オリジナルという名の幻想
【前回までの記事】
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③ オリジナルは幻想にすぎない
あらゆるアートには元ネタがあり、その元ネタにも元ネタがある。人類がうまれたときからアートの進化は樹計図のようにつながっている。
前回の記事では
流行りの源泉は「個人の好き」から始まり、そこで「共感」を得ることによって広がっていくということを話しました。
その「個人の好き」にも”市場ランク”というものがあって、そのランクが高ければ「共感」を得ることができます。
ここで大事になってくるのは、どのようにしたら「個人の好き」の”市場ランク”を上げられるのかということです。
本書では3つのステップで紹介されています。
1. 好きになる
2. 好きを盗む
3. 好きを返す
中でも大切だと思った1、2を紹介したいと思います。
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1つ目の「好きになる」は
「好きをストックする」とも言えます。
まず、何か好きなものを見つけて、そこから自分ならではのアイデアを付け足していくことで、市場ランクを上げていくことができます。
結局、好きなものが多ければ、クリエイティブの引き出しも増えますし、「共感」できる範囲も広がってきます。
2つ目の「好きを盗む」は
「好きを抽象化する」ということです。
ただ盗んだだけでは、ただのパクりとなってしまうため、抽象化するという作業が必要となってきます。
自分が好きになったものについて
「どこが好きになったのか」
「なぜ好きなのか」
ということを自問自答することで見えてくるものもあります。
その作業を繰り返すことによって、「自分だけのもの」を作ることができ、市場ランクが上がっていきます。
2021年10月30日 けんぼーい
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