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非常識超越平和理論(仮説と検証)③非常識均衡が成立するかどうかの検証

非常識超越平和理論(仮説と検証)③非常識均衡が成立するかどうかの検証


非常識超越平和理論(仮説と検証)③非常識均衡が成立するかどうかの検証

仮説検証の目的:常識と非常識の循環プロセスにおいて、非常識均衡のメカニズムをより詳細に考察および分析し、その実態を明らかにし仕組みとして成立するかを検証する。


ポイント:非常識均衡はあくまで仮説として提示している段階なので、それを色々な常識や非常識あるいは社会的な事象に照らし合わせて、メカニズムとしてそもそも成立するのか?どうかを検証する



方法:まず常識、狭義のおっぱっぴー、肯定的非常識、否定的非常識の事例を取り上げてそれが常識と非常識の循環プロセスの中でうまくサイクルとして回るのかどうか?を考察してみる。



1. 常識

常識の種類や事例


a) 慣習やルールやしきたり

b) 会社など組織の理念

c) 法律や条例

d) ニュース

e) 流行

f) 世間で認知されていて通説となっている学説・理論

g) 市場でスタンダードとなっている商品やイノベーション

h) 常識とされているあらゆる職種における仕事のやり方や手法

i) 生活様式

j) その国における文化

k) 社会的な風潮

l) コミュニティーにおけるルール


以上、上記のようなものが常識の事例として当てはまる。

※それ以外にもあると思われるがキリがないのでここまでの範囲とする。




これらのもので定量化できるものとあくまで定性化しかできないものとに分けて考える必要がある。


常識に分類されたa)~l)に該当するものは、定量化できるものと定性化できるものとに分かれるが、ほとんどのものは定性化できるだけにとどまると考えられる。

例えば、c)における消費税は10%である、というような法律があったとしてもそれは事実というだけで定量化できる性質のものではない。d)のニュースなども「ロシアがウクライナに侵攻した」という報道があり、それが全世界共通の認識となり常識として分類されたとしても、それは既成事実というだけであり定量化するような事柄ではない。その他、f)やh)などもその類に分類されるものである。心理学のユング派?とかフロイト派?など色々あると思われるが学説自体は定量化されるものではない。h)などもビジネスにおけるマーケティング理論や、株投資におけるドルコスト平均法など、その他にもKJ法、コンプライアンス、コーポレートガナバンス、内部統制、定量分析、原価計算、品質管理、生産管理、連結決算など実に様々な手法や形式が存在する。

建築などにゴシック様式とか和式や和洋折衷など様々な手法があるし、大工や職人の仕事ひとつとっても実に様々な伝統的技巧から新しい手法まである。

生活様式は、アーミッシュや、ヴィーガンなど様々なスタイルが存在するし、文化もアイヌ文化、スペイン文化、地中海文化、ヒッピー文化などいろいろある。

よって、


以上、挙げたらきりがないがほとんどのものは「既成事実」に該当するため定量化不可能である。


常識と非常識の循環プロセスにおいてどのように分類するべきか?

以下のパターンが考えられる。


1. 一つの事象=常識として捉えて、そのまま記述する

2. 一つの事象=常識として捉えて、数字1として換算して計測可能にする

※あるいは1,2の両方を取り入れる?



常識の種類や事例のものが循環プロセスの中をどう回るか?


a) 慣習やルールやしきたり

最初は、新しい概念のものは世間に受け入れられなくて否定的非常識と見なされる傾向が強い。よって、否定的非常識→肯定的非常識→常識のように変化し循環していく。しかし、時代遅れになれば狭義のおっぱっぴーとなり、再び否定的非常識に戻される。


b) 会社など組織の理念

a)と同じ


c) 法律や条例

a)と同じだが、政府や行政が強制的に執行することが多いので最初から否応なしに常識に分類される可能性が高い。そして、国民の認識としてはすでに狭義のおっぱっぴーにとどまっているにも関わらず、否定的非常識に分類されないことが多い。これは矛盾指数により統計をとり否定的非常識に分類されるべきものが多い。


d) ニュース

常識にとどまるものが多いと考えられる。よって循環プロセスの中をぐるぐる回ることはない。

しかし、そのニュースで報道されたものが事実ではなく実は誤ったものだと後で分かった場合は、否定的非常識に分類される。


e) 流行

a)と同じ

※イノベーションなどと同じような性質を持つと思われる。


f) 世間で認知されていて通説となっている学説・理論

a)と同じだが、学者の権威によってはいつまでも淘汰されずに狭義のおっぱっぴーに留まる性質が強いと思われる。これは修正および是正して常識に戻せる可能性があるなら戻すが、ほとんどは不可能だと思われるため、矛盾指数により統計をとり否定的非常識に分類されるべきものが多い。


g) 市場でスタンダードとなっている商品やイノベーション

a)と同じ

※流行と同じような性質を持つと思われる。



h) 常識とされているあらゆる職種における仕事のやり方や手法

a)と同じ


i) 生活様式

a)と同じかあるいは最初から常識として認識されてきた。


j) その国における文化

a) と同じかあるいは最初から常識として認識されてきた。

i)と性質は似ているが、時代とともに文化は発展する傾向がある可能性もある?

例えば、同じ日本という国でも江戸時代は鎖国した日本文化そのものだが、明治以降は文明開化をして西洋の影響をたくさん受けてきた。

分類方法としては、すでに時代遅れになってる文化(例えばヒッピー文化など)も明らかに非常識とみなされない場合は常識のままとどまることとする。


k) 社会的な風潮

a)と同じ

※流行と同じような性質を持つと思われる。


l) コミュニティーにおけるルール

a)と同じ


以上のように分類可能だと思われる。

この分類した結果分かることは、ほとんどの常識と呼ばれるものは最初は否定的非常識として分類され肯定的非常識、常識、狭義のおっぱっぴーと変化していき、最終的に否定的非常識のもどされる性質のものが多いことが分かる。

そうすると、否定的非常識に最終的に振りもどされそのまま否定的非常識としてずっと分類されたままその領域にとどまるものが多いと考えられる。

しかし、否定的非常識に分類されたものでもその後にその事実および事柄そのものがこの世から抹消されたとしたらどうなるか?


例えば、時代遅れになり否定的非常識に分類されていた「〇〇仕事術」というビジネス手法があったとして、それが世の中で完全に使用されなくなった場合



結論

→それは結論から言えば、常識と非常識の循環プロセスの図から削除されることになる。


つまり、否定的非常識に分類されたままだとシーソーのバランスが左に傾いたままになる可能性が高いので世の中における必要性がなくなったらモデル図から削除するのがいいと思われる。



残る課題と問題点


常識と思われて分類される項目でも「ある地域では常識だが別の地域では非常識にあたる」ものなども発生する可能性がある。

それらについては改めて矛盾指数などで統計を取って分類し直すなどの方法も考えられる。



2. 肯定的非常識


肯定的非常識の種類や事例


a) 発明やイノベーション

b) 芸術作品など著作物

c) 感動的な出来事

d) センセーショナルな流行

e) 斬新な企画やアイディア


などが考えられる。これ以外にも事例はたくさんあると思うがキリがないのでこれまでにとどめることにする。



これらのうち、a)、については前回の検証で書いたようにそのイノベーションが起きたことによる世の中の増加した利益(企業の売り上げなど)によってある程度計測可能であるが、それ以外の項目については定量化不可能なものが多いと思われる。

感動的な出来事がどれだけ世の中に感動を巻き起こしたのか?というのは例えばそれによって世論がこのように動いてそれが〇〇に影響を与えた?とかならば数字として計測したりある程度定量化できるが、ほとんどの場合はほぼ計測不可能で仮にできたとしても困難極まりないと思われる。

イノベーションについての売り上げについては単純に合計で考えてもいいが、業界ごとにそのイノベーションの重要性や、その業界あるいは企業の規模や日本経済への影響度などを勘案して、加重平均などで算出する方法なども考えられる。



結論


結論から言うと、肯定的非常識も常識と同じくほとんどが時代遅れとなると再び否定的非常識にまた振りもどされることになる。そして、世の中から完全に必要とされなくなればモデル図から削除されることとなる。





3. 否定的非常識


否定的非常識の種類や事例


a) 違法行為や犯罪

b) 違法行為ではないが、パワハラなどモラルに反すること

c) 不条理な出来事

d) 不幸な出来事

e) 世の中にまだ評価されてないイノベーションなど



以上、上記のようなものが否定的非常識の事例として当てはまる。

※それ以外にもあると思われるがキリがないのでここまでの範囲とする。



このように分類すると否定的非常識はほとんどのものはその分類のままとどまることになる。考えたら分かるが、違法行為などがある日突然、肯定的非常識になるということはない。

つまり、否定的非常識の領域のたまったままになってしまう。

→ 否定的非常識の領域だけどんどん増加していきシーソーのバランスが左に傾く。



解決案:違法行為や犯罪は時代の進歩とともに対策が強化されたり法律が制定されることによって問題解決する。例)パワハラ対策など

しかし、これによって完全に問題がなくなるわけではないし、また問題が解決したとしても新たな違法行為や犯罪が発案されてイタチごっことなっているのが今の世の中である。


結論および解決方法


結論から言えばこれは、前回の検証の記事で書いたようにイノベーションなどの項目分類が常識から否定的非常識に格下げになったときに、定量化した数値が下がるということが言える。その分だけ否定的非常識の領域の数値が下がることになる。

つまり、その分が否定的非常識の領域におけるネガティブな要因とも考えられる。

完全に数式で解明できるのかは未知数ではあるが、肯定的非常識や常識にあったポジティブな要因のものの数値が下がった分だけ、否定的非常識のネガティブ要因が増えるということが言える。

もちろん、イノベーションだけで考えたら肯定的非常識の要因としては不十分なので、他のあらゆう要因もできるだけ定性化および定量化して分析するのがいいと言える。



最終的な仮説検証の結論


結論から、言えば


1. 非常識均衡はメカニズム的に解明できる可能性はある。

2. 解明できる可能性はあるが、定量化して数式で解明するのは困難極まる可能性あり。

3. そして均衡について証明できたとしても否定的非常識の分類項目のうちネガティブ要因の数値が高いままであるという可能性がある。


結論は、非常識均衡になってもネガティブ要因を数値化してそれを洗い出さないと世の中が平和でないということになってしまう?!

→ ネガティブ因子指数などまた新たな指標を儲けないといけない?

計測方法案

常識、狭義のおっぱっぴー、否定的非常識、肯定的非常識の全体の総量をまず計算して、そのうちの否定的非常識のうちのネガティブ因子の総量を計測する?

ネガティブ因子指数=ネガティブ因子の総量÷全体の総量

つまり、結論から言うと、非常識均衡のメカニズムは常識と非常識の循環がうまく回っているという証明にしかならない?!



他の解決案


1.イノベーションなどの肯定的非常識の項目分類についても定量化するのはやめる。

→ 常識と同じプロセスで循環し、やがてモデル図から削除される。


2.結果として否定的非常識のネガティブ要因が減れば減るほど均衡する?!


これらについても検証するのは極めて困難だと思われる。


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