ラン活無限にできるマンのランドセル狂想曲② 店舗&展示会巡り編
①:基本条件編 からの続きです。
いざ、店舗&展示会巡り
カタログ請求が徐々に始まった1月。早いところでは2月から、店舗に2023年度モデルが並び始めます。
娘の希望する水色系で徹底的にリサーチし、いくつか候補を絞りました。あまり多く見せても混乱すると思ったので、本人と行くのはできるだけ数店舗にしたいなと。
その上で、そんなに有力候補じゃなくても母1人でフラッと見に行ってしまうところが、沼ズブズブなのが丸わかりな私なのですが……。
(たまたま行きやすい場所にランドセル屋がたくさんあったんですよ……!というのはええ、言い訳です)
ここからは実際に店舗を巡った順に、詳細に書いていこうと思います。
(超絶長いので覚悟してください。1万字超!記事分けようかなと思ったけどなんかしっくりこなくて、一気読みしてほしいなと思ってしまった)
①鞄工房山本&香久山ランドセル
ド頭からかいという感じですが、こちらは候補ではありませんでした。
娘の希望色のミントブルーが山本に2023年度は新登場するということで見てみたかったのですが、公式サイトで調べたところ牛革(1420g前後)にしかなく。
人工皮革でミントカラーがあったならば娘に背負わせてたと思うけど、ちょっと条件から外れるので、まずは1人で見に行ってみるかーと思ったのでした。
山本は息子の時も見に行っていて(1人で笑)、本当に造りが職人メイドという感じで上質だなと思いつつ、そのときは確か持ち手がなかったりで除外したような記憶があります。
娘の習い事の合間、ふらりと行ける距離だったので、数時間前に予約を取って訪店。1人で乗り込んでくるオタク母にも、女性の店員さんがとても丁寧に接客してくださいました。
こちらは人工皮革の棚。
こちらが牛革。
(この真ん中にあるパウダーピンクがすごくいい色味でした。娘がピンク志望だったら推してた。ということを他のお店でも何度も思ったので、私は薄めピンクのランドセルが好きなのかもしれない)
ミントブルーを見せてもらいました。
前ポケットのL字ファスナーが蛇腹状にガバッと開くのはかなりポイント高いです。すごく使いやすそうだなーと思いました。女子は生理用品を入れたりすると聞くので、やはりここの容量はあるといいなあと。
あとドゥ・アンジェールのこの名札?部分の窓がもくもくとした縁取りになっているのは、絶対に娘は好きだろうなーと思いました(こういうディテールに反応することが多い)。
被せの縁取りが茶色なのが大人っぽくて、コバ塗りの感じも本当に素敵で、この質感は大人も好きなやつだなあ〜と。それでいてリボンやお花のモチーフが側面についていたりで、子供が喜ぶ可愛さもあり(個人的には装飾はないほうがいいのですが、これくらいなら本人が望めばアリかなーと思いました)。
あとは…どちらかというとこっちの実物を見てみたかった。山本の兄弟ブランドで、2023年度からデビューの香久山ランドセル。
山本のカタログにリーフレットが同封されていて、「なんっておしゃれな色味なのかよ…」と驚嘆したニューカマーです。
どうです。おしゃれすぎやしませんか。左下のスモーキーラベンダーが特に、「絶妙すぎるやろがい…」な子で圧倒されました。自由に選んでいいならば、私が背負うカバンならば、これを選んだ…と思う。
内装もすっきり大人っぽいデザインで、蛇腹ポケットなど山本と仕様が共通な部分も。(香久山はキューブ型。あと留め具がワンタッチ式?ですごく独特です)
アッシュブルーは、実際はカタログより色が濃かったかな。
ワンチャンないだろうかと思っていましたが、このあと娘に写真を見せたら「これは水色じゃない!」と一蹴されました。〜Fin.〜
今回のラン活では、できるだけ自然光での色味も確認するように意識。
ミントブルーは室内で見るよりも、パキッとした色味に感じました。
いずれもとても素敵だったけど、やっぱり諸々の条件面で、ちょっと本命からは外れるかなという印象。
②池田屋
いやーやっぱり実際にランドセル見るといいな…と、ラン活ガチ勢の性分を思い出し、すっかり楽しくなってしまった母。
この日はこのあと、習い事を終えた娘と合流し、ふらりと池田屋にも寄ってみたのでした。
予約していなかったのでどんな感じか覗くだけ…と、ノラネコぐんだんのようにお店の外から様子を伺うつもりでしたが、店員さんが優しく「今そんなに混み合ってないので、ちょっとなら大丈夫ですよー」と入れてくださり。親切すぎる……と感動。(しかもちゃんと1人担当の方がついてくださった)
娘が実物を見ることで意向が変わったりするのでは…?というのを確かめたくもあり、どのあたりにこだわるのかを知りたくもありました。
店内には色とりどりのランドセルが並んでいて。
「カタログでは紫と言っていたのにお店に行ったら水色と言ってそのまま決めた」というような話を何人もから聞いていたので、娘も水色じゃないものに目を向けたりするのかしら、と思っていたら、一目散でこの牛革パステルのミントへ。
と、とかげそのもの。
思わず笑ってしまった。(被せのステッチと鋲がさらに顔感ある)
ここで、「水色と言ってもこういう淡いミント系が娘の好みど真ん中なんだろうな」という思いがより強くなる。
写真撮りそびれたけど、同じ牛革パステルのミルク×ベージュは「ねこ」カラーなので、どちらも「すみっコぐらしだ!」って言う子が多いですね〜と、店員さんが話していました。(そしてどちらもとても人気あるそう)
なにそれ可愛すぎ。
池田屋は「子ども思い」を掲げていて、修理が理由を問わず全部無料だったり、突起のないギボシベルトだったり、変形防止板があって耐荷重80kgだったり…とにかく機能面が充実。
あとこの牛革パステルは被せが特にすごく柔らかかったのが印象的でした。触り心地が良くて今でも割と忘れられないほど。革なのに1300gと軽いのも好感度高し。
ちょっと気になるポイントとしては前ポケットがストレートなのと、大マチ12.2cmで少し小さめ、自動ロックではない、くらい。ただ、差し込み口が縦型になっているちょっと珍しい形で、開閉しやすい工夫がされているんだろうなと思いました。
ポケットも他社のストレート型のものに比べたら、割と開口はしやすい形なのかなと。
慌ただしくお邪魔してしまったのであんまり背負えなかったけど、娘の目についたこのあたりも。
1100gですっごく軽かった。これを手にして、軽さは正義だな…と思うように。
ちょっとどのシリーズかわからなくなってしまったけどミルクティーのような色。流行りのベージュ系でありつつちょっと暗めでなかなかない色だなと思いました。
池田屋はカタログについていた絵本「テアちゃんのランドセル」もとても可愛くて、娘は何度も読んでました。そこに載ってたキャラクターが店内に描かれていたのも楽しかったようです。
子供自身がドキドキしながらも入学が楽しみになるような、こういうちょっとした工夫をしてくれる企業は好感が持てる。
ミントの色味がドンピシャだったのもあり、実物を見てグーンと急上昇した池田屋。他店の感触次第では、予約を取ってまたゆっくり来たいなと思いました。
③grirose
息子の時はなかった、土屋鞄の姉妹ブランド。
前の2つは衝動的に見に行ってしまったのですが、ちゃんと腰を据えて有力候補のラン活を行うのはここから!と思っていました。
幸運にも2月中旬に行われていたプレイベント「ひみつのお披露目会」のプレスデーにお招きいただき、じっくりゆっくりと見ることができたのです。
仕事の休みをとり、娘も保育園をお休みして、いざ中目黒の店舗へ。
ご覧の通り、パリをイメージしたブランドなので、店構えからしてもうロマンティックというか上品というか。
カタログにもいい香りがつけられていたのですが、お店の中にもその香りが漂っていて、入った瞬間に親子でうっとり。
ゆったり時間があったので、たくさんいろんなカラーを背負わせていただきました。
娘のお目当てはもちろんブルー。こちらの新色のモーニングブルーにまっしぐら。
本当に素敵な色で、私もうっとり。
griroseは機能性もしっかり兼ね備えていて、私が欲しいと思っていた要素はほぼ揃っていました。ラウンドポケットの中にDカンがしっかりついていたり、細かいところもポイント高い。娘の肩にもフィットしていた。
あとリバティっぽい内装もとても好きでした。(汚れも目立たなさそう)
娘はとにかく自動ロックに夢中。何度も何度も試していました。ここで自動ロックの優先順位が地味に上昇。笑
ブルー系比較。
モーニングブルーのほうが少し緑がかっていて、マットな感じ。
そして娘は、ランドセル以上では?という勢いで、このカバーをとにかく気に入っていました。「お花のネックレスみたい❤︎」とのこと。これが欲しいがゆえにgriroseに決めるのでは?と思うほど。笑
息子はランドセルカバーを使ったことは一度もなく、私も「ちょっとの傷は味だし不要なのでは?」と思う派なので(カバーが汚れているほうが気になる)、そこまで気に入るとはと意外でしたが、女子のランドセル選びはそういう観点もあるのだなーと新鮮な気持ちに。
ひみつのお披露目会では一番お気に入りのランドセルを背負ってのチェキ撮影やネイルシールのプレゼントもあり、娘も良い思い出になったようです。
何気にこういう、「ランドセルを選んだこと」が親子で記憶に残るイベントになるのはいいなーと思っているので、うれしいサービスでした。
griroseで気になるポイントを強いて挙げるとしたら、背負った時のシルエットが他のブランドより少し大きめに感じた?くらい。
でもそんなのも気にならないくらい全体的なバランスが良くて理想的で、娘がここのがいい!と言うならば大歓迎だよ、という気持ちでした。
あとは娘の希望ど真ん中のとかげ色(ミント寄りの色味)とちょっと違うけど、そこは娘はいいのかしら、というのも少し気になった点。(娘は楽しかったからか、これでもいいよ〜という雰囲気でしたが)
というところから、かなり有力候補だけれども、ひとまず他を色々見てから決定しようということに。
が、griroseは本当に人気があり、昨年はGW前に売り切れの色が出始めていたとお店で聞いたので、3月中には決めたいな、という気持ちでした。
余談:唐突なランチ情報ですが、grirose中目黒店から近いエビ・カニ・オイスターの専門店「クラブハウスエニ」めちゃくちゃおすすめです。
無類のエビカニ好きにはたまらなかった……オマール海老のパスタ……🥺🥺🥺
ドリンクバーもフルーツティーあったりラインナップが豪華。
④アタラ
いい水色ランドセルを探す中で、これは!という素敵な色味だったのがこちら。インスタでランドセルについてわーわー書いていたら、フォロワーさん数人からも「アタラの水色は素敵ですよ〜」とおすすめいただきました。
たまたま見に行きやすいところに店舗があったので、またもやフラっと娘と足を運んでみました。
こちらも土屋鞄が監修?に携わっているそうですね。
まだ2月中旬だったので、2023年度のラインナップではなく、新色「きりかぶ」を除く8色が展示されていました。これらは2023年度も変わらず継続するモデルとのこと。
どれもとても絶妙できれいな色味だな〜と思いました。ユニセックス感もある。「そういえば黄色のランドセルってあんまりないな。黄色が好きな子はどうするんだろう」とふと思ったことがあるのですが、ここの「きのみ」はすごく絶妙カラーで、黄色推しの子にも良さそう。(ちなみに羽倉さんにも黄色があります!)
「いずみ」を背負ってみました。うーん本当にいい色。
そしてこちら、牛革なのに1250gと驚きの軽量。質感もとてもよかったです。
しかし娘、驚くほど食い付かず。😂
錠前が特徴的で、自動ロックじゃないのがダメだったのかもしれないし、明確にはわからないのですが、ハートに刺さらなかったようです。。
小マチがないデザインですが、ポケットはガバッと開くL字型でとても使いやすそう。マチが13cmもあるので容量的には大丈夫なんだろうなと思いつつ、うちは4年生の息子が「小マチは便利!筆箱とかを入れるのに使うから必要だと思う」と話していたので、やっぱりオーソドックスな形の方がいいのかしら…難しいところだなーと思いました。
あとは持ち手が別付けだったので、できれば私的にはデフォルトでついているほうがいいなとも。
ランドセルカバーもかわいいデザインが豊富でした。1年生の黄色い交通安全カバーも、オリジナルのものを販売しているそう。ただうちの小学校は専用のものが配られるのでそれはつけづらいかしらと悩ましい。
昨年一番人気だったという「あさそら」。ピンクのようでもラベンダーのようでもあり、すごく素敵な色でした。
最近、娘の園の仲良しの子がこれに決めたという話を聞き、似合いそうだな〜来年並んで写真撮るの楽しみだな〜とほっこりしました。
番外編。通りがかったアクタス。5年前よりカラバリ増えましたね〜。
水色がないので我が家では候補に入らなかったのですが、息子の時におしゃれな友人たちが選んでいたイメージがあります。半被せもやっぱりおしゃれだなあ。相変わらずシンプルで素敵。
⑤土屋鞄
土屋は息子のときはA4フラットファイルが入らなかったりマチ幅が小さかったりと機能面で候補から外したのですが、5年経って他社並みの機能をそろえたモデルが出ていて驚きました。バージョンアップしてきたんだなーと。
調べていく中で、RECOとアトリエのシリーズならば私の考える条件もけっこう満たしているな(自動ロックと前ポケット以外)と思い、革の色味や質感などはもちろんとても素敵なので、娘が気に入れば決めてもいいかなと思いました。
が、ここまでで娘の水色へのこだわりが確固たるものであることを感じていたので、土屋の中にはマッチするものはないだろうなと思っており(牛革プレミアムにミントブルーがありますが、容量や重さなどで候補から外しました)。店舗の予約を取っていたものの、選ばないだろうしキャンセルしてもいいかなー、と。
ですが、当日娘に話してみたら、「行きたい〜」と。なら、私も見るだけ見てみたいし、行くだけ行くか、というモードに(ほぼ自分が見たいだけ笑)。
が、とにかくタイミングが悪かった。
3月初旬の、予約開始直後の土曜日のお昼だったので、もうとにかく人人人。
予約制だし1枠の家族数をかなり制限してくれているのかなと思ったらそんな感じでもなく、バーゲン会場のように雑然としていました。。😭
祖父母連れのご家族も多いので、結構な密…。ランドセルの見本も棚から持ち出されてしまっているものも多く、目当てのものがどこにあるかも分かりづらく…。
これまで見てきた店舗が、店員さんがついて疑問点があれば説明してくれるスタイルだったので、それもなく、基本的に忙しそうで声もかけづらく…というムードに若干たじろいでしまいました。
そんな中なので、行きたいと言っていた娘、早々に帰りたいモードに。(オイッ😂)
私もサラリと見れればいいかなーと思っていたくらいだったのでまあいいのですが、ここが本命の方には、30分の制限時間の中で選ぶというのはなかなか厳しい環境だよなと思ってしまいました。(お高い買い物なのに…)
もちろん真っ先に背負いたがったのがこちら。牛革プレミアムのミントブルー。きれいな色味ですが、先述の通り機能面で候補外にしたのと、これだけ背負った瞬間に「痛い」と言っていました😳 肩に合わなかったのかな。
ちょっと空いてきたタイミングのRECOの棚。どれも色味が素敵すぎて惚れ惚れでした。
土屋なら有力候補かなと思っていたプリズムブルー。
ザラザラとした質感がすごく独特で、ずっと触っていたくなる感触でした。
こちらも娘の心には刺さらず😑 なんで来たんやー感。笑
今年の土屋といえば、なんと言ってもアトリエシリーズのmina perhonenとのコラボが超絶話題ですが、実物もやはりとても可愛かったです。
数年前mina大好きでよく着ていたので、惹かれるものはありましたが…水色があれば〜。
娘はアトリエの中ならピーチ推し。
が、一番のお気に入りポイントは、前ポケットの引き手についているお花のチャーム😂 これだけ売ってほしいなという勢いで欲しがっていました。
どれも肩からベルトが浮いて見えますが、店員さん曰く荷物を入れたら下がって肩にフィットすると説明いただきました(ここだけ気になって仕方なくて、必死で店員さんをつかまえて質問した)。
母はアトリエのブルーベリーに打ち抜かれました🫐
背当てがピンクで、絶妙なかわいさとかっこよさが共存していて。
これを見て、「ナスっぽいネイビーっぽい色を女子が背負ってるのすごくおしゃれだなあ」と惚れ惚れしたのですが、、娘にはなんとも似合わなかったです😂(写真撮れてないけど、キャメルとか焦茶とかもなんだか似合わなかった)。
娘は濃い色より薄い色のほうがいいのかな?(汚れが目立つという懸念はあるが)という予感が強まった瞬間でありました。
あっさり終わってしまいましたが、やっぱり人気の大定番ブランド、実物を見れただけでうれしかったです(オタク)。大人目線ではホント間違いないおしゃれさ。本当はSHAPEシリーズとかも見るだけ見てみたかった(オタク)。
⑥村瀬鞄行
残すは本命のconosakiとニノニナのみ。いろいろ考えた上で、その2つになる可能性が高いか、全部見た上でgriroseを娘が推したら決めるかもな、、と、だんだん終わりが見えてきました。
というところで、渋谷に立ち寄る機会があり、時間もあったのでふらっと村瀬鞄行(どんだけふらっと見学してるんだよ、って言わないでください😉)に行ってみました。
息子のランドセルを決めたときぶりに訪れたお店は懐かしく、5年前を思い出してちょっとエモくもなりつつ。平日の夕方だったのでガラガラで、優しげな女性の店員さん2人と、ランドセルをフックにゆっくり小学生事情についてなどなどお話させてもらい、とっても楽しかったです。息子がレザーボルカを愛用していることを伝えたら、とても喜んでくれた。
そうそう、こういう時間が自分にとってはけっこう大事なんだよなあ。と。買い物はできるだけ、心が動いたところでしたい。
機能面も質感も申し分ないし、本当は兄妹お揃いにしたいなと思いつつ、娘の好みの色味で条件が合うものがなかったので村瀬は除外していたのですが、優しい店員さんが水色系を出して集めてくれた。
この中ならサックスが娘の希望の色味に近く、ヌメ革のベルトもとても好みなのですが、こちらは1530gでだいぶ重め😭
新しく登場したボルカグレイッシュシリーズ。1290gで軽いし、色味がどれも素敵ですごく良かったです。
娘がベージュ系OKだったら、これのサンドベージュを絶対に推したなあ。右下のラムレーズンもすごく好き(まだナス色への憧れを捨てきれていないやつ)…。
色はお子さんに譲歩してもらって、かぶせの鋲を選ばせることで子供と折り合いをつけるご家族も多いですよ〜と店員さんがおっしゃってました。うちは話して色を変えさせるということはしたくないので、その選択肢は取れないのですが…。
(鋲一覧。↑息子もカスタムで盾みたいなやつをつけてます😊)
新たに肩ベルトと背当てにメモリーフォームというものが導入されていて、フッカフカでした。負担をかなり減らしてくれそう。息子のときにもあったら良かったなあ。(下の画像で、お分かりいただけるだろうか…)
残念ながら今回はきっと選ぶことはないけれど、村瀬はやっぱり大好きな工房だな〜と思いながら、いい気分で帰ってまいりました。
好みのカラーがある方にはとてもとてもおすすめです。
⑦conosaki
本命のひとつということで、なんだかそこはかとなく緊張感を持って伺ったconosaki。
実はラン活を本格的に始める前、12月か1月に娘とフラッと入ったことがあり、その時にすでに「水色系が充実してるお店だな」という印象を持っていました。
そして3月中旬。2023年モデルはさらにシリーズが増えていて、それぞれに水色系の色味があり、、目移りが半端なかったです。笑
圧巻!
夕方の時間帯で、最終的に他のお客さんが誰もいない貸切状態になったので、細かく質問させていただきつつじっくり見ることができました。
やはりレザーの質感はとても良く、金具もアンティーク調で素敵だなと。レザーでも軽くて、1280gくらいなので許容範囲。
完全とかげなカラーリングのこちらのcoloris クラリーノは、写真で見ると結構奇抜なデザインに感じていたけど、実物は馴染みがいい感じで、普通にかわいいなー全然ありだなーと思いました。
conosakiは全体的に機能も充実していて(榮伸独自の機能の身幅調節機能も、冬場に着込んだ時などはとても便利!)いいなと思ったのですが、唯一気になったのが、前ポケットがストレートファスナーというところ。
それが、オーダーメイドであればラウンドファスナーになるということで、オーダーも視野に入れての訪店でした。
娘はシミュレータに夢中(公式サイトからも試せます)
内装も刺繍も鋲も、種類がかなり豊富。ただかぶせの裏側と、箱の中の内装が違うものになるのは私はちょっと気になっちゃうかな…と思いました😢
オーダーメイドは納期が3月中とあり、もし入学ギリギリになってしまったら桜との写真を撮りたいのにちょっと不安かなあというのもあり…(店員さんは、今年は2月ごろまでにほぼ発送完了したと話していましたが)。全部見終わってからもしやっぱりconosakiだということになったら検討しよう、と思いました。
オーダーを除いてこのお店の中でどれか1つ決めるとしたら?と聞いたら、娘が選んだのはスタンダードなbasieクラリーノ オパールグリーン。
とにかく1100gの軽さは魅力的(価格:56000円も◎)。ストレートファスナーでも多分使っちゃえばどうにかなるんだろうな、というのは思うので笑、最終的に娘がこれを選んだならそれはそれでOKだなと。
つむものシリーズはラウンドファスナーなんですよね。この桃花色、かわいかったな🌸
⑧ニノニナ
だいぶ春めいてきた3月下旬。本命以外で「フラッと」見に行ったのも多かったからか、正直娘本人がランドセルに対して「もう色さえあたいの好きなのにしてくれたらなんでもいいわよ」モードになっているのをうっすらと感じておりました。笑
本人に背負わせる数は絞るつもりだったのに、「フラッと」で見せすぎちゃったなと反省…… 😇
なのでもうズルズルしない!実物を見に行くのはここで最後にするぞ!と、心に決めていたニノニナ。
色味も機能も希望に一番合致していたので、実物も良いといいな、と、祈るような気持ちを抱えておりました。
店舗が関西にしかないので、体調崩したり濃厚接触者になったりしたら実物を見る機会がなくなるぞ…とヒヤヒヤしながらも、なんとか無事に迎えた展示会当日。
結果……!
本命にしていたアンドベーシックのフォギーグリーン。
めちゃくちゃ良かった…!
欲しい機能は全部あり、本体の上部にさらに補強が増えたということもありとてもしっかりした作り。
conosakiと同じ榮伸製なので身幅調節機能もあり。
唯一、事前の下調べで気になっていたのが、持ち手と肩ベルトについている反射材がなぜかピンクということなのですが…(この360°回転動画、何回凝視したことか…笑)
実物は、そこまで気にならないかな…と思える範囲でした!(そりゃ、本音ではピンクでない方がいいんだけど!笑 写真の方が目立って見えるかも)
ラウンドポケットのファスナーがこんなにガバッと開くのは感動的…。
サイドのポコポコとした模様もかわいい。
そして、インスタでニノニナを6年間使った方の卒業postをちょうど見かけて、すごく綺麗だったことにも背中を押されました。
1人ではなく何人もいらっしゃったので、これは信頼できるだろう〜と。
娘も全体的に気に入ったようで、「これにする〜!」と言っていたので、ああ、我が家のラン活がついに終わるのか…!と、終幕を感じてもう寂しくなる私がいました。(本当はモギカバンも見たかったので、ニノニナが微妙だったらレンタルしてみようと思っていた←終わらねえ)
他のモデルも素敵だったので、もちろんいくつか背負いました。
最後の最後まで迷ったリトルベリー🍓
かつての私ならばこんなにロマンティックなナスカンや刺繍は受け入れられなかったのですが、若干麻痺してきていたのと、ニノニナの刺繍や装飾は不思議とくどくないというか、全体的な統一感があるのですんなり受け入れられる感覚があり、最後までこちらと悩みました。
娘ももちろん「かわいいー😍❤︎」と目をハートにしており。
いやかわいいよね、母も可愛いと思う。自分の中の枯れかけていた乙女心を噴出させる何かがある。背当てもイチゴだったり、肩ベルトに小鳥がとまってたり、ディテールがすごくて。
キャメルやアイボリー、ピンクもとんでもなく可愛いんです、このシリーズ…。
通う小学校の女の子のランドセルを眺めていると刺繍が入っているのが当たり前、みたいな感覚もあったので、うーんうーんと最後まで悩みましたが、、色々考えて、娘本人はどちらでもよさそうだったのと、ならばやっぱりシンプルイズベストかなと、初志貫徹でアンドベーシックにすることにしました。
新作のコレトも、ラブリーではないシンプル路線で、配色が面白くて好きだったな。
※ちなみに、何度も写り込んでいるこの左手のとかげ色バッグには、とかげとしろくまのぬいぐるみ(いつものお出かけのお供)が入っています🤣
ニュアンスカラーレザーシリーズも、重さの点で除外したけど、やっぱり風合いと色味がとても素敵だった…。
展示会場には教材を模した2kgの重りとフラットファイルがいくつも置かれていて、自由に試すことができました。
重い重いーとすぐ音を上げそうになっていた娘。
(このアイボリーもすごく似合っていたので推したかったけど(以下略)という感じでした。笑)
この時肩ベルトのフィット感について質問したスタッフさんがとても親切で、丁寧に名刺までくださったので、信頼度がとても上がりました🥺(しかも名刺にデザイナーさんと書かれていて。デザイナーさん自ら展示会に立っているんだなあと。余裕があればどんなお仕事をしているのか詳しく聞いてみたかった)
予約制でほぼ満枠になっていたけど、家族数もぎゅうぎゅうというわけではなく、それぞれ2点ずつサンプルが用意されていたから自由に背負うことができました。
帰り際には子供向けにこんなお土産も。娘はキラキラの指輪をもらってとても嬉しそうにしていた。
本人の心が変わるかもしれないから、最終的な結論はもう少ししてから出そう、と思いながら帰路につき、数日後に改めて他のブランドの写真も見せつつ聞いてみたところ、「最後のここ(ニノニナ)にする〜」と、ブレないひと言。
どうやら、これで最終決定なようです🎉
ニノニナは楽天、Yahooで購入できることもとても嬉しい点。(その2サイトでの販売開始は4/1で、まだ購入してはないので、本当のところをいうと、ラン活まだ終わってないです!笑)
エピローグ
3店舗くらい見て決めるんだろうな、と思っていたら、まとめてみたら寄り道含めてこんなに行っていて、自分でもちょっとびっくりしました笑。(いや、本当はまだ行きたいところがあるのですが←)
でも親子で納得の行く、これだというものに出会えてよかった。
最初に書いた通り、「どれを選んだとしてもまあどうとでもなる」という確信があったので、焦ったり悩んだりすることなく、情報を収集しまくったらあとは風まかせ、娘の意見任せな感じで、気楽にひたすら楽しめました。
我が家は水色という大きな軸があったので絞り込みやすくもあり、気になるメーカーをバッサリ捨てなければならない切なさもあり、でしたが笑、色がなかなか定まらないおうちは色々背負えて楽しいけど何を優先するのかが難しそうだったりで、それぞれだなあと。
今はコロナ禍でお店で見れる時間にも限りがあるので、ある程度下調べをして候補を絞ってから、実物で細部と背負い心地をチェックする、というのがおすすめかなと思います。動画も撮っておくとあとで細かい部分を確認できる。
あと、チェックしておきたいのは内装!意外とカタログにちゃんと写真がなかったり、実物は質感が意外な感じだったりするので、ここは見ておくべきポイントかなと思います。
5年前と違って、メーカー側もSNSを活用しているので、インスタライブなどでも色味や細かい点を確認しやすくなってますよね。
娘とのあちらへこちらへのランドセル見学、とても楽しかったです。
息子のときも思ったけど、この期間を通じて、1年後の入学への心の準備の第一歩を踏み出したぞ!という感じがとてもするのです。
インスタのフォロワーさん含め、いろんな方とランドセル情報を通してお話しするのも、価値観を共有しあえる感覚があって、不思議で楽しい時間でした😊ラン活話を通して仲良くなれた方もいてうれしい。
いろんな方の話を聞いていると、最終的に子供本人が決めたランドセルが、どれもその子にしっくりくる色味だったり形だったりなことが多くて、不思議だなあ、子供はわかってるもんだなあ、と思います。
ああ〜、ラン活終わってしまったな…。
と言いつつ、まだまだランドセルの情報収集は地味にきっと続けてしまいます。ただ単純に楽しいからです。笑
(なんでこんなに楽しいんでしょう。いろんな条件を集めて、照らし合わせて、絞り込んで、理想の選択に行き着くのが面白い。コンサル業に似てる?私コンサルやればよかったのだろうか。)
最後の記事では、誰のためということではないのですが「私が好きだなと思ったランドセル」を好き放題に語って締めようと思います。(どんだけ)。
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