見出し画像

8/28-9/3日経新聞レビュー

この1週間で気になった日経新聞の記事を5つほど取り上げてみたいと思います。
 
「スズキ、トヨタとインドでEV」(8/29 朝刊ビジネス面)
今後、インドが世界最大の人口を誇ることが見込まれること、また原油高騰、大気汚染対応の為にインド政府がEV化を支援することから、EV市場は20兆円にも及ぶことが見込まれます。現地のタタや現代自動車等の競合がひしめく中で、スズキ、トヨタ連合がどのような差別化戦略を取るのか目が離せません。
 
「防衛白書を読む(5)米軍、「量」は中国に劣る」(8/30朝刊政治・外交面)
世界全体で不安定要因が多くなる中で、アメリカの軍事力も分散されていると思います。そうした中で、巨大化した中国の軍事力対応を米軍が対応するのは限界に来つつあるのでしょう。日本も含め、周辺国独自の安全保障対策が求められます。
 
「平成のカリスマ経営者 稲盛氏死去」(8/31朝刊ビジネス2面)
「どう生きるべきかを社員に熱っぽく語った。社員の心を一つにするためである。「中小企業の京セラが競争に勝つには、それしかなかった」、「「経営は人間として何が正しいかをよりどころに判断した。」
上記の2つを読むだけでも、この記事を読んで大きな学びとなりました。
稲盛さんのご冥福をお祈りしたいと思います。
 
「円140円台、24年ぶり」(9/2朝刊1面)
原材料価格の高騰に苦しまれているお客様と日々多くお会いしている身としては、これは本当に心配な流れです。。金利差の拡大により円安が更に進行されることが予想される中では、短期的には価格転嫁を、中長期的には輸出も含めた戦略検討が必要となります。
 
「日本電産永守氏一問一答「社外に後継いると錯覚」」(9/3朝刊ビジネス面)
私は個人的には永守さんのようなモーレツな方は好きなのですが、「私が幹部を怒鳴りつけると、「私も早く怒鳴りつけてほしい」と思う社員がある。社員じゃなくてみんな子分だ。」はちょっと驚きの発言でした。会社とご自身が一体化されているのは、それはこれからも現役経営者である時はこの上ないと思うのですが、承継時には少し一歩引いた姿勢も必要ではないかと感じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?