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円安の一番ヤバい時期は過ぎたかも?と思う理由

ここ一年ぐらいの円安展開に関して、結構どこかで「ヤバい」状況になるかも?と心配していたところがあったんですが、「一番ヤバい」時期は過ぎつつあるんじゃないか・・・という状況になってきたように思います。

今回記事では、過去記事を紹介しつつ、「円安を巡るあれこれ」を考察しながら、これが今後の日本社会の色んな政治状況とか、経済の問題とか、そういうところにどういう影響を与えていきそうか?について考える記事を書きます。

まず、ここ一年半ぐらいの円安展開は、「第一弾」と「第二弾」があって、昨年9月に以下の記事を書いた時は、まあそれほど心配してなかったんですよね。

結局しばらくしたら、また円高方面にかなり戻っていった(今年1月に127円まで戻りました)。

一方で、「第二弾」の方はかなり第一弾とは違っていて、結構ヤバいはヤバいんじゃないかとヒヤヒヤしてました。

この記事を書いた頃以後、「これ大丈夫かなあ、ちょっとヤバいかもなあ」みたいなことを、何度か断続的にこのnoteの有料部分で書いてきたと思うんですが…

例えばこの記事とかですね。

特に、先月ぐらいはかなりヤバいんじゃないか、とヒヤヒヤしていたんですが、先月末や今月(11月)なかばぐらいからかなり状況が転換して、世界経済の情勢の中でこれ以上日本が「追い込まれる」ことは回避できる情勢になってきたんじゃないか、と感じています。

実際、この記事のトップ画像にしてるようなチャートで、11月13日を頂点に、その後の米国の消費者物価指数発表あたりを境にジグザグと円高になってきている。

なんか、この「ジグザクと戻ってきてる」っていうだけじゃなくて、これを日本側が何らか金利をめっちゃ上げますみたいな話にしないでも「こう」なってきているところが、今までと違う「流れの変化」を感じるところなんですよね。

今回記事では、過去一年半ぐらいの世界経済の動きを見ながら、その間にあったウクライナ戦争やイスラエル情勢が、人類社会の価値観を揺さぶってくる中で。本質レベルで「どういうことが起きているのか?」について考察する記事を書きます。

昨年7月からは、「記事の有料部分のバラ売り」はできなくなりましたが、入会いただくと既に百本近くある過去記事の有料部分がすべて読めるようになりますので、これを機会にご購読を考えていただければと思います。
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