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時間の経過・変化・進化を楽しむ ~Japan Mobility Showにて ~

Japan mobility show (旧東京モーターショー)に行ってきた。

自分自身が関連する企業に所属しているというのもあるが、それ以上に移動の未来がどのように変化するのか興味があったため。

今回は車やバス・トラックだけでなく、移動のための乗り物や技術関連が様々集まるということで、コンセプトがより広がった。

というのも自分が生まれたころの移動手段が、今ではもはや古いものになり、どんどん新しい乗り物が生まれてきているのは明らか。

その変化を感じると、あと30年経つとどこまで乗り物が進化することが可能なのかという事についても気になる所。

さらに背景や関連する知識を持ったうえで各メーカーが持つビジョン、そしてコンセプトが明確になるという意味でも、今回のmobility showはとてもわかりやすい。

今までは目的を持たずになんとなくパンフレットをもらって終了であったが、今回は折角なので目的をしっかりと決めて向かうことに。

目的は各メーカーのコア技術の見極めと未来のビジョンを見極めることについて。





行ってみて改めて感じたのは、各社が得意分野を出して、それぞれの独自色を強めて行っているということ。

完成車メーカーの中でも、とことん技術寄りなところもあれば、人と移動の関係性としての考え、そして空間や楽しみなど、全く異なる。

何となく感じたのは各メーカーの印象とキーワードは以下。

〇NISSAN
・電気自動車への完全シフト
・移動空間としての車
・未来感
・快適さ

〇BMW
・燃料電池
・力強さ、ごつさ
・力と高級感の組み合わせ

〇MITSUBISHI
・冒険との組み合わせ
・冒険の一部としてのモビリティ

〇BYD
・電気自動車とバッテリー技術
・IT,自動車、新エネルギー、都市モビリティの複合分野
・メイドインチャイナの未来

〇YAMAHA
・発動機と楽器のコラボレーション
・転ばないバイク
・人の足りないあと一歩を助ける技術
・生きている実感を感じさせる

〇SUZUKI
・明るい
・ワクワク

〇レクサス
・ART
・美
・高級感

〇HONDA
・空という圧倒的な強み
・ホンダジェット
・あたらしい乗り物
・How we move you
・SONYとタッグしたAFEELA

〇Kawasaki
・伝統
・電動バイク

〇スバル
・どこよりも安全に
・環境と共に

〇Mazda
・走る楽しみ
・シャープなイメージ

〇ベンツ
・おしゃれ

〇トヨタ
・宇宙
・車の未来を共に創り出す
・都市と移動手段
・Freedom to ○○

ここまで目指すものや力の入れ方がメーカーで異なり、それぞれ独自性が花開くとなると、どのメーカーもそれぞれ描く未来にある程度向かっていけるように感じる。

それは周りの評価を気にせず、自分たちがやりたいこと、共に顧客とともに作り上げたい未来というものが伝わる良い場であるように感じた。

そして部品メーカーについてはそれぞれのコア技術をさらに磨いて、どのような時代でも応用対応していくように準備を進めていることがよくわかる。

コアとなる技術としてのゴム・電気・セラミック・金属素材等、スペシャリストを極めようとしている。

外からのなんとなくの業績のみではわからない、それぞれが何を目指したいのかという事、やはり現場に行って、直接話を聞くということが出来る機会というのは素晴らしい。

技術について興味を持って話を聞くことが出来るというのもラッキーだが、それ以上に興味を持つこと、未来の移動を考える一員になることが出来ているということはとてもラッキーなこと。

というのも、これからもその技術が発展していく様子を楽しみながら眺められるから。









政治経済でも、モビリティの分野でも、医療の分野でも、何の分野でもいい。

何か興味を持って生きている中でその変化を共に追うことが出来る分野が一つでもあると、時間が経つことはとても楽しみになる。

その変化や進化を知ること、それはとても大きな喜びにつながる。

その変化の中の一部に自分がかかわった何かが少しでも入っているのはとても嬉しいこと。

全く日の当たらない目立たないことであっても、そこに加わる何かをしている人は、その分野の仲間であることには間違いない。

これからの技術進化も楽しみに、モビリティ分野がますます発展するのを楽しんでいきたい。








ありがとうございました。

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