米国株式市場は続伸、米国大統領選にも注目-マーケット考察-2020.6.24

米国株式市場は続伸。

アップル、フェイスブック、アマゾンは上場来高値更新。ハイテク株主体のナスダック総合は0.74%高と8日続伸し、昨年12月の11日続伸以来の長期連騰を記録。2週間ぶりに取引時間中の史上最高値を更新し、終値では2日連続での最高値更新となりました。

トランプ政権が米中貿易第1段階貿易協定の続行を再確認したほか、クドロー国家経済会議(NEC)委員長がウイルス感染第2波の兆候は見られず、経済を再度封鎖する可能性を否定したため、景気回復期待が強まり大きく上昇して寄り付きました。さらに、ムニューシン米財務長官が真剣に追加救済策を協議しており7月にも可決されるとの見通しを示したことも好感されたのが株価続伸の主な理由です。

6月ももう終盤ですが、前半の調整ムードも短命に終わりそうな雰囲気で、市場はコロナ感染の第2波懸念さえも、織り込み始めているようにすら見えます。これはトランプ政権があくまでも第二段のロックダウンが無いと宣言していることを前提とした押し目買いの強さをあたかも表現しているようです。万が一そこが崩れてしまうと、市場は波乱含みになることでしょう。

市場は11月の大統領選で「バイデン勝利」という雰囲気も出ています。ビルゲイツもワシントンのエスタブリッシュメントもFOX 以外の大手メディアを牛耳っているディープステイトも習近平も皆反トランプ派でトランプ大統領を引きずり落とそうと目論んでます。最近はやたらめったらトランプ大統領敗退的な報道が出まくっていますが、この辺りはかなり意図的なプロパガンダでしょう。4年前は正にこれで世界中が騙され、トランプ大統領の誕生となりました。今回はリベラル派の若い世代がしっかりとバイデン氏に投票すれば、もしかするとサプライズはあるかも知れませんが、今の所、まだまだトランプ大統領が優勢だと思われます。メディア誘導には注意しないといけません。

立沢 賢一(たつざわ けんいち)
元HSBC証券社長、京都橘大学客員教授。会社経営、投資コンサルタントとして活躍の傍ら、ゴルフティーチングプロ、書道家、米国宝石協会(GIA)会員など多彩な活動を続けている。投資家サロンを通して投資戦略、情報リテラシーの向上に貢献します。

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