アイアイサーベルタイガー

スープカレーが大好きな私が、心震えたモノ・コトの感想を書く。

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記事一覧

おもしろ新書①ー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

はじめに 新書は、いい。色々な方面の専門家が、一般の人向けに、専門的な内容を分かりやすく説明しているからだ。最近では、時折胡散臭い新書もあるけれど、総じて情報の…

メモ帳:ワイヤレスイヤホンいいね

はじめに 表題の通り、ワイヤレスイヤホンは素晴らしい。これまで、iPhoneについている有線のイヤホンを使っていたのだけれど、段違いで生活の質が上がる。こんなことは知…

エッセイ万歳⑥ー『月夜の散歩』

はじめに このエッセイは、小説家でもお馴染みの、角田光代さんのエッセイだ。角田さんの有名な小説はたくさんあるけれど、エッセイも面白い。角田さんは、私とは年齢や性…

メモ帳:iPhone11→14にしてよかったけど・・・

はじめに つい最近、4年間使っていたiPhone11を14に変えた。ある朝、私は、寝ぼけ眼でiPhone11をトイレにダイブさせてしまったからだ。その後、渋々ヨドバシカメラに行く…

エッセイ万歳⑤ー『存在の耐えられない愛おしさ』

はじめに 今現在、最も勢いのあるエッセイと言っても過言ではないくらいの素晴らしい作品が、伊藤亜和さんの『存在の耐えられない愛おしさ』である。noteに伊藤さんが書い…

エッセイ万歳④ー『徒然草』

はじめに 『徒然草』は、兼好法師が書いたとされるエッセイで、だいたい今から700年くらい前に書かれたものらしい。全243のエピソードからなる『徒然草』は、兼好法師が「…

エッセイ万歳③ー『これでもいいのだ』

はじめに 私も、最近遅ればせながら、ジェーン・スーさんのファンになった。彼女のことを初めて知ったのは、NHKの朝の情報番組「あさイチ」にゲスト出演されているときだ…

エッセイ万歳②ー『イルカも泳ぐわい。』

はじめに このエッセイは、お笑いコンビAマッソの加納さんによって書かれた初めてのエッセイだ。彼女たちは、「尖っている」と表現されることが多いけれど、最近は笑顔の…

エッセイ万歳①ー『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』

はじめに エッセイは、大人の作文と言う人がいるが、言い得て妙で、小説や新書、専門書などと違って、肩肘張らずに読めるのが良い。そして、短編が連なっていることがほと…

おもしろ新書①ー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

はじめに 新書は、いい。色々な方面の専門家が、一般の人向けに、専門的な内容を分かりやすく説明しているからだ。最近では、時折胡散臭い新書もあるけれど、総じて情報の確度は悪くないと思う。 というわけで、最近面白かったと感じた新書の感想を書いていきたい。 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 この新書は、文芸評論家の三宅香帆さんによって書かれている。そして、新書らしく、題名がそのまま本のテーマとなっており、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」ということを明らかにする本

メモ帳:ワイヤレスイヤホンいいね

はじめに 表題の通り、ワイヤレスイヤホンは素晴らしい。これまで、iPhoneについている有線のイヤホンを使っていたのだけれど、段違いで生活の質が上がる。こんなことは知っている方もいると思われるが、この感動をnoteにぶちまけたい。 これを買いましたーAnker Soundcore Liberty 4 NC どれを買ったらいいか分からなかったので、とりあえずイヤホンといえばアンカーだろと思い、ショップに行って、適当なものを試聴したところ、めっちゃいい。全然違う。何が違うっ

エッセイ万歳⑥ー『月夜の散歩』

はじめに このエッセイは、小説家でもお馴染みの、角田光代さんのエッセイだ。角田さんの有名な小説はたくさんあるけれど、エッセイも面白い。角田さんは、私とは年齢や性別など違うところが多いが、多いからこそ、「この人は、そう考えるんだ」と学びになった。(全然わかんないと感じるところも、多かったけれど…) 印象に残ったエピソード1ー「天ぷらの願い」 このエピソードは、端的にいうと、せっかく揚げた天ぷらを、揚げたてのうちに食べて欲しいという話だ。わかる。熱々のうちに、食べてほしい。

メモ帳:iPhone11→14にしてよかったけど・・・

はじめに つい最近、4年間使っていたiPhone11を14に変えた。ある朝、私は、寝ぼけ眼でiPhone11をトイレにダイブさせてしまったからだ。その後、渋々ヨドバシカメラに行くと、キャリア変更を行うことで、iPhone14を手に入れることができた。 私のような貧民には、最新の高いiPhoneなんて買えないし、Androidの訳の分からないスマホしかないと思っていたので、望外の嬉しさだった。 今回のnoteは、その不思議な経過と、それにまつわる若干の疑問をまとめた。 一番

エッセイ万歳⑤ー『存在の耐えられない愛おしさ』

はじめに 今現在、最も勢いのあるエッセイと言っても過言ではないくらいの素晴らしい作品が、伊藤亜和さんの『存在の耐えられない愛おしさ』である。noteに伊藤さんが書いていたエッセイが、数々の著名人に見出されて、この本の発行に至っている。ちょっとした、シンデレラストーリーである。 私も、少し読んだだけで、伊藤さんの才能がありありと感じられた。なんというか、滝沢カレンさんのようなウィットに富んだ表現がありつつも、確かな文章力・国語力があり、世界の切り取り方も独特。 読んでいて、爆

エッセイ万歳④ー『徒然草』

はじめに 『徒然草』は、兼好法師が書いたとされるエッセイで、だいたい今から700年くらい前に書かれたものらしい。全243のエピソードからなる『徒然草』は、兼好法師が「つれづれなるままに」書いているだけあって、エピソードによって主張が食い違っていることがある。また、下ネタに近いエピソードもあり、兼好法師は『徒然草』の中で、実は大暴れなのである。国語の教科書には、243もあるエピソードから教育的配慮をした比較的穏当なものが載せられていると考えていい。 今回は、全エピソードから私

エッセイ万歳③ー『これでもいいのだ』

はじめに 私も、最近遅ればせながら、ジェーン・スーさんのファンになった。彼女のことを初めて知ったのは、NHKの朝の情報番組「あさイチ」にゲスト出演されているときだ。そこから、ジェーン・スーという存在が頭の中にインプットされるようになったのだけれど、本格的にファンになったのはつい最近で、彼女が出ているラジオ・podcastを聴くようになってから。フリーアナウンサーの堀井美香さんとやられている「OVER THE SUN」、TBSアナウンサーの方との「ジェーン・スー 生活は踊る」

エッセイ万歳②ー『イルカも泳ぐわい。』

はじめに このエッセイは、お笑いコンビAマッソの加納さんによって書かれた初めてのエッセイだ。彼女たちは、「尖っている」と表現されることが多いけれど、最近は笑顔の2人をテレビでよく見ることが出来る。私は、「尖っていた」と言われる2人も好きだし、今の「丸くなった」2人も好きである。 そんなAマッソの加納さんが、どんな風に世界を切り取って、どのような表現をするのか、気になって、この本を私は読み始めた。 読み進められない ワクワク、ウキウキして、この本を読み始めた私であったが、

エッセイ万歳①ー『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』

はじめに エッセイは、大人の作文と言う人がいるが、言い得て妙で、小説や新書、専門書などと違って、肩肘張らずに読めるのが良い。そして、短編が連なっていることがほとんどなので、途切れ途切れ読んでも、内容が分からなくならないのも良い。 そんなエッセイだけれど、エッセイは著者の世界の切り取り方や独特の言い回しによって良し悪しが決まるような気がしていて、素晴らしいエッセイを読んだときには、その著者に対して畏敬の念を抱く。 このnoteでは、そんな素晴らしいエッセイに出会えたときの胸の