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チームの選手に『個別プログラム』を出す時の注意点
こんにちわ!
社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeith(キース)です。
昨日、ある新人選手から仕事終わりに
『相談があるのですが、いいですか?』
といきなりの連絡。
何か悩み事かと思って多少ドキドキしたのですが、結局
『筋肥大のプログラム作成依頼』
という何とも健全なもので一安心でした(笑)。
今日はオフ日だったので、子供達と遊ぶ間に時間を作って考えていたのですが、そこから感じた
チームの選手に『個別プログラム』を出す時の注意点
というタイトルで書いていきたいと思います♪
自分からプラスαをするのは大切
今回、連絡がきたのはチームでも一二を争うぐらいの若手選手だったのですが、大学からしっかりとトレーニングを積んできているので、
他の選手と比べて身体が全然できていない訳では無い
というのが私の印象です。
ただ、大学とは違って外国人も多くなり、日本代表や世界の代表レベルの選手も在籍するリーグではまだまだ筋力やサイズ、パワーなど基礎の部分を伸ばしていかないといけない事もまた事実。
そんな現状にあって、自分からチームから出ているプログラム以上にプラスαが必要だと思って、声をかけてくるというのはとっても大切です。
チームから出ているプログラムに関してはシーズン中のプログラムという事もあり、強化!や筋肥大!という面が強調されているプログラムでは無いですからね。
若手で試合にもまだ出られない選手には少し足りないかも。。。
もちろん、それを踏まえてこちらからプラスαのトレーニングプログラムを事前に提供するのも良いと思うのですが、
やっぱり自分から進んでやるぐらいでないと長続きしないというのも実感としてあったりします。。。
なので、今回自分から声をかけてきてくれたのが嬉しいですね♪
では、前置きが長くなりましたが、個人プログラムを出す時の注意点を書いていきたいと思います。
注意点: チームプログラム/スケジュール/負荷との整合性
チームからはチームのストレングス(筋トレ)プログラムが出されていて、花園近鉄ライナーズでは日毎に
下半身
上半身
全身のパワー
上半身の筋肥大(試合に出ない選手向け)
というテーマに分けて作られています(作成しているのはルイ)。
なので、基本的には全身が満遍なく週を通して鍛えられている事になるので、
そこにプラスαのプログラムを作っていくならば
『どの部位』が『どれぐらいのセットやレップ数をやっているのか』
を把握するのは必須です。
例えば、チームプログラムで背中のエクササイズが胸のエクササイズよりも多く入れられているならば、
それを踏まえて『同じ様な比率にするのか』
『胸のエクササイズを多めにしてバランスをとるのか』も
選手に合わせて考えないといけないですよね。
また、選手はトレーニングをする為にチームにいるのではなく、
ラグビーをする為にチームに所属しています。
ラグビーの練習にも強度の波があるのですが、それも考えて
いつ上半身のトレーニングをしたらいいのか?
いつ下半身のトレーニングをしたらいいのか?
なども考えておく必要がありますね。
がっつり走ってスクラムを組む日に、
チームのプログラムではスクワットをがっつりするとしたら、
プラスαで下半身を追い込むのが正しいのか?
チームのトレーニングスケジュールが分かっていなければ、
負荷をかけ過ぎてしまう事にもつながりますからね。
まとめ
若手の選手からの依頼でプログラム作成をしていて考えた事をつらつらと書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
選手のニーズ、
チームのトレーニングプログラム、
練習の負荷との整合性にプラスして、
『選手の身体の状態』に合わせて作られたプログラムが
私は良いプログラムだと考えています。
ただ、どんなに良いプログラムでも本人にやる気が無ければ意味はありません。
今回は選手のやる気としては十分だと思うので、
私のプログラムで足りないところもカバーしてくれると思います(笑)。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
このnoteでは毎週水曜日に書籍の紹介、日曜日にトレーニングやスポーツ、身体に関わる専門家向けに考え方やトレーニングについての記事を
書いていきたいと思っています♪
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編集後記:
とても良い天気だったので、子供達と公園で遊んでいても気持ち良かったです♪
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