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【今週読んだ本紹介】 疲れた時に読みたくなる小説


「また月曜日が始まってしまった」


ぼくが起きた瞬間に思うことです。


月曜日なので、
一番元気なはずなのに、なぜか疲れています。


きっとそんな方はぼく以外にもいますよね。


そんな疲れているあなたに読んでほしい本を紹介します。

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① ツバキ文具店 小川糸

鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う鳩子。
今日も風変わりな依頼が舞い込みます。
友人への絶縁状、借金のお断り、天国からの手紙。
身近だからこそ伝えられない依頼者の心に寄り添ううち、仲違いしたまま逝ってしまった祖母への想いに気づいていく。
大切な人への想い、「ツバキ文具店」があなたに代わってお届けします


「なんて優しい本なんだ」


読み終わった後の率直な感想です。


舞台が鎌倉ということもあり、
”鎌倉の空気感”が文章から伝わってきて、心地よかったです。


手紙の代書を仕事としている鳩子ですが、

みなさんは”手紙の代書”って聞いて、

なんのことかわかりますか?


簡単に説明すると、

”手紙を書きたくても書けない人の代わりに、手紙を書く仕事”のことです。


現実にあるのかはわかりませんが、

もし存在するなら、頼みたいなって思いました。


鳩子さんの文字、文章にも注目ですね。


仕事で忙しい人

本をあまり読んだことない人

にオススメです。


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② キラキラ共和国 小川糸

亡き夫からの詫び状、憧れの文豪からのラブレター、大切な人への遺言。
祖母の跡を継ぎ、鎌倉で文具店を営む鳩子のもとに、今日も代書の依頼が舞い込みます。
バーバラ婦人や男爵とのご近所付き合いも、お裾分けをしたり、七福神巡りをしたりと心地よい距離感。
そんな穏やかで幸せな日々がずっと続くと思っていたけれど。
『ツバキ文具店』続編。


この本は、先ほど紹介した「ツバキ文具店」の続編となっています。


続編っていっても、
完全に話がつながっている訳ではないため、
これだけ読んでも楽しむことができます。


しかし、一緒に購入してほしいです。


「ツバキ文具店」を読んだ後に、”まだまだ鳩子さんのことを知りたい”ってなると思うので。


今回も設定は変わらず、
鎌倉の文具店で、代書の仕事をしています。


なので、説明は割愛させていただきます。


是非、「ツバキ文具店」と合わせてお楽しみください。

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③ 夜のピクニック 恩田陸

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」
それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。
甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。
三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために。
学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。
本屋大賞を受賞した永遠の青春小説


これぞ青春小説といった内容になっていますが、

一口に”青春という言葉でまとめられない”気がします。


明日への活力
生きていることへの感謝


など、読む人によって感じるものが異なってくるのでないかと思います。


その中で、気になるのはやはり”描写”ですよね。


”夜中に全校生徒が80キロ歩く”

という描写一本です。


ただただ歩くだけです。

事件らしい事件もおきません。


それでも、この小説には惹かれるものが多くあります。


学校生活での思い出
将来の夢
恋愛の話


”高校生の甘酸っぱい記憶”
が蘇ってきて、

「あー高校生っていいな」

って改めて思いました。


懐かしい気持ちに浸りたい人

人生ちょっと疲れたよって人

にオススメとなっています。


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今回の小説紹介は以上になります。


仕事が始まったからという理由かわからないですが、
心温まる小説を読むことが多くなってきました。


仕事で知らず知らずうちに溜まっていたストレスを解放するのにピッタリなのが、そういう小説なのかもしれないですね。


でも久しぶりに
東野圭吾さんや、宮部みゆきさん、湊かなえさん
のミステリーも読みたいな。

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2021年7月19日 けんぼーい


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