2つの日本代表🇯🇵

世界中のサッカーファンを驚かせたドイツ戦での勝利に続き、劇的な逆転勝ちで強豪スペインに打ち勝ったサッカー⚽日本代表 。🏆🏆🏆
　日本では早朝にも関わらず多くの人がＴＶ中継を視聴していたようです。
 
　さて、今回のＷ杯中継で繰り返し放送されているのが積極的に新興国のインフラビジネスを行なうクボタのＣＭ。
　昨年の東京五輪中継の際に繰り返し流れた、年老いた祖父の畑を自動農機によって守ろうとする技術者(孫娘)のストーリーと同様、ナラティブな映像です。

灼熱の砂漠に囲まれた中東・カタールの「水」を支える TV-CM『Making a River.』篇 11/22(火)オンエア開始

　今回の題材となっているのは、同社が実際に施工したカタールの「上水道メガリザーバープロジェクト」。東京ドーム約8杯分の水を貯水するための24個の巨大貯水池と全長約480kmの送水管、そして水を送るポンプ場を新設するという国家戦略プロジェクトです。

　映像では、現地の人が不可能と考えるような壮大なプロジェクトを、世界中から集まった技術者が現地の人たちと手を携えて施工し、「コップの水を飲む」という新たな世界観をカタールにもたらす、という物語が15秒という限られた“尺”のなかで１秒も無駄に使うことなく描写されます。

　Ｗ杯中継はもちろん国内向け。内容的に国内市場で販売されている製品やサービスをアピールするものではないため、このＣＭは誰に向けたものかと考えると、直接的には「人材採用(採用PR)」ということなのかも知れません。

　しかしそんな商業的な思惑を微塵も感じさせないほど美しい映像によって、我が国を代表して戦う選手の姿と日本を代表するインフラ企業がよりよい世界を作るために奮闘する姿とが見事にリンクし、日本代表チームの躍進と日本企業のグローバルな活動を通して日本人であることの誇りを改めて感じさせてくれます。