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真面目な人ほど必見!チームスポーツだからこそ陥りがちな落とし穴!

 今日は「チームスポーツだからこそ陥りがちな落とし穴!」というテーマでお話させていただきます。 
 チームスポーツであるサッカーにおいて、チームの戦術やプレー原則というものがどのチームにもあると思います。それは、強豪クラブほど細かく設定されている場合が多く、時に一つ一つのプレーや動きについても、事細かに決まりがあったりします。
  だからこそ陥りがちなことなんですが、チーム戦術やプレー原則といった組織の「型」を大切にするあまり、その型から抜け出せない選手がいます。これは真面目な選手ほど多いです。監督やコーチ、チームメイトから受けた指示を聞くと、それが「原則」や「基本」ではなく「絶対」になってしまう選手です。決め込んでしまうと、結果的に相手にプレーや動きを読まれていたり、絶対に無理な状況であるにもかかわらず、型通りにプレーしてしまうことがあります。
 これは「型にはまって、身動きが取れない状態」です。本来、「型」というのは、頭で考えず簡単にプレーするために持っておくものです。行き当たりばったりのプレーでは味方同士の連携が難しくなります。毎回、ボールを受けたときに「どうプレーするべきなのか」を頭で考えてからプレーしていると判断が遅くなります。そういった手間を無くすために、プレー原則や戦術と言われる「型」があるのです。

 ですが、「型」が足かせになり、ミスが生まれていては意味ありません。「型」を大切にするあまり、窮屈になるのもよくありません。つまり、戦術やプレー原則と言われる「型」というのは、はめるものではなく、持っておくべきものです。楽にプレーするために「型」を持っておくのです。基本は、型通りにやりますが、他の選択肢も「アリ」という考えが大切なのです。
 
 スペインで言われるプレー原則も同じです。「ボールの置く位置は、体の真下」「トラップは、足元にピタッと止める」こういった決まりは、原則であり基本ですが、いつでもそうではありません。相手がプレスしてくる時であれば、ボールを動かしてトラップすることもあります。相手が突っ込んできたら、トラップは足元に止めるのではなく、スペースに出して相手の足を避けます。
 
 「型」を大切にしている選手こそ、もっと自由に、創造的にプレーするべきだと思います。サッカーにおいて、何も考えずにすむわけはありません。古いロボットのように同じことしかできない選手はダメだと思います。状況に応じて、自分で考えて答えを出すことも大切です。チームスポーツである以上、「型」を大切にしながらも、他の選択ができる選手になってください。
 
 今日は「チームスポーツだからこそ陥りがちな落とし穴!」というテーマでお話させていただきました。
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