見出し画像

【007】現地ツアー編:ジェームズ・ボンドが好きすぎてロンドンに行った話#004

007の映画のロケ地を見るためにロンドンへ行きました。
写真や地図を交えながら、ロケ地をご紹介します!

参加した現地ツアーは、こちらです。

現地ツアー前の下見の様子はこちら↓に書いています。

この記事に登場するロケ地
Die Another Day (ダイ・アナザー・デイ 2002年)
The Living Daylights (リビング・デイライツ 1987年)
Skyfall (スカイフォール 2012年)
Spectre (スペクター 2015年)
No Time To Die (ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年)


現地ツアー開始

集合場所は地下鉄(愛称:Tube)の、ピカデリーサーカス駅近くでした。

集合場所にはツアーガイドさんと、既に何人かの参加者がいました。

参加者は全員で17名ほどでした。
アジアからの参加者、しかも1人で参加しているのも自分だけ…笑
ミドル世代、夫婦参加、ヨーロッパのどこかの国出身という人がほとんどでした。

ツアーガイドさんは『英語大丈夫?』と気遣ってくれました。
『たぶん…!』と答えましたが、全然大丈夫ではなかったです…

言ってることは半分も分からず、何となく雰囲気で付いていきました。
ただ、007に関するところだけは結構分かったので良かったです!

ガイド:『参加者の皆さん、007シリーズは全部見ましたかー?』
参加者:『Yesssssss!』

さすが、マニアックな集団です。笑

Die Another Day

さて、ツアー開始です。
ナショナルギャラリー方面へ歩いていきます。

まずはピカデリーサーカスから歩いて数分の、下の写真の矢印の建物の前まで行きました。ロンドンは、どの通りもオシャレで素敵です。


写真を使ってガイドさんが説明してくれます

ガイドさんの話によると、この建物の中で『Die Another Day(2002)』のフェンシングのシーンが撮影されたようです。

ボンドと敵役のグスタフが賭け対決するシーン
対決後の精算と、壊した備品を賠償をするシーン

残念ながら建物の中には入ることはなく、外から見ただけでした。
後で調べてみると、ここは19世紀に建てられた
『The Reform Club』という、歴史ある会員制の社交クラブだそうです。中に入れないのも納得できます。

建物の中はこんな感じで、確かに映画と同じです。

公式HPより

その後、数分歩いて『アドミラルティ・アーチ』と『バッキンガム宮殿』を繋ぐ道、『ザ・マル(The Mall)』まで移動しました。

この赤い道路の先にあるのがバッキンガム宮殿です。

ここも同じくDie Another Dayの1シーン。
グスタフがユニオンジャックのパラシュートでここの上空を飛んで舞い降りるシーンです。

めっちゃ細かいですが、個人的にこのシーンは、3代目ボンド(ロジャー・ムーア)の『The Spy Who Loved Me(邦題:私を愛したスパイ、1977年)』のオープニングシーンを思い起こします。

The Spy Who Loved Meのオープニング。敵からスキーで逃げたボンドが崖からジャンプして、パラシュートを開きます。棒のようなものはスキー板です。

序盤から、なかなかマニアックなロケ地が続きます。


The Living Daylights

アドミラルティ・アーチをくぐり、トラファルガー広場の方へ移動です。

アドミラルティ・アーチの正面
トラファルガー広場

アドミラルティ・アーチとトラファルガー広場の間に『ウガンダ大使館』があります。

実はここが…
『ユニバーサル・エクスポート』なのです!

The Living Daylightsより

ユニバーサル・エクスポートは、007シリーズに登場する架空の会社です。
表面上は貿易会社ですが、ボンドが所属するMI6(イギリス秘密情報部)の活動をカムフラージュしています。

ユニバーサルエクスポートは昔の映画でよく出てきていましたが、最近は少ないように感じます。

最近では『Quantum of Solace(邦題:慰めの報酬、2008)』くらいでしょうか。
ハイチに手掛かりを探しに行ったボンドが名刺を渡し、不審に思った相手が電話をすると、電話先が『ユニバーサルエクスポートです』と言っています。
(映画に出るのはいつもこの程度です)

ちなみに、名刺は本当にあります。

Bond in Motionにて

ロンドンで開催されていた『Bond in Motion』という、映画に出てくる車や小道具の展示会で撮った写真です。パスポートもありました。

Bond in Motionにて
ダニエルのボンドと、ヴェスパーのパスポート

以前はロンドンで開催されていましたが、今はロンドンではやっておらずチェコのプラハで開催してるようです。

また、近々ワシントンでも開催されるみたいです。

脱線してしまいましたが、ツアーに戻ります。


Skyfall①

ナショナル・ギャラリーに来ました。

ナショナル・ギャラリーは、Skyfall (2012)でボンドがQに会う場所です。
下の写真はナショナル・ギャラリーの入口です。

ボンドがここを通りました
ナショナル・ギャラリーに入るシーン

ナショナルギャラリーで、ボンドとQが眺めていた下の絵を見ましたが、撮影禁止で写真は撮れませんでした。


次は、ナショナルギャラリー近くのチャリングクロス駅へ向かいました。

ガイドさんはなぜか地下へ降りて行き、階段前で止まりました。

この階段は、Skyfall (2012) で脱走したシルヴァが、警官に扮した仲間から着替えを受け取るところです。

映画でシルヴァは受け取った警官服に着替えて変装します。その後、Tube(地下鉄)や駅構内でボンドがシルヴァを追いかけるシーンが続きます。

駅の階段を見た後は地上に出て、下の地図の場所まで移動しました。

門について、ガイドさんが説明してくれました。

この場所もSkyfallです。
先ほどの地下鉄から逃走したシルヴァは、ここから地上に出てきます。
実際は地下鉄の入口ではありません。撮影の時に看板を付けたと言っていました。

そして、この門の前の通りが下の写真です。
建物の向こうはチャリングクロス駅です。

映画ではこの場所で、仲間が運転するパトカーに乗ってシルヴァが逃走、Mのところへ向かいます。

ここまで、Skyfallのロケ地がいくつか続きました。Skyfallはロンドンの街がよく出てきます。


No Time To Die

その後、ホワイトホール方面へ向かって歩き出しますが、すぐに止まりました。

下の写真の場所でガイドさんがツアー参加者と何か話していました。

007のロケ地では無いみたいなので、何を話していたのかは分かりませんでした。
暇なので、何となく通りの写真を撮りました。奥が先ほどのチャリングクロスです。

当時は何となくの写真でしたが、No Time to Die (2021) を見た時、『もしかしてこの場所…』と思いました。
そうです!ボンドがジャマイカでの引退生活からMI6に復帰するシーンです。

No Time To Dieにて、ボンドがロンドンに戻ったシーン

通りの奥に写っている建物が、先ほどの写真と同じ建物です。
先ほどの写真の右下に写っているツアー参加者がいるあたりの道を進むと、ボンドが車を降りた場所へ行けます。

ツアー当時(2014年)はもちろんNo Time to Dieの撮影なんてしていないですが、同じ場所にいたと思うと嬉しくなります。


Skyfall②

さて、ホワイトホール前まで来ました。

近くにある建物は、ロンドン警視庁(スコットランドヤード)の初代庁舎で、1890年まで使用されたそうです。歴史的建造物として残っています。

真ん中の建物が初代のロンドン警視庁庁舎です

実はここの屋上がSkyfallのロケ地です。

映画のエンディングで、ボンドがマネーペニーからMの贈り物を受け取る場所です。
実際に屋上に上がることはできなかったのですが、以下のGoogleマップの3Dビューで同じ景色を楽しめます!


007クイズ

こちらがホワイトホールです。
周囲には政府機関がたくさんあります。

ここは映画のロケ地では無いですが、政府機関があるからということで、ガイドさんから007クイズがありました!
よかったら皆さん、お考えください!笑

『007シリーズ(Skyfall 2012年まで)で、イギリス首相が登場するのはどの映画でしょう?(本物ではなく首相役)』



正解は…





『For Your Eyes Only(邦題:ユア・アイズ・オンリー 1981年)』でした!

ちなみに僕は正解しました。笑
(正解しても何もありません)

当時のイギリス首相はサッチャー首相でした。
調べてみると、首相役のJanet Brownさんはサッチャー首相に似ているからなのか、映画以外にテレビ等でも首相を演じていたそうです。
以上、ちょっとマニアック?な007クイズでした。

さて、ここには衛兵や騎馬兵がいて、写真スポットになっていました。

こんな感じで写真を撮られても衛兵はピクリとも動きません。
馬は蹴ったり噛んだりするかもしれないとのこと。

Spectre

ホワイトホールでは007クイズくらいでしたが、たまたま撮っていたこちらのストリート。ここ、何か分かりますか?

ホワイトホール

ここはSpectre (2015)の最後に、ボンドとマドレーヌがDB5に乗って走り抜けていく道です!
(写真は角度が惜しくて、もう少し右へずれるとビッグベンが写ります)

Skyfall③

続いて、ウエストミンスター方面へ進みました。

この辺りは、Skyfallの1番良いシーン(個人的に)のロケ地なのです!

Skyfallの後半でMは公聴会に呼ばれ、スパイの黄金時代は終わった、時代遅れだ、00セクションは解体だ!と大臣から猛批判を浴びます。

M(ジュディ・デンチ)

Mは、我々の敵は国では無く地図にも載っておらず、我々がまだ知らない個人であり、その影と戦うための組織が必要だと反論し、テニスンの詩を引用します。
詩の内容は省きますが、Skyfallでのボンド(かつての力を失うも、屈しない強い意志を持って挑む様子)を表している良いシーンです。

このとき、シルヴァはMを殺すために会場へ向かっています。
そしてボンドは必死にシルヴァを追いかけます。

シルヴァを追い、地上に上がったボンド

シルヴァを追うボンドは、ここから地上へ出てきます。
こちらはビッグベン前の、Tueb(地下鉄)ウエストミンスター駅入口です。

ボンドが地上に出てきた地下鉄の入口

地上へ上がったボンドはシルヴァを追いかけ、Mの元へ急ぎます。
下のシーンでボンドが走っているのは、ウエストミンスター〜ホワイトホールの道です。

同じ場所の写真です。ホワイトホール側からウエストミンスターに向かって撮っています。
赤い二階建てバスが止まっているところが、先程のウエストミンスター駅の階段です。

とても良いシーンなので、良かったら見てみてください!

大好きなシーンのロケ地を見て、気分は最高潮!だったのですが、実はこの後ちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまいました。

一度ここで区切って、続きはこのトラブルから書いていこうと思います。

少々マニアックな内容だったと思いますが、読んでいただきありがとうございました!


この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?