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武漢コロナ映画 中国医生をみてみた

こんにちは

7月9日より中国でロードショーが始まった映画
「中国医生」を見に行った。

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まだ世界では納まりを見せないコロナ。中国でもまだ少ないが感染者は存在している。しかし区切りとして2020年9月に終息宣言をしている。

中国累計で
119294人の感染者と5588人の死亡者が
報告されている。
中国本土の統計には台湾も含まれている。
台湾は死者740人いる。
中国大陸本土では武漢のある
河北省の4512人に次いで多い死者数になる。
続いて香港の212人。
次は河南省の22人まで下がる。
続いて東北の黒竜江省の13人

北京9人
広東8人
上海7人

と続く
数字は2021年7月11日現在

まだ完全に終息しているわけではないが、上海での生活はいたって普通に戻りコロナを忘れて行く暮らしに戻っている。しかし鎖国している状態と、ウイルス感染への対策は進みワクチン、健康コードなどの管理体制も日常化して整備も着々と整っていく。特に店の自粛や酒類の禁止はない。

普通に飲食はコロナ前と変わらない。
隔て板もない。集団でワイワイしている。

そして、この段階で映画の公開が始まる。

1年半前の出来事をなぞりつつ改めて
何が起きていたかを再現した映画。

もちろん演出はかなりあるが登場人物の設定は実在数する人を参考に構成されている。

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武漢の観光シンボルでもある三国志の孫堅が
基礎を建てたという黄閣楼
映画に出演する役者は有名どころらしい。

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武漢で初めにコロナ感染者が見つかつた
病院を舞台に物語が始まる

武漢金銀譚医院 実在する医院長を中心に繰り広げられる戦いの記録を映画としているので、病院内で起きていた出来事。患者の物語、医療従事者の物語。日常が非日常へと変わる武漢。市民の生活は一変する。

1千万人規模の大都市の封鎖で混乱する市民 次々に物資はなくなり、病院に駆け込む人々。2020年1月から2月の話を中心に描かれている

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この武漢金銀譚医院は 初めにウイルスが見つかつた事もあり、院長の判断でコロナ患者を専門に受け入れる方針に切り替える。

その時に医者は反対するものも出る。しかし戦う医者も多く院長の意志を尊重しコロナ専門病院へと変わる。映画では描かれていないが、現実では、多くの有能な医者もコロナで命を落としている。

それは映画を見なくても多くの人が知っている事実でもある。後に院長は批判も受ける事にもなる。

当初の想定以上にコロナ患者が一気に溢れたため、この病院だけでは対応できず、次々とコロナ病院へと切り替わり増える。

しかしそれでも追いつかない。
国は急遽、仮設病棟を建設する事を決める。

これが有名な10日で
東京ドームの半分の面積程もある「火神山医院」1000床規模の臨時とは言え10日で建設してしまう。このスピードと建築は世界を驚かせた。
そして多くの患者を受け入れた。

実は仮設病院は武漢だけじゃない。
上海でも備える為に後に立てられていたのだ。
使われる事なく解体となったが、
この準備には関心する

そして4月8日に武漢の病院では感染者が止まり回復へと向かいだし病院的には勝利した事になり、
全国から集められた医療従事者は解放され
地元へもどった。

実は上海でも多くの看護婦や医者が
武漢へ派遣されている。
妻の知りあいの看護婦も武漢へ派遣された。

当時、武漢へ行く医療従事者は
戦地に行くような状況だった。

都市封鎖しウイルスが
蔓延しているかもしれない地に

家族や両親を置いて一人向かう

ひょっとしたら生きて戻って来れないかもしれない

そんな話が上海でも武漢行きの知らせが来た
医療従事者には、ささやかれていた。

しかし拒否は基本できない

拒否した場合は免許剥奪、もう同業の同じ地位で働く事が
できないというのが暗黙のルールで言われていた。

家族の為に職を辞めて武漢に入らない
選択をする人もいた。

しかし武漢に向かう医療従事者をたたえる
TVやCMや宣伝は沢山あり

人民の応援を背負い、国の運命を背負い
彼らの使命として皆泣きながら地元を離れ
武漢へ向かった。

そんな ドラマも国内では沢山おきていた。

そして無事に戻って来たリーダー各の人は階級により高額なボーナスが支払われた金額は色々あるが武漢に行った看護婦の知り合いの人は日本円にして1000万円以上のボーナスが支給されているから驚く

映画じゃなくても本当のドキュメンタリーは何本もnetで転がっているが映画として残す事でまた振り返り見る人もいると思う。

個人的には全く縁がないわけじゃないだけに
見ていて参考になったし近年の中国映画も映像技術のクオリティーは高いし展開もテンポも上手く作られている。映画館ですすり泣く人も多かったし楽しめたんじゃないかなと思う映画でした。
評価は9.5と高評価です

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でも世界ではまだまだ終息していない。

またこの映画が記録として世界で公開される日が来るといいなと思う。英語の字幕も出てるので海外で公開されるかもしれませんね。

※この映画はコロナの発祥がとか・・・そんな政治的な事を描いてません。
あくまで病院で戦う医者と患者の実在した人物のドラマに映画的な演出を入れた作品です。現実はもっと悲惨でしたけど・・・あくまで映画ですね

後に、この病院の院長は 国家主席に招待され表彰を受けてます

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中国つて面白い!


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