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新しい若年層「まったり貧困」に関して

ご無沙汰しております。最近は動画編集(プレミア・フォトショ・イラレ・アフエクあたり)を練習しつつ、本を読んだりしています^^。とはいえ、遊ぶ友達いなくて正直孤独感が高まってきてはいるので、ストレスがたまりすぎないようにコントロールしていかないとなって感じです…!

そして今回はタイトルにもある通り「まったり貧困」に関してです。ビジネスにおいて顧客・カスタマー観点で物事を考える時に顧客の認知から行動を予測したり勉強しながらカスタマージャーニーを描くことは重要ですが、それを描く上で世の中の変容に対してアンテナを張っておかなければなりません。

例えばスマートフォンではなく、また新たなデバイスが生まれたら、それで変わるタッチポイントを考え、どう認知・行動してもらうか?を考えていく必要があります。

そこで今回は若者の行動心理を探るため、また、自身の求人営業の勉強のために「まったり貧困」と言われる若者について考えてみました。そもそも若者の考え方や価値観が変わってきているのにも関わらず、旧固定観念で「若者といえば〜」と考えて、発信場所や発信するメッセージをミスリードする人も企業も多い中で、知っておくべき状態であると考えます。是非読んでみてください^^

まったり貧困とは

※大前提最初に言っておきますが、「まったり貧困」が良い悪いの議論ではなく、そういう若者が増えてきている現状をしっかり把握しよう!というスタンスで書かせてもらっています。

まったり貧困とは「貯金がほぼゼロでも好きなことをして暮らす、はたから見るといつ生活苦におちいってもおかしくない予備軍のこと。彼らに貧困の自覚はなく、むしろそこそこ楽しい現状に満足している様子が窺えます」。

総務省が発表している『労働力調査』を見ると、非正規社員が労働者全体の約4割を占め、この非正規社員の割合は年々増加傾向にあります。つまり、“非正規雇用”で低賃金という働き方が当たり前になりつつあり、こうした中で「働けるだしマシっしょ!」という考え方がまったり貧困につながっているのです。

また社会には、低所得者層をターゲットにした低価格のサービスや商品が溢れ、低収入でも生活するには十分な環境が整っています。結果、“低所得でも問題ない”というマインドが形成されたのです。

そんな「まったり貧困」の共通点は…
□自由に使えるお金が多い。実家暮らしや社宅族
□生活が変化しても生活水準を変えられない
□リボ払いやキャッシングを利用している
□お金が足りないことを自分のせいではないと考えている
□大学卒業後に選んだ最初の就職が非正規雇用

→社会福祉士、NPO法人ほっとプラス代表理事の藤田孝典氏、ファイナンシャルプランナーの田中佑輝氏の記事から引用。

※以前特集を組まれていたabematvに出演されていた方の動画です。是非参考動画としてみていただければと思います。ただこの方は結構頑張っているタイプの方なので、上記の「まったり貧困」というより完全に無欲な感じにも見えますが…あくまで参考までに!

良い側面と悪い側面

ただ彼らの主張には納得いくものも多く、やっぱり「若い今を楽しみたい!」とか「将来は年取ってから考える」などは主張としてはわからなくもないかなと思います。精神すり減らしてまでブラック企業で残業する必要もありませんし、時間は誰にとっても有限なものなので、利用の仕方は人それぞれです。

ただし、やはりそれは「将来をしっかり考えた上での行動なのか?」は重要です。確かに今に目を向けた時に、家賃をシェアハウスで分割して支払い、食べ物は激安スーパーで買い物し、趣味などはYouTubeで無料視聴などだとお金はいらないと思います。

ただ上記参考にあげた動画の仕事、Uberイーツもそうですが、働くことと体力は切っても切り離せない関係にあります。若いうちは体力で凌いでいた稼ぎ方が将来的にできなくなることは想像にたやすいです。また、若いうちに【経験資産】をためておくことも重要です。非正規雇用を否定するわけではありませんが、「非正規雇用でしか働いたことない40代を正規雇用する企業」は結構少ないと思います。若いうちだからこそ色んな経験をしておくことは重要だと思います。

では、求人営業として

「まったり貧困」のことを完全に理解しているわけではないので、あくまで憶測の話とはなってしまいます。ご了承ください。

おそらくですが「高収入」「やりがいバッチリ!」「みんな仲良し」などは間違いなく刺さらないと考えています。高収入に関しては、上記みていただいて分かるように【お金】に興味がないので、なかなか刺さりづらいでしょう。

そして「やりがい」に関しては、彼らが【仕事】に求める体験価値が、やりがいや達成感でないと考えられ、おそらくですが「生きるための術」的な感覚で仕事を捉えている気がします。そうなるとやりがい達成感推しも刺さらなそうです。

「みんな仲良し」も上と同じ理由です。仕事に求めている体験価値がコミュニティー形成ではなさそうなので、そこもずれる気がします。

そんな中、僕が今求人営業として抱えている課題は「上記のような若年層に訴求するためにはどういうメッセージが響くのか?」です。

クライアント様はよく「そんなやつ(若手)いらないよ」とおっしゃるのですが、仮にこうした若手が少数派から多数派になった時に、若手のリソースとしての強さ(将来性や体力など)を考えると、絶対に向き合っていかなければならない求職者となり得ます。

なので、彼らの価値観、好きなこと、仕事に対する意識・考え方についてしっかりとみていかなければいけないのです。

そしてこれも個人的な意見ですが、こういった層に響くのはおそらく「多様な選択肢を選べること」=入り口非正規からの「正社員登用」ではないかと考えております。

正社員登用って人によっては「正社員にさせられるんじゃないか?」と考えてしまいそうなワードではあるのですが、なんていうんですかね、【正社員登用】と【非正規雇用のみ】のちょうど間の「正社員になっても非正規のままでも、まじでどっちでもいいよ!」みたいなニュアンスの条件がすごい響く気がしています(笑)。

他にもいろいろあると思いますが、是非是非みなさんにもご意見いただければと思います^^今日は以上となります!

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