュースが流れていたので、やはり管理会社や賃貸オーナーに受け入れてもらうのが難しかったのだろうと思う。

▪️実情について
お付き合いのある賃貸オーナーや不動産会社から、まずは「トライしてみる」との話しを聞いたので実情を教えてもらうことに…

結論は、
数件対応したが撤退するとのこと。

「理由」
・ベッドメイキングや清掃などの負担が大きい
※とくに、本業と並行しながらだとスケジュール管理が大変だったようです。
・退出後、部屋の中は散々たるものに。弁償してもらおうとしたが海外に逃げられてしまった
※まさか自分がやられるとはと思わなかったと
・管理会社へのクレームが増えた
※想定していた通りだが、一般の賃貸入居者からしたら不安になるだろう
・180日ルール(民泊新法)により、収支を合わせにくい
※毎月の借入返済を考えたと


〜まとめ〜
たびたび、京都など外国人旅行者のモラルの問題を取り上げるニュースを目にする。ルールを厳しくすることで日本は楽しめないと思われてもと…難しい問題ですよね(´・_・`)
地方の空き家など活用できれば住宅密集度合いも低く、近隣トラブルよりも雇用の創出や経済効果というメリットが上回るだろうとの考えは読み取れます。しかし、人の目に触れづらいということは犯罪増加の危険性も孕んでいることだと思う。

マイナス面ばかり気になっていては何も進みませんが、各業界との連携を強化しより良い形になっていけば良いですね♪
・不動産業(国土交通省)
・旅行業(国土交通省 観光庁)
・旅館業(厚生労働省)
行政間の連携も必須でしょう!

最後に余談ですが、私には高校生の娘がおり沖縄へ修学旅行に行ってきました。
修学旅行費用が想定額より安く思わずなんで?と聞いたところ、時期もあったが民泊を活用したとのこと。
古い大きな一軒家で「古くて〇〇だったよ」とここでは書けない話しも聞きましたが、オーナーがとても親切な方で、皆んなでワイワイ出来たから楽しかったと(*^o^*)
沖縄修学旅行と聞いた時から請求額を見るまでビクビクしていたわたし…
思わず、企画してくれた先生と旅行会社にありがとう❗️と
地方の空き家(空室)を修学旅行などに活用することが増えたら、親の負担軽減にも繋がりますよね!しかも、貸す側も安心感があって良いのではないかと思いましたが皆さんはいかがでしょうか(*^^*)

WBC日本が優勝しましたね!!
大谷選手で最後締めるなんて、栗山監督素晴らしい^_^日本おめでとう🎊🎊

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