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だます側の思考と技術を、徹底的に学ぶ意義について

詐欺で大金を騙された。

信頼していると思った人から、大きな嘘をつかれたことに後になって気が付いた。

こちらは本気と思っていたのに、信頼していた人に裏切られた。

様々な場面で問題が発生している世の中。

恋愛もどきから振り込め詐欺やネットワークビジネスを通したネズミ溝・ポンジスキーム、他にも様々な手法を通して様々な場面でだましだまされることが横行している。

そしてそのダマしの技術は日々進化していて、より巧妙なスキームが日々生み出され続けている。

取り締まりを厳しくしても、そこから抜け穴となる部分をしっかりと発見されてしまい、さらに未開拓の技術がが法律や倫理の穴を抜けていく。

このように様々な詐欺と言われる手法においても、法律に引っかからないような巧妙な設計が存在する。

そして国や文化によっては、だまされるほうが悪いというのが当たり前の価値観。

ある意味、だましに対する対応はいたちごっこであり、常に何か抜け道が存在しているように感じる。

この抜け道を見つけ出す技術そのものもとてもすごいスキルのように感じるが、個人的にはそのスキルこそより人類のためになる方向に使われてほしい。

このように、数多くの詐欺や罠に対していかに引っかからずに、日々を平穏に過ごせるためにはどうすればいいのか。

それのための方法として、究極のものが存在する。

それは騙そうとする側の思考・技術・その手法の設計を、徹底的に学ぶ事。

特に心理的な面を抽象化して、その技術を学び続けること。

もちろんそれを使うためではなく、自分自身を守り抜くために。




例えば振り込め詐欺に対して、様々な手法があることをメディアが喚起している。

振り込みにもっていくための言葉の手法について、どのように巧みな言葉を用いるのか。

どのような場面でどのようなシチュエーションを演じるのか。

それらに対して、個々の例を示すのはそれはそれでいいかもしれない。

より重要なことは、その技術がどのような学問のどのような理論になるのか。

抽象化したときに、そもそも何が教訓として残っているのかということ。

他にも、自分の大切なものをを売って人に大金を貢いだことが、結果的に騙したとされる側が殺されることが陥ることもあったりする。

最近の事件においても、そのことに対してどちらが良い・悪いということに対して議論が湧きがっている。

騙される側に同情する側と、だます側に同情すること、そもそもだます意図など存在せず、合理性・常識があれば騙す・騙されることがありえなかったなど、色々な意見が自由に存在する。

双方の認識の違いによる悲劇が、様々な場面で起きているように感じるが、そのことに対して何が学べるのかということについてもより深く考えていくべきように感じる。




騙す側の思考をいかにして学ぶことが出来るか。

例えのひとつとして、もし可能ならば「頂き女子」のマニュアルを学ぶのもいいのかもしれない。

そしてそこから心理学的にどのような技術が用いられているのか、そして具体的にどのような設定やセリフがあるのかということを知ることは、大きな対策になる。

他にも闇バイトを活用した振り込め詐欺の手法についても、その技術や仕組みについて内部構造を把握して、抽象化されたものを学びつくすのもいいかもしれない。

ポンジスキームやその他の詐欺含めて、これらは徹底的に人の心理や行動原理・感情をうまく有効活用する。

そして、これらの技術がどのような場面に使われているのかということについても、その技術を知ることによってより認識できる応用範囲を拡大することが出来る。

ある意味でこれらは国・メディア・企業・宗教においても当たり前に用いられている技術。

企業が用いる巧妙なマーケティングスキルにしても、当たり前に用いられている技術。

その技術がにいかに様々な場面で効果性を発揮するのかということかということが、技術を認識できることによってわかるようになってくる。

個人的にはいわゆる「陰謀」とされているモノの多くは、認識されない「行動心理学」をいかに有効活用出来ているか否かということが成功のカギあるようにも感じる。

だからこそ、これらは基本的には目に見えることは無いし、多くの人が盲目のうちに被害に遭う。




あらゆる騙そうとしてくることに対して騙されれないために必要なこと、その一つは「騙しの手法を徹底的に学ぶ」こと。

その対象はありとあらゆるもの。

もちろんその技術を使う事のデメリットしては、多くの物事を疑うようになってしまい、本当に信頼できるというものが少なくなるとおいうこと。

ただ、それ以上に本当に確信を持って信じることが出来る人というものも見つけることが出来る目を養うことができるかもしれない。

そしてもう一つは、「心の余裕を持つ」こと。

切羽詰まった状態においてはそもそも選択肢を選ぶことが出来ず、気が付いたら大いに騙されていることもあるかもしれない。

だからこそ、お金・時間・知識・人間関係含めて、以下に余裕を持った状態を自分自身の中に構築できるか。

立ち止まって考える余裕があることによって、物事の矛盾に気が付くことはより簡単に出来るようになる。

だからこそ、心の余裕はとても大切。

騙す側の思考と手法を習得すること、そして自分の心の余裕を持つこと。

それが出来れば、大抵のものに対しては騙されることはなくなっているに違いない。

自分自身が後になって後悔しないようにすること、そのためにひとつひとつの選択の精度をいかに高められるか。

騙されずに生き残るという面においては、とても重要であるように感じる。



ありがとうございました。

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