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五島列島3回目、何故こうも惹きつけられるのか?自問自答した「有川港」(2024年春夏クルーズ17日目)

2024年6月12日水曜日、「有川港」2日目である。観光(主に世界遺産認定を支える教会巡り)はすでに終えている。それでも来ること3回目、何故だろう。それを自問自答している。今日の行動で解を得た気がする。2日連続で「有川港」にある「エレナ」で地魚の刺身をサクで求め、自艇「HAPPY」内で居酒屋している。今日は「ヒラス(ヒラマサ)の海鮮巻き」と「鯵の握り」、そしてサクで買い求めたヒラスとカンパチの刺身である。たまらない美味しさ、本当に美味しい。2日連続で買い求めた。とにかく五島列島の魚は違う!昨晩も今日も全く同じ、貴重な体験、ここでしか味わえない体験である。鮮度の表現をコリコリ食感一辺倒で表現することは多いが、五島列島の魚はコリコリ食感に旨味、味わいが加わるのだ。

そして、今日から地元の芋焼酎「五島灘」が加わることになった。当地「有川港」から山に向かって歩くこと30分、そこに作り手の「五島灘酒造」の建屋があった。偶然の出会いでもある。

私は焼酎をロックで飲むので、香りとテロワール(独自の味わい)にこだわる。みなさん同様、初めは麦焼酎の誰もが知っている全国ブランド「中々」、そして黒糖焼酎へ進んだ。芋焼酎はその独特な香りが酒飲みの「野暮ったさ」を際だててしまい、代わりに「粋」な感じを消してしまうと感じ、遠ざけていた焼酎である。酒はどこまでも「粋」に飲みたい。それが酒に対する私のこだわりである。つまり明日に後悔を持ち込まない酒だ。 

そんなこともあり、たまたま訪れた芋焼酎の酒蔵には失礼ながらそれほど期待していなかった上に、試飲をお願いした時、その焼酎の瓶の顔(ラベル)を見て、心の中では「キワモノの芋焼酎」が提供されるだろうとさらにたかを括っていたのである。・・・だが結果は全く違った。唸ってしまった。これはジャージ姿でスルメをあてに車座で飲むべきではない酒であった。もちろんこのラベルは車座の宴席にはピッタリのイメージではある。でも私はバカラクラスのウイスキーグラスでお洒落に飲むに堪える「芋焼酎」であると確信した。それで即12本芋焼酎を買い求めた。これは酒を「粋」にのむ仲間に自分の手で配りたい!と思ったからだ。

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