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想いは手法の上流にあり【知らないとヤヴァイ】中小企業の収益性改善のポイント⑩AMTULとの関連性

AMTUL、PDCA、FIRE、KPI、B2C、OJT、OEM(順不同)などビジネスの戦略を練る際や投資の世界では知らないとヤバイ用語や手法があります。わけわかんね。と諦める事なかれ。
必ずしもその手法が正しいとは言い切れませんが、ビジネスを語る上での共通言語として知っておいて損はないでしょう。

ご覧いただき誠にありがとうございます。このnoteでは、現役の財務コンサルタントの私が「おじいちゃんでもわかる」をコンセプトに経営や財務について「わかりやすく」お話ししていきます。
税理士/財務コンサルタントの清原です。

前回に引き続きマーケティングのお話しです♪AMTULを考えていきましょう。
AMTULは、下記の5つの頭文字をとっています。

A 認知(aware)
M 記憶(memory)
T 試用(trial)
U 本格的使用、日常的に利用(usage)
L 愛用、愛顧客(loyalty)

消費者の購買行動のプロセスを説明するモデルの1つで、AIDMAにロイヤリティの概念をプラスアルファしたものという理解でおおよそ間違っていません。
AIDMAは短期的な購買行動を考えるのに対してAMTULは長期的な目線で段階を踏んで考えます。
ある商品を市場に打ち出す際に、事前にシミュレーションしたり、現商品の購買に至るまでのフローを観察してボトルネックを特定したりといった場合に活用できる手法です。
弊社が提供するMAS経営支援の現場においてもマーケティング戦略を練る際、大活躍です。

毎回唱えています。マーケティングに限らずですが、シミュレーションとモニタリングをワンセットで考えます。
AMTULにより消費者が購入するまでのプロセスをシミュレーションしたらアクションプランに落とし込みます。
その後が重要。
そう、モニタリングが要です。
お客様の声をアンケートで集めたりといったマーケティング調査や設定したKPIが達成されているか。
仮説を検証することが必要です。
数字に落とし込んで検証です。算盤を弾いてください。税理士の作成する試算表と睨めっこしてください。財務の専門家を味方につけてください。
AMTULでいえば、認知率がどれくらい向上したか、どれくらいのお客様が実際に手に取って試してくれたか、そこから購入に至ったお客様は?リピート率は?今後も購入してくれそうか?

少し長くなってしまいましたので、次回、実際の活用方法を見ていきましょう。
ちょうど昨日、弊社の税務とコンサルティングのお客様の鍼灸院で話題沸騰中の美顔器セルキュアを購入したので購入に至るプロセスを追いかけていきましょう。

セルキュア4T plus❤️
目指せ田中みな実❤️

AMTULの話をしている場面でアレですが、経営者として大切にしている言葉があります。

想いは手法の上流にあり

想いは手法の上流にあり
良い言葉ではありませんか。お客様のお役に立ちたい!といった想いは手法、テクニックより上位にあるという意味です。
購入に至る前提として、もちろん商品自体の魅力もありますが、今回美顔器を購入させていただいた鍼灸院の社長の理念「はんなり美人を世界中に増やす」に私が大きく共感しているということが大きいです。
また、こんなクソ野郎の私を「兄弟!」と慕ってくれたり、スタッフ一丸となって取り組んでいる社風も大好きです。

お客様は何を求めているのか?
お客様の問題解決に向けて、なんとかお手伝いできないか?
を考え抜き、お客様のためにといった想いが大切です。

ただ、この名言が言わんとしていることは、

手法なき想いは無力である

手法なき想いは無力である
といった側面も持ち合わせいると思うのです。
理念だけでもメシは食べられません。
せっかくの想いの詰まった商品やサービスであっても、購入してもらえる様に商品サービスをプロデュースして世の中に販売する力がないと消費者に届けられないのです。
せっかくの想いを伝えることができないのです。

「想い」と「手法」が大切です。

「想い」と「手法」が大切です。
大切なことなので2度言いました。

消費者の不満や不安といった問題を解決に導くプロセスについて、ジョブを雇用すると表現している、消費のメカニズムがたっぷり詰まった「ジョブ理論」という良書がありますが、まだお読みで無い方は是非手に取ってみてください。
今朝、3回目の読み返しでした。理解が深まります♪

このnoteでは実際に100を超える税務のお客様を抱え、中小企業オーナーの財務コンサルティング業務に従事している私が、実例をもとに、わかりやすく解説していきます。
取り上げてほしい内容などあれば、コメントなどいただければ幸いです。
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