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38歳からの転職活動①リーマンショック後の超氷河期で苦戦

前回からのつづきです。

印刷会社を辞めたのが2010年の1月末でした。

この時期はリーマンショック後にあたり、
デフレ不況の就職氷河期に相当する超氷河期

年齢も38歳。

普通に考えて転職活動は容易ではないと
尻すぼみしてしまうところ。

でも、私は天然なところもあって、
「何とかなる」という変な自信がありました。

それは、何度も転職を繰り返してきた事から
行動を続けていけば、自ずと道が開けると
思っていたからです。

しかし、そんな思いとは裏腹に厳しい
現実を突き付けられます。

これまで求人の応募をすれば、
すぐに面接をすることができましたが
書類選考をしてからの面接が支流となって
いました。

ハローワークでも、大半の企業が先に
書類選考をするといったスタイルに変更。

転職の仕方が時代の流れと共に昔とは
変わっていることを痛感。

それによって、30社近くの会社に
書類を送りますが、立て続けて
落とされる状況が続きます。

書類選考に通過しなければ、
先に進むことができません。

そんな状況の中「どうすればいいのか?」
と途方に暮れネットで色々と探している内に
ある興味を引くサイトに出会います。

それが『東京しごとセンター』です。

『東京しごとセンター』とは
国が設置するハローワークとは違い、
東京都が独自に設置し、
就職に関する相談・書類作成・面接練習
といった就職支援を行う施設になります。

利用者は10代の求職者から60代までと
年齢層も幅が広く、都内に住んでなくても
利用が可能。

私のように
「仕事を探しているが上手くいかず
何をどうしたらよいかわからない」
といった相談に対応するというものです。

まさに、自分が求めていたものでした。

それと、全てのサービスの利用が、
基本無料というのも魅力に感じました。

失業中は極力出費を抑えたいですからね。

場所もJR飯田橋駅から徒歩10分とアクセスも
良く通いやすいのも有り難かった。

翌日『東京しごとセンター』に
行くことにします。

1階総合相談受付で、
「利用申込書」に記入し、
ミドルコーナーで登録をします。

ここで専任のカウンセラーが決まるのですが、
当たり外れがあるようで、私は物腰柔らかな
年配の男性の方で当たりでした。

まず、転職活動に行き詰まっている状況を説明。

書類選考に全く通らないのには理由があるので、
自己分析・自己PR・応募書類・面接といった
一通り教えるセミナーに参加することを
勧められます。

そこで教わったことを参考にして書類を作り
後日、カウンセラーの方が添削をしてくれる
事となり、早速セミナーを受講します。

内容は目から鱗でした。

これまで、履歴書を買うと一緒に付く
長4の封筒に履歴書を3つ折りにして
送っていました。

このやり方では、ダメとのこと。

企業側に誠意を見せるためには、
クリアファイルに履歴書、職務経歴書、
添え状を入れて角2封筒で送るのが礼儀
とのことでした。

この時点ですでに、人選を振り分けている
事実を知ります。

書類の内容以前の問題であることがわかり
自分がスタートラインにすら立てていない
状況に焦りを感じます。

              (つづく)

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