大きな変化の先に大きな発見【アイドル、やめました。③】
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③ 元AKB48 / SKE48 佐藤すみれ クリエイター
埼玉県で生まれ育った佐藤すみれさんは、アイドルになる以前、"子役"として活動していました。
大手玩具メーカーのCMや洋服店のチラシ、映画の端役まで、なんでも仕事をこなしていたそうです。
そんなすみれさんは、"歌って踊れる「アイドル」という職業”に憧れて、AKB48のオーディションを受け、見事に合格しました。
最初の頃は、
”ダンスがうまいというだけで評価されない”アイドルに苦しめられますが、徐々に適応していきました。
しかし、
順風満帆な日々だったにも関わらず、突如、”SKE48への移籍”が決まりました。
移籍というのは難しいことで、
すでに校内で顔が知られていた上級生が、急遽、下級生のクラスに一人で入ってきたようなものでした。
なので、SKE48の人たちにとっては、
”脅威を与える存在”で、距離を置く人もいたらしいです。
すみれさんは、うまくやっていくために、SKE48の色に染まろう頑張りましたが、
自分を出せないことが思っていたよりきつかったため、すぐに断念しました。
そこで開き直って、
「東京満載感」でみんなと接して、自分の個性を生かそうとしました。
そんな時に見つけたのが、
「人や物をプロデュースすることが好き」
ということでした。
SKE48は名古屋に劇場があるため、東京に劇場を構えるAKB48より”流行に敏感ではありませんでした”。
そこで、すみれさんは
ファッションやメイクなど、
”東京での流行を教える”ことが楽しいことに気づきました。
そこからアイドルでやりたいことをやりきり、
卒業後は”クリエイター”になり、
アパレルブランドとコラボや、カフェメニューなどの商品開発に携わっています。
そんなすみれさんにこんな質問をしてみました。
「アイドルに未練はありますか?」
ないです。
「元アイドル」だからではなく、お客さんがその商品をほしいから買う、そんなアイテムを生み出していきたいですね。
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「人は大きな変化を経験すると、生きていく上で大事な何かに出会う」
そんなことを感じたお話でした。
その当時、
すみれさんがSKE48に移籍することがマイナスな変化だと思っていたとしても、
今なら、
必要かつ、プラスな変化だったと思っているのではないかと思います。
大きな変化を乗り越えたすみれさんは、誰よりも打たれ強く、さらに上のステップへ登っていくのではないでしょうか。
2021年7月22日 けんぼーい
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