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力の調整ができていますか?

 今回のテーマは「力の調整ができていますか?」です。多くのサッカー少年は、どれだけ遠くにボールを飛ばすことができるかを競ってボールを蹴ったりします。
 しかし、サッカーにおいては、ボールを力いっぱい蹴るのと同じくらいボールを優しく最小限の力でタッチすることが大切だということがわかります。

 自動車の運転免許を取りに行った時に、バイクのレースをしていた教官がいました。その方が「運転で大切な事は、車のできないことを知ること」だと言われました。続けて「車を極限までゆっくり走らせることができる人が、運転が上手い人だよ」と教えてくれました。
 それまで、僕の中では、「より早く車を走らせることができる人」が、運転が上手い人だったのですが、その教官の方が言うには、早く走らせることよりもめちゃくちゃゆっくり走らせることの方が難しいという話でした。

 話をサッカーに戻すと、ボールを触るときに最小限の力でボールに触るということはとても難しいことです。体を速く動かせば動かすほど、力が入れば入るほど、最小限の力でボールを触ることが難しくなります。例えばトラップです。速いパスをピタッと止めるタッチをするのは難しいですよね。スピードに乗った状態でドリブルをしている時を考えてください。全力で走るというのは体に力が入った状態です。この状態で、ボールに優しく触るというのは本当に難しいです。スピードに乗った状態で足元にボールを置いて、細かいタッチができるのは本当に凄いことだと思います。

 ドリブルのスピードを上げれば上げるほど、ボールを離さずにドリブルするのは難しくなりますし、パスのスピードが速くなればなるほど、トラップで足元にボールを収めるのは難しくなります。「微調整」ができる選手は、最小限の力でボールを触れるということですね。力の調整が細かくできるようになると、プレーの幅が広がります。まずは極限まで優しいボールタッチが出来るようにトレーニングしてみてください。

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音声配信:『VORAZ FUTBOL CLUB』 Anchor/Spotify

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VORAZ FUTBOL CLUB(ボラスフットボールクラブ)は、スペイン産ポゼッションフットボールを体現する、滋賀県大津市のサッカークラブです。現在は、日本サッカー協会にチーム登録し、滋賀県・社会人サッカー連盟に加盟しています。活動の場は、主に日本サッカー協会主催の関西社会人サッカー・滋賀県社会人サッカーリーグ戦です。

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