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事務職と管理職とIT - #12 これで問題解決!?魔法のアイテム

この記事はシステム導入により問題解決を狙っている中小企業の方々にお伝えしたい内容です。
システム担当の方に押さえていただきたい取り組みのあり方です。

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1.問題の本質と向き合う

会社でお仕事をしていますといろんな問題が発生します。テレビCMでは「企業の問題は○○で解決!」みたいな文句でいろんなシステムソフトを宣伝しています。

システムを購入すると本当に問題は解決するのでしょうか。
答えは「NO」です。
購入するだけで問題解決になる魔法のようなアイテムはありません。
それはどういう事かというお話です。

問題が発生すると真っ先に「何かで解決できないか」と考えること=『何かに頼る事』は問題の本質と向き合っていません。

問題が発生した場合、「どうやって解決するか」と考えるのが必然です。その解決手段の選択肢としてシステムがあるだけなのです。

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2.買うことは解決ではない

システムは問題解決をしてくれる魔法のアイテムではありません。仮に導入したとしても使いこなすのは自分たちです。肝心の問題点がクリアされるような使い方をしなければ、どんなに良いシステムでも持ち腐れてしまいます。

反対に、問題点さえクリアできればどんな安いシステムでも、エクセルでも、手作業でも、ちょっとしたルール変更でも人事異動でもなんだっていいのです。
システムを購入する前に自分たちでできる範囲で問題解決に取り組むべきなんです。

「手作業で問題クリアしたけど大変!」だったらその部分をシステム化するべきなんです。

自分たちで問題解決に向き合わずに、「システムで解決するだろうと」考え、問題点が見えていなければ何をしても同じです。

だから、なんとなく評判の良い「良さそうな」システムでは役に立ちません。それをさらに、金額で選んでいては絶対に活かせません。

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3.目的がない買い物はダメ

例えば、自分で車を買うとしますね。
単純に評判のいい車の中から安いモノを選びますか?
実際にはレジャーや通勤など自分の目的があって、試乗したり、評判も聞いたり、自分に合った車を選ぶはずです。

「目的」=”問題点をクリアする”なはずです。

目的がない買い物はムダです。
これまでシステムを購入して問題解決をしようとされる方が実際何人もいました。システムを購入する事が目的になっている方です。手段が目的になっているわかりやすい例です。

買うのが仕事だと勘違いしている管理職の方!その考え方がすでに問題であり、”原因”を作っていませんか!?

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まとめ

問題解決のためにシステムを購入する事は目的ではなく手段です。
何が問題なのか?しっかりと見極めてください。
それはシステムでなければ解決しませんか?システムのどの部分が解決してくれますか?自分たちでやれる事はやりましたか?
問題と向き合わなければ何をしたってムダなので心して問題解決に臨んでください。

当然ですがシステムは導入してからがスタートです。“購入”がゴールではありません。だってまだ成果が得られていませんから。
成果が得られるように購入後は運用ルールをつくり、監視して、システムと一緒に自分たちも成長してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。

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