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良い編集者は性格が悪い?

良い編集者は性格が悪い。

このラジオを聞き終えて、そんな言葉が耳に残った。

http://shimoqui.com/2018-01/#more-123

確かに理解はできるけど、なんとなくの肌感覚でしかなく、そう感じる理由をうまく言語化できなかったので、このnoteを通して説明してみようと思う。



今勢いのある面白いヒトは、みんな性格が悪そう

いい編集者は性格が悪い。

ここでいう良い編集者は、勢いがあって面白い編集者・ディレクターということにしておく。

今勢いのある番組の「水曜日のダウンタウン」や「ゴットタン」、長年のファンが多い「絶対に笑ってはいけない」いい意味で編集に悪意しか感じない。

「水曜日のダウンタウン」は、インタビューなどを悪意のある切り取り方で編集していて、特にクロちゃんのいじり方は悪意がすごい。
「ゴットタン」は、ツイッターで炎上したツイートなどを取り上げて、それをいじる企画をしているし、「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス」でも、アパ不倫の袴田さんを起用し、不倫の件をいじったりしている。

このように、お昼の番組では触れることすらためらわれる「クロちゃんのウソツイート」や「炎上ツイート」、さらにこのご時世で一番の禁忌になりつつある不倫を「アパ不倫」として堂々といじって、笑いに変えることができるのは良い編集者や良いディレクターが裏にいる証拠である。

水曜日のダウンタウンには、藤井健太郎さん。ゴットタンには佐久間宣行さん、オークラさんが編集やディレクションをしている。この人たちはいい意味で性格が悪いのだろう。

テレビだけではない。
オンラインサロン「箕輪編集室」を率いて、今飛ぶ鳥を落とす勢いで斜陽産業と言われる出版業界で、「多動力」「お金2.0」「日本再興戦略」などのヒット作連発している幻冬社の敏腕編集者箕輪さんも性格が悪そうだ。

誤解をして欲しくないのだけれど、性格が悪い=最低な人間ではない。

周りの性格の良い人たちが波風立てないようにしている対応する中で、性格の悪い人はあえて波風が立つような見方・対応をしている。

それを性格悪いと言っているのだ。


性格が良いヒトと悪いヒトの視点の違い

例えば、雪の日で地面が凍っていて、そのせいで友人がこけてしまった。

性格の良いヒトだったら、それを見て大丈夫?など、心配の声をかける。

逆に性格の悪いヒトは、それを見てダサいなど、いじって笑う。


自分がコケた立場だったら、どっちが良いだろうか?

僕はいじってもらった方がありがたい。

性格良いヒトの方が優しい対応で嬉しいかもしれないが、こっちのコケて恥ずかしい気持ちがなくならない。

性格悪いヒトの対応だったら、コケたという出来事をいじってもらえるだけで笑いが生まれる。

性格の良いヒトだったら、ただコケたという出来事で終わりだけど、性格の悪いヒトだったら、いじってくれることで、恥ずかしさが笑いに変わるのだ。

性格悪いヒトの対応なら、そこからの派生も期待できる。散々バカにした後に、同じように性格悪い人もコケればより大きな笑いになって、みんなが幸せになるのだ。

前に書いたプロレスの話にも通じる。

性格の悪い方がプロレスできて、盛り上げることができる。


こんな風に同じ光景を見ても、普通の人はそのままを見て、性格悪い編集者はどこか面白がれるポイントを探している。


まとめ


以上が「良い編集者は性格悪い」の説明です。

性格が悪いと書くと、基本的には批判しているみたいになるけど、そうではなく、性格悪いヒトの方が面白くて好きです。

性格悪いからこそ編集も上手くできるのだと思う。


悪い男に女性が惹かれる理由と同じ匂いを感じます(笑)。

悪い男の方が、ただ優しいだけの男より100倍面白いですもん。


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