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顔が可愛いからって売れるわけではない【アイドル、やめました。②】


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② 元SKE48 菅なな子 広告代理店 社員


菅なな子さんがアイドルになったのは中学3年生でした。


その頃は「AKB48」が流行りはじめて、なんとなく「SKE48」の存在も知っている感じでした。


なので、地元の名古屋でSKE48の新メンバーオーディションがあると聞き、応募しました。


応募した理由が印象的で、当時ダンスに熱中していた彼女は、アイドルになれば”タダで踊れるし、お金ももらえる”というものでした。


そして、”400倍近い倍率”を勝ち抜き、見事アイドルになりました。


高校2年になると、SKE48の10枚目シングルで、約60人いるうちの16人に選ばれ、いわゆる”選抜組”というものに選ばれました。


そんな時、マネージャーさんが選んでくれた写真1枚で、

ファンの方が

「今回の写真すごくいいね」と言ってくれたり、「前の方がよかったね」と言ってくれたりすることもありました。


そこで、菅ななこさんは

アイドルという「商品」として自分が売り出される中、うまく料理してくれる人もいれば、そうでもない人もいる。その環境を不思議に感じた。

と感じたそうです。


そこから「人や商品の魅力を引き出す側の人間になりたい」と思うようになってきました。


それに気づいた菅ななこさんは

SKE48をやめ、一般人に戻り、”名古屋大学”に入り、”広告代理店”に就職しました。


そんな、菅ななこさんに質問してみました。


アイドルとしての経験は生きていますか?


アイドルって顔が可愛ければ売れるわけではないし、歌やダンスの武器があってもそれで人気が出るわけでないです。
アイドル活動していくなかでも「こんなに自分がかなわない人たちっているんだな」って敗北感の連続でした。
しかし、勉強はすごくシンプルで、自分が頑張った分だけ学力が上がって点数が獲得できるという世界でした。
もし、SKE48に入ってなければ、名古屋大学には入れなかったです。


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アイドルって本当に難しい職業ですよね。


売れる基準、人気になる基準がなく、自分がいくら頑張ったとしても報われないことも少なくないです。


しかし、そんな世界で彼女は生きていたため、

自分が”頑張った分だけ結果が返ってくる勉強”が彼女にとってわかりやすいものになっていました。


これはアイドルの経験がなかったら得ることができなかったもので、

アイドルという道に進んだからこそ得た正解なのではないかと思います。


彼女の第2の人生の行方をこれからも見てみたいです。

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2021年7月21日 けんぼーい

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