見出し画像

目標設定の現場の疑問に答えます: OKRとは?効果的な活用法と成功している組織の特徴

目標設定は組織や個人の成長に欠かせない要素ですが、現場での疑問や悩みも少なくありません。本記事では、目標設定のスキル、OKRとMBOの違い、OKRに対する期待など、目標設定に関する疑問を解決するためのポイントを解説します。

目標設定の難しさと必要なスキル

目標設定は誰でもできように思えますが、実際にはスキルが求められます。研修を通じて目標設定の基本的な知識を学ぶことはできますが、実際に現場で目標設定を行う際には、さまざまな問題が生じることがあります。
例えば、研修で学んだことを実際の業務にどのように適用すればよいのか、目標設定のスキルはどのように身につけることができるのか、といった点です。

また、研修では、目標設定の方法やポイントを学ぶことができますが、実際に目標設定を行う際には、個々の業務や状況に合わせて目標を設定することが求められます。そのため、研修だけでは解決できない問題が生じることがあります。

人事がメンバーの目標設定スキルを上げるためにできることとしては、フィードバックやコーチングを通じて、メンバーの目標設定スキルを向上させることが挙げられます。また、目標設定の際には、組織全体の目標や方向性を考慮し、個々の業務や状況に合わせた目標を設定することが重要です。

具体的には目標管理制度を導入する際には、最初の1年間は目標調整会議(評価調整会議の目標版)でそれぞれの部長の方が、なぜメンバーがその目標で適切なのかを発表して、すり合わせを行う会社もあります。

OKRの特徴とMBOとの違い

OKR(Objectives and Key Results)は、目標設定の方法の一つであり、MBO(Management by Objectives)と比較して、いくつかの特徴があります。

まず、OKRでは、Objective(目標)を作成することが重要です。Objectiveは、組織のあるべき姿やビジョンを明確に示すものであり、定量的な指標だけではなく、組織の価値観や目指すべき方向性を考慮した目標を設定することが求められます。この点が、MBOとは異なる考え方であり、OKRにおいては、目標設定の際に主体性を引き出すことが重要です。

また、OKRではチャレンジングな目標を設定し、透明性を重視することが特徴です。これにより、組織全体で目標に対する取り組みや進捗状況が共有され、より効果的な目標設定が可能となります。

OKRの理解を深めたい方はこちら
OKRの概念的な理解から具体的な手法までを網羅した全35ページのパーフェクトブックです。以下のリンクからダウンロードください!

OKRに対する期待と現実

OKRは、目標設定のフレームワークとして大きな期待が寄せられていますが、あくまでその一つの手法に過ぎません。OKRを導入する際には、明確な目的や理由を持ち、組織全体がコミットすることが重要です。そうでなければ、OKR導入の意義が失われ、変化が生まれないまま終わってしまうことがあります。

OKRの導入によって期待される効果の一つは、組織全体で最適化された目標設定ができるようになることです。具体的には、個々のメンバーが組織全体の目標や方向性を理解し、自分の業務に活かすことができるようになることが期待されます。

成功している組織がOKRをどのように活用しているのかを見てみると、いくつかの共通点が見られます。まず、「うまくいっている」組織では、OKRの導入が組織全体に浸透し、メンバーが自分の役割や責任を明確に認識しています。これにより、目標達成に向けた取り組みが効果的に進められます。

コロプラサーバーエンジニア部署がOKRに取り組み続ける理由は、「組織一丸の仕組み化」ができている、そこに高い再現性があるからと私は整理しています。

「組織一丸の仕組み化」の大きなポイントとしては、OKRの導入により組織の全体像が可視化され、非常に高い透明性を持つようになりました。

以前は掲げた目標が浸透せずに他人事になってしまう懸念がありましたが、OKRでは組織全体の目標がどういう文脈で繋がっているのかが、全員に見えるようになります。

その結果、それぞれが自部署の立ち位置からその文脈にどう乗るか、どうやって組織目標にコミットするかを意識した目標を立てることができています。
(株式会社コロプラ)


また、成功している組織では、OKRが定期的に見直され、前回のOKRで得られた知見や改善点が次回のOKRに活かされています。これにより、組織全体が継続的に成長し、目標設定の質が向上していくことが期待できます。

Q1はOKRを浸透させるということが第一の目標になってしまったところがあり、OKRがメンバーの負担にもなってしまった部分があったと反省。

ここでQ2の部署のOKRを決める際に今井さんが意識していたことをご紹介します。

【Objectiveの要件】
・数字目標は入れない
・顧客視点を忘れない
・その四半期に最も重要なテーマをいれる


【Key Resultの要件】
・達成度合いを測定可能な事
・自信度(どのくらいできそうか)で70%程度の確度な事
・そのQに最も注力すべき事


OKRの立て方の要件を踏まえつつ、アンケートや振り返りミーティングの結果を受けて2学期(Q2)で工夫をしたことはこちらです。
(株式会社マネーフォワード)

まとめ

結論として、目標設定は誰でもできるものの、スキルが求められる重要な業務です。研修や教育を通じて目標設定の基本的な知識を学ぶことは大切ですが、現場での実践や経験を積むことで、より効果的な目標設定が可能となります。

また、OKRは目標設定の手法の一つであり、導入に際しては明確な目的や理由が必要です。成功している組織は、OKRを効果的に活用して組織全体の目標達成に取り組んでおり、その過程でメンバーの主体性やチャレンジングな目標設定が実現されています。そのため、目標設定のスキルを高め、OKRを適切に活用することで、組織は競争力を維持・向上させ、持続可能な成長が期待できるでしょう。

最後に、組織や個人が目標設定に取り組む際には、現状分析や問題解決能力、ロジカルシンキング、コミュニケーション能力など、さまざまなスキルが必要です。

これらのスキルを磨くことで、目標設定がより効果的になり、組織全体の成長につながります。目標設定を成功させるためには、組織全体での取り組みが重要であり、リーダーや人事部門がメンバーの目標設定スキルを向上させるサポートを行うことが求められます。また、フィードバックやコーチングを通じて、メンバーが自分の業務に対する認識や目標設定に対する理解を深めることが大切です。

・・・
ハイマネージャー
目標設定(OKR/MBO)や1on1フィードバック人事評価などハイブリッドワークのマネジメントに必要な機能が全て揃ったパフォーマンス・マネジメントサービスHiManager」の提供、及びマネジメント人事評価に関するコンサルティングを行っています。

ハイマネージャーへの無料お問い合わせはこちら