#6 ラオス唯一の鉄道に乗ってみた
こんにちは、あーさんです。
今回も東南アジア旅の続きです。ラオス編は今回が最後になります。
ラオスにも鉄道があるのですが、それが少し独特で面白いので紹介します。
ラオス唯一の鉄道について
ラオス唯一の鉄道は1駅間のみの運行。
それも行き先は隣の国、タイの”ノーンカイ駅”です。
ノーンカイ駅からはバンコク行きの夜行列車(長距離列車)がたくさん出ています。
つまり、タイ国内の長距離列車に接続するためだけの鉄道ということです。その本数もかなり少ないのです。
ラオス唯一の駅へ向かう
駅へのアクセスに関する情報があまりなかったので、とりあえずブッダパーク(詳しくは前記事で)前のバス停からタイラオス友好橋に向かいました。
タイラオス友好橋でバスを降り、たむろしていたトゥクトゥクの運転手に行き方を聞きました。
誰に聞いても「バスで行く方法は無い」、「歩いて行くには(暑すぎるため)危険」とのこと。
おとなしくトゥクトゥクで向かうことにしました。
ちなみに今回のトゥクトゥクは軽トラタイプです。
友好橋からトゥクトゥクで15分ほど走り、ラオス唯一の駅”タナレーン駅”に到着しました。
駅前の道はこの駅に来るためだけの道なので、周りは本当に何もありません。車の音1つ聞こえませんでした。
駅の看板を見ると
この日は14:45の列車が無く、次の列車の出発時刻は17:30とのこと。
今の時間は・・・14:30。
出発は3時間後・・・。
乗ってきたトゥクトゥクも帰ってしまったので、どこかに行く手段もなく、チケットを買った後は駅で時間を潰すことに。
タナレーン駅
1日2本の列車がタイからやってくるだけの本当に何もないラオス唯一の駅。
ヴィエンチャン市内からかなり離れているため、アクセスも困難。
3時間居ましたが、ほとんどの時間を駅にあるベンチで過ごしました。
タイへの国際列車だけが発着する駅なので、改札(とはいってもただの柵)の先はパスポートが無いと入れないエリアになっています。
しかし、空港ほどセキュリティが厳しいわけではなくガバガバ。
タイからやってきた列車を撮影しようと柵の前でカメラを構えていると、掃除をしていたおばちゃんが「入っていいよ」と柵を開けてくれました。
これは、出国審査をせずに国際線の制限エリア内に入るようなものです。
ガバガバだとは聞いていましたが、こんなにも自由だとは思いませんでした。
実は
ラオスの鉄道はタナレーン止まりではなく、ヴィエンチャンまで延伸する計画だったようです。
しかしこの計画は現在、中国国内からヴィエンチャンまで鉄道を敷くという話で実現しようとしています。2021年には開業予定とのこと。
中国政府からの支援によって発展が進むラオスのこれからが楽しみです。
いざ乗車
国際列車なのでパスポートに出国スタンプを押してもらい、列車に乗り込みます。日本ではできない経験です。
機関車に2両の客車が繋がっていて、昔の日本のブルートレイン(夜行列車)のような感じでした。乗ったことはありませんが。笑
客車の中は背もたれと座面が直角の硬いイスと、空調は扇風機のみ。昔使われていたであろうトイレや洗面所も残されていました。
日本の様にアナウンスがあるわけでもなく、けたたましい音の警笛が鳴り、列車は定刻に発車しました。
あまり整備されていない線路の上を走るため、横揺れが激しいような気がしました。
草むらのような単線を走り、タイラオス友好橋が見えてきました。
普段は車が通る橋ですが橋の中心に線路が敷かれており、列車の通過時間のみ車が通行止めになり、列車の橋に変わります。
ちょうど夕日の綺麗な時間だったので、橋の上から見るメコン川の夕日はとてもきれいでした。
友好橋を渡るとタイに入ります。
タイに到着
ラオスのタナレーン駅から約15分、タイのノーンカイ駅に到着。
入国審査はホーム上にある小さなイミグレーションで行います。
すぐに入国できるかと思いきや・・・
緑の十字のバッジ(医療関係者のマーク?)を付けた人がやってきて、あーさんが日本人だと分かった途端マスクを着け、体温を測られました。
この時、日本でコロナウイルスの感染者が急増している時期だったので、このようなことになったのでしょう。
また、日本人が珍しかったのか、国境警備の人と体温を測ってくれた医療関係者の方と3人で謎の記念撮影をしました。笑
この後入国カードを記入し、無事タイに入国することができました。
ここから夜行列車でバンコクに向かいます。
この話は次の投稿で。
まとめ
東南アジア旅ラオス編、最後はラオス唯一の鉄道に乗ってみたということで、ラオスのタナレーン駅からタイのノーンカイ駅までを紹介しました。
国際列車という日本には無い概念の列車旅は、新鮮でとても面白かったです。
興味のある方は、海外への渡航規制が解除されてから行ってみてはどうでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
インスタグラムのURLを載せておきますので、確認してみてください。
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