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〜貸店舗探しにポータルサイトを活用する⁈〜

空き家と一言でいっても「空き店舗」をイメージする方は、それほど多くはないでしょう。

街中を少し歩けば、「テナント募集」といった看板を目にすることも増えたように思う。
古くからある商店街では「住居兼店舗」も多く、少子高齢化の問題からくる「空き家」として同様に対策をしていくべきではないか。

今回は、「事業用賃貸物件」の探し方について書いていきます。

〜物件探しを依頼された時の行動パターン〜

⚫︎レインズを検索
→不動産業者間の情報サイト

⚫︎スーモ、ホームズ、アットホームなどを中心にポータルサイトを検索
→依頼を受けた時点で、お客様は既に検索していると想定しながら情報収集

⚫︎貸店舗、貸事務所に特化したポータルサイトを検索

⚫︎知り合いの不動産会社や、希望されているエリアと近い不動産会社に物件情報を確認する

⚫︎希望されているエリアへ直接足を運び、近隣を歩く
→現地の「管理物件」という看板をチェックするためだが、看板が出ていない場合には住所確認+写真を撮っておく

業界内において、一般的な流れと言いたいところだが、実際のところは担当者次第ではないかと思っている。

〜「現状」と「対策」について〜
「現状」
居住用賃貸物件と比べて、ポータルサイトへの掲載数が少ないのはあきらかだが、そもそも掲載率が低いと感じている。

・レインズ登録なし
・大手ポータルサイトへの掲載なし
・ビル名(マンション名)検索でヒットせず
・エリア名×キーワード検索でヒットせず
・管理会社の自社HP掲載なし

この時点で、世の中には出ていないに等しいと思うのだが、貸主である大家さんはチェックされているだろうか、、
現地看板の管理会社へ連絡すると「紹介できません」といわれるケースも未だにある。

↓              ↓

「対策」
地元の不動産会社(管理会社)へ、直接足を運ぶことが1番でしょう。
しかも、数社は訪問した方が良いと思う。

残念ながら、インターネットを駆使してということに追いついていない会社が未だに多い業界なので、ローラー作戦は必要でしょう。

地元不動産会社を訪問する際のポイントだが、駐車場管理の看板によく出てくる会社は、地主さんとの繋がりが濃い傾向がある。
さらに、インターネット上に掲載されていない物件に出会えるかもしれない。
よくいえば「未公開物件」だ、、

・注意点
→用途(どのように利用するのか)
→資金計画(説明出来るようにしておく)
一般的な居住用賃貸と違い、審査も厳しくなるので、具体的な説明を求められることを想定しておくべきでしょう。


〜まとめ〜
空き店舗などを見るたびに、インターネット上への掲載は最低限やるべき業務となっていってほしいと思っています。
確かに、掲載するための作業や問い合わせ対応に手間がかかるのはわかる。

しかし、、、

<消費者(借主)のニーズは多様化している>
・テレワーク
・副業
・フリーランス
・独立、開業      など

様々なニーズがあるにもかかわらず、消費者(借主)側としたら、貸店舗や貸事務所はとても探しづらい状況ではないだろうか。

貸主の意向で、インターネット上の掲載は控えてほしいというケースも中にはあるが、同じ物件を数社から掲載されていたり、さらには掲載会社によって詳細情報がバラバラで、何処の情報が正しいの?といった感じではないでしょうか。
しかも、掲載数も少ない、、、

ベンチャー企業が、空き家や空き店舗の利活用にチカラを入れてきているので期待しよう^_^

<大家さんへ向けた話し>
入居者が入らないと悩んでいる大家さんがいたとしたら、まずはパソコンやスマートフォンで自身の物件が消費者の目に触れられているのか、確認してみてはいかがでしょうか。
もしも、インターネット上に掲載されていなければ、不動産会社に相談することです。

大手ポータルサイトのホームズ・スーモ・アットホーム3社のうち、いずれかには掲載をしてほしいといった形で相談してみると伝わりやすいかもしれません。
※知名度だけでなくSEOの観点からも、大手3社は堅いです。

掲載することが厳しいと言われたら、「レインズ登録の際に<インターネット広告掲載OK>としてください」と伝えてみるのも良いと思う。
不動産会社としてはポータルサイトの掲載料負担があるため、自社では先行投資が難しいと判断された場合には、他社に協力を仰いでくださいといった流れです。

<最後に>
最近では若い世代でも、空き家・空き店舗を活用した不動産投資に興味を持ち、大家さんになるといった方が増えているので「大家さん目線」も交えつつ、ポータルサイトを活用することの遅れや課題点・対策について書いてみました。

書ききれないことも多々ありましたが、、
住宅業界の現場目線で、引き続き書いていきたいと思います♪

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