伝える

私は、昔から自分の気持ちを素直に伝えるのがとても苦手だった。

原因は分かっていた。幼少期から自分の周りには、否定の言葉がたくさん漂っていた。

そしていつからか、自分の意見を認められなくなっていき自分自身も嫌いになっていた。

本来、あってはならないはずだ。親を酷く恨んだ。

私自身本当は、誰かを受け入れたかった、しかし他人を受け入れられる器があまりにも小さすぎた。

しかし、生きていく上で他人を拒否してしまう心は仕事や学校にも影響が出てくる。

苦しくて、苦しくて必死にもがいた。

大人になってからは変わろうとし、自分には何が足りないのか、とにかく吸収することだけを考えて勉強した。

人間は１００％理解しあうことは不可能なのだ。

理解してもらおう、という気持ちが強かったのだろうなと今になって思う。

もっと気楽に生きても良いのかもしれない。

最近は、そんな風に思えている。年齢も重ねたのもあるが(笑)

他人と自分は別である、ということを頭の片隅に置く。

そうすると肩の力が抜けてスッとなる。

そうそう、あとは自分をスナックのママだと思い込んで接する人全てが自分のお客だとイメージしてコミュニケーションを取っている。

案外、悪くない。

人間に対してそんなに臆病にならなくても良いんだよ、と昔の自分に伝えてあげたい。

例え、血が繋がっていようが赤の他人だろうが、理解の無い人間や受け入れようとしないものは必ずいる。

そんな人達とは、無理に関わることはない。

逆もしかりで、受け入れてくれる人も必ずいる。

まずは、自分からだよ。怖くない。自分を大切にして。

伝えるってすごく大事。

生きていなきゃ、自分の思いは伝えられない。

好きだとか

嫌いだとか

色んな気持ちがあるね。

一方通行に話すとかは、ダメだとは思うけど(笑)

相手がどう思うとかそんなくだらないことは気にしなくていいよ。

今、あなたがどう生きているかってことが大事。

人って必ず死があるから。

大切な人が旅立った後にはもう遅いのよ。

だから、伝えましょう。生きているんだから。