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第90回アカデミー賞予想(希望)と結果

アカデミー賞の予想、というか希望を前日にポストしていたのですが、結果が出たのでその答え合わせと、それについての反応を追記しておこうとおもいます。


アカデミー賞の発表があるので、わたしの予想、というか希望を発表しておこうとおもう。 まだ日本で公開されていない作品もあるので、あくまで希望。


まず作品賞はゲット・アウトにあげてほしい。 もう問答無用の瞬発力で観客の心をかっさらっていったこの作品を評価せずにはおれないでしょう。

結果:シェイプ・オブ・ウォーター
まあ、納得の結果ですよ、そりゃ。 よかったもの。 本当いろんなひとに観てほしい作品。


監督賞はギレルモ・デル・トロに。 美しきシェイプ・オブ・ウォーターの監督であると同時に、パシフィック・リムの監督であり、怪獣オタである。このひとにあげないで誰にあげるの?

結果:ギレルモ・デル・トロ◎
おおお! よかった! 取った! 本当に拍手を送りたい! ギレルモ! おめでとう!


主演男優賞はダニエル・カルーヤに。 ゲット・アウトでの熱演に加えて、ブラックパンサーでもいい味。

結果:ゲイリー・オールドマン
観れてないのでなんとも(´・_・`) でもすごいらしいですね。 全然面影が無いらしい。。。 どうでもいいけど、彼に対しての毎日のひとの質問にどん引き。。。 What kind of great work can be replaced by CG!? What kind of question was that!???


主演女優賞はフランシス・マクドーマンドに。 スリー・ビルボードの演技、それをひとは「いつものフランシス・マクドーマンド」と評する。 ってどういうこと⁉︎ もちろんわたしも、「いつもの彼女だな」っておもったわけですが。。。

結果:フランシス・マクドーマンド◎
これもまあ、当然と言えば当然。 超圧倒的でしたね。 そしてスピーチが超カッコよかった!


同じく助演男優賞はサム・ロックウェル。 二人とも良かった。

結果:サム・ロックウェル◎
これも当然。 というか、やっぱり演技に関してはやっぱりスリー・ビルボードが頭一つ抜けてたんだなぁ、とおもいます。


助演女優賞はオクタビア・スペンサーに。 もう、名優の域だよ。 どうでもいいけど、ドリームを観た後にシェイプ・オブ・ウォーター を観ると「なんで掃除してるの⁉︎」っておもっちゃう(´・_・`)

結果:アリソン・ジャネイ
これも観れてないからなぁ(´・_・`)


脚本賞はマーティン・マクドナー、一択。 スリー・ビルボード、お見事!としか言えない。

結局:ゲット・アウト
これが今回一番の番狂わせだったかもしれない。 いや、個人的には超嬉しいんですけどね! ジョーダン・ピールおめでとう!!! わたしの昨年のランキング1位です!


脚色賞はジェームズ・マンゴールド 。 ウルヴァリンをLOGANにしてあげたのは、彼の功績。 思い返しても泣けてくる。

結果:君の名前で僕を呼んで
これもまだ公開されてないからなんとも言えないんですが、個人的にはやっぱりローガンに取って欲しかったなぁ。。。


視覚効果賞はブレードランナー2049。

結果:ブレードランナー2049◎
やっぱこれも素晴らしく美しかったうえに、前作へのオマージュと、更にそれを超えてきた「絵」をつくったという意味で、すごい偉業だとおもうのですよ。 ロジャー・ディーキンス、嬉しそうでしたね☺️


美術賞はシェイプ・オブ・ウォーター。

結果:シェイプ・オブ・ウォーター◎
これも、美しかったですよね。緑が不思議で印象的な使い方をされていて、すごく心に残ってる😌


撮影賞はダンケルク。

結果:ブレードランナー2049
これはどちらが取っても不思議じゃないので、割と納得かも。 実際どちらか悩みました。


編集賞はベイビー・ドライバー。

結果:ダンケルク
これはちょっと意外だった。でも確かにあの三つの異なる時間軸を同時にみせるって、編集のちからだよなぁとおもったり。


音響編集賞もベイビー・ドライバー。

結果:ダンケルク
これもちょっと意外だったなぁ。 確かに録音はダンケルクだとおもうんだけど、編集はベイビー・ドライバーかと(´・_・`) だってあんな最高なカーチェイス無いよ?


録音賞はダンケルク。

結果:ダンケルク◎
うん。 これは納得です。 凄かったです、本当に。 絶対映画館で観てください! 音!


作曲賞はアレクサンドル・デスプラ、シェイプ・オブ・ウォーター 。

結果:シェイプ・オブ・ウォーター◎
これも納得の結果でしょう。トレーラーの時点で、ものすごく美しい音色😌 いま聴いても泣ける。。。


ということで、当たったのは15分の7。 そのうち3本は日本公開がまだだから予想できないので、まあ半分は当てたとおもっていいでしょうかね。

改めて願うのは洋画の公開タイミングをオンタイムにしてほしいということ。 アカデミー賞前後に固めたり、半年ずらしなどは本当にやめてほしい。 これも希望です。


追記:蓋を開けてみれば、シェイプ・オブ・ウォーターの年でしたね。 しかし、納得の出来栄えなのです。 絵面や設定で乗れないひとがいることは百も承知なのですが、騙されたとおもって一度観ていただきたい。 本当に素晴らしい。

あと技術的な部分ではダンケルクが強かった。 確かにあの映像体験は普通には生み出せない。 ここに見るのは、映画が「映像を観るもの」ではなく、「体験するもの」に切り替わっていることでしょう。 特に「音」。

ストリーミングで簡単に映像が観れてしまう昨今、映画館で観る意義を見出すには、それを「体験」として素晴らしいものにするしかない。 その結果、今年のノミネート作品の多くが、やはり映画体験としての面白みに溢れたものばかり。

逆に言うと、「映画館で観ないと作品の素晴らしさが伝わりづらくなっている」とも言えるかもしれません。 割とオススメの映画を聞かれることが多いのですが、「観たら、言うほどじゃなかった」と言われることも少なくありません。 それは映画館で観る「映画」と自宅で観る「映像作品」とでは、やはり感じ方が異なるのだとおもいます。

いずれにしても、ノミネートされている作品はどれも異なる部分で素晴らしい作品ばかりなので、ぜひ映画館で観ていただきたいです。

なんて時代だ!

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