お父さん、そろそろあなたの出番です。
部活の大会の引率に泊まりがけで行ったんですね。
ヘトヘトになりながら帰ってきたわけです。
そしたら学年主任が、「出発は1時間後ですよ」とかいうんです。
そこで、あ!今日は修学旅行の出発日だって気がつくんですね。
「やっベー。家族に何も言ってなかったよ!LINEしなきゃ。」
とか考えてるんだけど、時間なさ過ぎてそれもできないの。
その場にあった荷物を適当に慌ててまとめてバスに飛びにるんです。
でもよく考えたら旅程も知らないし、どこに行くのかもわからない。
適当に一番後ろの席に座って、生徒と絡みながらどこかの温泉宿に到着。
どうやらこの後のレクで出し物をやらなきゃならないらしくて、
私は1人の生徒とペアで漫才をやることに。
サンドウィッチマンをやることに決まるんだけど、
相手がやる気ないし自信ないしでどうにもならない。
励まして、励まして、練習して、励まして。
よし、行くぞ!!!
ってところで目が覚めました。
おはようございます。にっしーです。
オンライン授業が続く今、きっと生徒たちと関わりたいんだなぁと勝手な夢分析をしております。
今日のお話は・・・
多くの家庭が抱える母親の大変さと父親の役割について。
腹が立ったり悲しくなったり、感情ってコントロールが難しいですよね。
特に不登校の子どもが家にいると、親の感情も浮き沈みしがち。
中には「沈みっぱなしで浮きません」なんて声も聞こえます。
我が家も、娘が不登校になった初めの頃はそんな感じでした。
特に家にずっといて子どもを見ている妻の落ち込みは激しくて
「私が悪いんじゃないか」
「このままサボり続けて社会に出られるのか」
「この子の将来はここで終わっちゃうんじゃないか」
「小学校の勉強すらできないで大丈夫なのか」
次々に不安が押し寄せてきて、イライラして、落ち込んで。
そしてそれを子どもにぶつけてしまってまた落ち込む。
そんな感じでした。
妻の話を聞いて、ガス抜きをしてもなかなかうまくいかなくて。
それどころか何を伝えても喧嘩になっちゃうこともあって。
こちらも見ていてもどかしいものだから、
つい改善策を言っちゃうんです。
その度に喧嘩になる。
子どもの前でも始まる夫婦喧嘩。
これって一番教育上良くないし、子どもは辛い。我々も辛い。
妻もどんどん孤立していく。
こりゃヤバいなと感じました。
だから決めたんです。
①「娘の学びのことは、私が全部引き受ける。」
②「妻に意見することはせず、共感し、感謝を伝え、応援する。」
③「子どもの前で喧嘩をしたら、次の日はケーキ」
①については、娘とたくさん話しました。たくさんの話を聞きました。
もともと関係性は良いんです。
でもそれ以上にたくさん話しました。
場所を変えて、時間を変えて。
押し付けず、質問しながら、ひたすら聞きました。
そうしてようやく娘の焦りや、やりたいことが見えてきました。
②については、アドバイスをやめました。
妻は妻で、めっちゃ頑張っていたんです。
頑張っても頑張ってもうまくいかなくて空回って。
だから、共感して、応援することにしました。
喧嘩は一気に減りました。
少しずつですが、妻も娘がやっていることを認められるようになってきました。家族に笑顔が戻りました。
③はめっちゃ大事なルールで!!
夫婦喧嘩があるたびに、子どもが喜ぶようになりました(笑)
不登校の家庭の相談を聞くと、お母さんが一人で奮闘しているケースが多いんです。お父さんが敵になっちゃって「お前の育て方が!」とか言っちゃうの。気持ちはわかりますよ。もどかしいんですよね。見ているだけって。
でもね、「じゃあ参加しようぜ。」が本音です。
子育ては母親だけの仕事じゃありません。両親の共同作業です。
批判を承知で厳しいことを言うと、、、責任を丸投げするお父さんなら
いない方が子どもはスクスク育ちます。(本当だよ!)
お父さんが敵になっちゃうと、母親は家族で孤立します。
思うように動かない子どもと、自分への自責の念で沈んじゃうんです。
パートナーだからできることがある。
働いていたって子育てには関われるし、お父さんのアイディアが家族を救うこともあるんですよ。社会でバリバリ働くアイディアマンじゃないですか。あなた方の力が、必要なんです。
かといって、「気合いが足りないんだ」とか「そんなんじゃ社会で〜」とかは必要ありません。逆効果なんでやめましょうね。
話を聞いて、子どものニーズを察知して、提案する。
仕事でお客様にやっていることと同じです。ニーズを無視して提案をしても、商品は売れませんよね。
「そうかぁ。そうしたいと思っているんだね。わかったよ。
それならば、こんな方法があるけど、どう?」
それでいいんです。
方法を見つける力や、調査する力は、お父さんの得意能力なことも多いです。仕事で培った引き出しの多さを見せる時ですよ。でも、あくまで提案です。押し売りしてたら、お客さん離れちゃいますもんね。
家庭によって形が違うから、それぞれの家庭でいいんだけれど
どんな形であれ、子どもの話をよく聞くこと。
これを親がやっていれば、不登校なんて怖くないです。
だって、学校に行っていないだけなんだもん。
もちろん母子家庭でも、父子家庭でも大丈夫。
子どもの話を共感しながらよく聞いて、それに沿った提案をする。
選択と実行は子どもに委ねる。
あとはひたすら、応援です。
お父さん、出番ですよ!
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