ジムにあると便利: トラップバー編
皆さん、こんにちは。
社会人ラグビーチームでコンディショニングコーチをしている寺田です。
今日はチームで働くスタッフらしく(?)トレーニングについて。
ジムにあると便利: トラップバー
皆さんはタイトルにある『トラップバー』というものをご存知でしょうか?
『ヘキサゴンバー』もしくは『ヘックスバー』とも言われるものなのですが、普通のバーベルと違って6角形(ヘキサゴン)になっており、その中に入って(Trap 罠にかかっている様な状態)でトレーニングをする器具になります。
※アメリカバーベルのものがオススメ!
このトラップバーはデッドリフトを行う時によく使う器具なのですが、普通のバーベルでデッドリフトを行うのと何が違うかというと
・スタートの姿勢がとりやすく腰への負担が少ない
・より上体が起きた姿勢で行え、スクワットに動きが近い
などがあります。
利点1: スタート姿勢の取りやすさ
普通のバーベルでデッドリフトを行う時は十分な足首や股関節、胸椎などの可動域が無いと正しい姿勢が取れず、背中が丸まってしまいます。
それが『デッドリフトは腰を痛める』と言われる所以でもあるのですが、
正しい姿勢がスタートから取れていて、それを動きながら維持できるならばデッドリフトで腰を痛める事は無いと私は思っています。
もっといえばパワーリフターの方などは背中が丸まったまま挙げても腰を痛めない方もいます。ただ、それは特殊な人達なので、もちろん、そうで無い方もいます。
トラップバーは右下の写真の様にバーの中に入るので普通のバーベルよりも上体を起こしやすく、腰への負担が少なくなります。
微妙に左のお尻の方が高くて上体が前に倒れていて、
右の方がお尻が低くて上体が立っているのか分かるでしょうか?
もちろん、コントロールできる重さを超えたらトラップバーを使っていても背中は丸まります。。。以下の写真は悪い例。。。
利点2: よりスクワットに近い動き
より起きた姿勢ができる理由はトラップバーだとバーがスネを避ける必要が無いので、
しゃがんだ姿勢からそのまま上げる事ができるからなのですが、そうするとスクワットの動きにかなり近くなります。
背中に担いだ重量による背骨への負担を避けて、スクワットに近い動きで下半身のトレーニングができるのも利点の一つですね。
そして、スクワットと違って立った状態からしゃがむのでは無く
(重りが↓↑する)、
しゃがんだ状態から立ち上がり重りを落とすことができるので(重りが↑だけ)、下半身への負荷もコントロールしやすかったりします。
まとめ
チームではデッドリフトで正しい姿勢が取れない選手や、
膝の状態が悪く、スクワットで重さを扱う事ができない選手につかったりするトラップバー。
最近のものだと(例えばアメリカンバーベルのもの)だとハンドルが二つあり、スタート姿勢の位置も変える事ができたりするので施設にまだ無いという方はそういったタイプのものを購入する事をオススメします。
使う事ができる環境でトレーニングをされている方は是非チェックしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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編集後記:
術後の経過が良いので火曜日退院予定(術後1週間)を明日(術後4日)に変更してもらいました(笑)。傷口から出血してしまうと病院に戻らないといけないので退院しても気をつけて生活します!
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