【マーケット考察】2022.2.8
米国株式相場はまちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比1.39ドル高の3万5091.13ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は82.34ポイント安の1万4015.67で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比7726万株減の9億3825万株。
前週末の雇用統計は市場予想以上に好調な内容となりましたが、昨日は主要経済指標の発表もなく、注目度が非常に高い企業決算ない中、ダウは朝方から前週末終値を挟んで方向感に欠ける展開が続きました。
それでも、取引後半にはダウは一時200ドル超上伸する場面もありましたが、インフレ動向を判断する上で重要な #消費者物価指数 ( #CPI )の発表を2月10日に控え、警戒感が強く、引け際にかけて急速に値を下げました。#消費者物価指数( #CPI )に関して、市場では年率7.3%上昇を見込んでおり、1982年以来の高インフレと予想されています。
今年に入って、株式市場はインフレとFRBの利上げに神経質になっており、特に1月は不安定な動きを見せ、株価は高値から10%下げる調整局面に突入しました。年初の下げで、FRBの利上げ ( 3回から7回 ) も含め、世界の株式市場が現在直面しているリスクは、かなり織り込んだと解釈している投資家も居ます。
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