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【007】現地ツアー後半:ジェームズ・ボンドが好きすぎてロンドンに行った話(#005)

007が好きすぎて、映画のロケ地を見るためにロンドンへ行ったお話の後半です。
現地ツアーの前半の記事を書いてから、4ヶ月ほど空いてしまいました。。。

現地ツアー後半では、以下のロケ地を回りました。
・Skyfall(スカイフォール)
・Die Another Day(ダイ・アナザー・デイ)
・The world is not enough(ワールド・イズ・ノット・イナフ)
・On Her Majesty's Secret Service(女王陛下の007)

また、現地ツアーの前半は、↓に書いています。

ツアー前半では主に以下のロケ地を回りました。
・Skyfall
・Die Another Day
・The Living Daylights

それでは、前半ツアーの続きから書いていきます。


トラブル

前半は、Skyfallの一番良いシーン(個人的に)のところまで書きました。
このシーンです。

警察に変装したシルヴァがMの下へ向かい、ボンドが追いかけているシーンです。
こちら下の写真がロケ地です。

場所は下の地図に表示しています

大好きなシーンのロケ地を見て、気分は最高でした。

そしてこちら。下の写真は地下鉄のウェストミンスター駅の入口です。
シルヴァを追いかけるボンドは、ここから地上に出てきました。

上のシーンは、こちらの地下鉄入口です

このロケ地を見たあとで、小休憩に入りました。
ガイドさんが、「集合場所はウェストミンスターブリッジで!」と言って一時解散になりました。(ここを左に曲がるとウェストミンスターブリッジです)

ウェストミンスター駅の入口の前でコスプレ?をしている人がいて、イベントでもやっているのかと思いました。

この人たち

ここを通ったときに、コスプレ?をしている人達に写真を撮ってあげるよと言われました。
当時は現地ツアー参加中でとても気分良く油断しており、一緒に写真を撮りました。今だと絶対にしないと思います。

このあと彼らに囲まれ、脅されてお金を要求されました。
完全にやってしまったと思いました。

今思い出しても少々腹立たしいですが、勉強代だったなと思っています。


そして残念なことに、現地ツアーのガイドさんたちを見失ってしまいました。

ウェストミンスターブリッジの場所は知っているから大丈夫だろうと思っていたのですが、橋のどっち側か分からず、人も多くて逸れてしまいました。

この際、取られたお金はどうでも良いので、ツアーに合流したくて必死に探しましたが、人が多すぎて見つけられませんでした。

wi-fiは持っていなかったので連絡の取りようも無く、たぶんガイドさんも探しているんだろうな、と申し訳ない気持ちになりました。

とりあえず最終地点(と思われる場所)へ行き、合流して逸れてしまったことを謝ろうと思いました。

でも結局、合流はできませんでした。
最終地点だと思っていたMI6本部前です。

いやー、これを見たいと思ってロンドンに来たのに、こんな形で見ることになるとは...笑

そんなことを思いながら諦めてテムズ川沿いを歩いていたら、ツアー参加者の1組に会いました。
ツアーは終わって解散した、探してたよー、みたいなことを言っていました。

自分の英語力では何があったかを上手く伝えることはできませんでした。

とりあえず、何があったかをガイドさん(ツアー会社)に説明するために、ホテルへ戻ることにしました(wi-fiが無かったので)。


通りかかったウェストミンスターの国会議事堂前です。(テムズ川の反対側)

警察官がいたので、出来事をカタコトで話してみました。
「それは犯罪だけど、お金は戻ってこない」と言われました。
証拠が無いのでそりゃそうですよね。

ウェストミンスター駅の入口のところで、彼らはまだ写真詐欺を続けていました。
詐欺師の方を見ていると、一人旅っぽいおじさんが彼らにやられており、やるせない気持ちになりました。
何とかならないものかと思いましたが、海外に行く際の教訓になりました。

ホテルに戻り、ツアー会社に逸れてしまったお詫びメールをしました。
せっかく日本から来たので、残りを1人で回りたいので後半回る予定だった場所を教えて欲しいというメッセージも送りました。

するとガイドさんから返信が来て、「別日で後半のロケ地を案内しますよ」という提案をしてくれました。

すごく落ち込んでいたので、本当にありがたかったです。

ツアー後半

日を改め、地下鉄のウェストミンスター駅でガイドさんと集合しました。
二人きりなので普通の観光写真も何枚か撮ってくれて、プライベートガイドみたいになってしまいました。

さて、後半のツアー開始です。

・Die Another Day

ウェストミンスターブリッジを東側へ渡り、北側の階段を降りると鍵のかかったドアがあります。
通行人の多くの人は気にかけないようなドアですが、これも007のロケ地です。

 左のドアです!

こちらはDie Another Dayのロケ地です。
ボンドが00エージェントの称号を剥奪されたあと、呼び出されてMに会いに行くシーンです。

ここは鍵がかかっていて入れません。
映画では、この中は昔使われていた地下鉄の駅という設定になっていて、秘密の鍵で中に入っていきます。

・女王陛下の007

続いては、ウェストミンスターブリッジの南側です。ビッグベンが正面から見えます。

この街灯は、『On Her Majesty's Secret Service(OHMSS、邦題:女王陛下の007、1969年)』の映画宣伝用の写真が撮影されたところです。

OHMSSはジョージ・レーゼンビー主演の唯一のボンド映画です。
このポールのところで、ボンドが銃を構えています。

女王陛下の007でボンドが銃を構えていた街灯

「同じポーズで写真を撮れるよ!」と言われましたが、周りにたくさん人がいて恥ずかしかったのでやめました。笑


・ワールド・イズ・ノット・イナフ

テムズ川を上流側(南側)へ進むと、ウェストミンスター宮殿全体がよく見えます。
場所は下のあたりです。

この辺りは007ロケ地としてでなく、普通の観光でも良い景色です。

ここは『ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年)』の冒頭のボートチェイスシーンのロケ地です。

MI6内で爆発が起こり、ボンドがボートに乗ってテムズ川へ飛び出して犯人を追いかけて行くシーンです。

Qに『It isn't finish~(ボートの修理が終わってない)』と制止されますが、構わず追いかけて行きます。

ボンドにボートを乗って行かれて頭を抱えるQ
ボートに乗ったボンドがMI6本部から飛び出したところ
テムズ川でのボートチェイス

しかし、最終的にはボロボロになってしまいます(お決まり)。
このボートはQの引退後の釣り用ボートだったそうで。(魚雷付きです)。

ボロボロになって戻ってきたQのボート

このウェストミンスター宮殿沿いのテムズ川は、SPECTRE(2015年)の最後でブロフェルドを追いかけるシーンのロケ地でもあります。

ブロフェルドのヘリコプターを追いかけるボンドとマドレーヌ

夜にここへ来ると、きっとウェストミンスター宮殿のライトアップが綺麗でしょうね。


・Skyfall

テムズ川を南下し、ランベス橋を渡って西岸へ行くとMI5の建物があります。

MI5が入居するテムズハウスの正面入口

ボンドが所属するのはMI6(秘密情報部)で、国外の情報収集、工作を任務としています。

一方、MI5はイギリス国内を担当します。
国内の治安維持目的の情報機関です。

007映画にMI5が出てきたことは無かったと思いますが、MI5の前の通り(ミルバンク)は、Skyfallに出てきます。

Mが大臣に呼び出されて引退勧告された後、不機嫌そうにMI6へ戻るシーンです。

めっちゃ不機嫌そうに新聞を広げるM
Mを乗せた車がミルバンクを通ります
ミルバンクとランベス橋の交差点です

この後、Mのパソコンがハッキングされ、急いでMI6へ戻ります。

ミルバンクから見るMI6本部とVauxhall bridge

Mを乗せた車はVauxhall bridgeで警官に止められ、この車が何か分からないのか?と警官に怒鳴っている最中にMI6本部が爆発しました。

このシーン

そしてこちらがロケ地です。

トラブルに遭った日にも見たけど…笑 これを見たかったのです。

当たり前ですが、実際には爆発していません。
ロケの時にM(ジュディ・デンチ)は後ろを振り向いただけです。
後日、MI6本部が爆発したシーンを見て驚いたそうです。

場所はこのあたりです。
地図の上の方に行くと、ウェストミンスターです。

これにて、007映画のロケ地巡り現地ツアーは終了しました。
逸れてしまったのに、後日対応してくれて本当にありがたかったです。


今振り返って見て思うのは、もっと下調べをしてから行けば良かったということです。笑

当時は思い付き、ノリで行ってしまっていて、とりあえずロンドンに行けばなんとかなるだろうと思っていました。
他にも007のロケ地はあるので、なんて勿体無いことをしたのだろうかと思っています。笑
当時はそこまで写真に興味が無かったことも影響しているかもしれません。

なので、いつの日かもう一度ロンドンへ行って、じっくりロケ地や観光地を巡ってみたいと思っています。
その前に、ロケ地を調べてまとめてみるのも良いですね。

ボンド映画のロケ地ツアーは以上ですが、これ以外に映画の秘密兵器などの展示イベントにも行ったので、そちらもまた書いてみようと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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