良い姿勢を意識する時の注意点: 本当に胸を張ってますか?
皆さん、こんにちわ。
社会人ラグビーチームでコンディショニングコーチをしている寺田です。
以前、子供でもできる良い姿勢になる3つのポイントという事で記事を書きました。
その時のポイントの一つが『胸を張る』という事だったのですが、
今日はその時の注意点について書いていきたいと思います。
背中の骨(胸椎)と腰の骨(腰椎)というのは(当たり前ですが…)繋がっていて、
上(胸椎)が動くと下(腰椎)に、下が動くと上に影響が出るようになっています。
これはその上にある首(頸椎)や骨盤にも言える事です。
良くある二つの問題の一つ目は肩周りが硬い大人の方、二つ目は身体が柔らかい子供に良くある問題点なのですが、
どちらも胸を張ろうとして腰を反る事があります。
まず一つ目の大人の方の場合。
肩周りが硬いのでそれについている胸椎や肋骨も動きにくくなっていて胸を張れない
→ 代わりに腰を反って頭を上げるようにする
という問題が起こります。
この場合、腰は無理に反っているので、
良い姿勢をしているつもりなのに腰が痛くなるという事が良くあります。
二つ目は子供の場合は逆。
身体が柔らかいので胸を張ろうとすると繋がっている腰の骨まで過剰に反ってしまう。
子供が長くこの姿勢を維持する事は無いと思いますが、変なクセがつく事を防ぐ為にも意識のさせ方に気をつけましょう。
これは大人にも子供にも言える事ですが、
後ろに身体を反るのでは無く、上に伸びる様なイメージを持つと姿勢は良くなりやすいです。
良い姿勢をしているつもりだけど腰が痛くなる。
という方は自分の身体のどこが動いて、どこが動いていないかもチェックしてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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