海外営業としての通訳経験とその準備記録 12

台湾ではお客さんとの親睦も兼ねて、会議後に"接待"をセッティング頂く事がある。特に大きな契約が決まった際や、決まりかけの時にある。

台湾の担当者には英語が通じない場合も多く、そんな時に会話をするには代理店の通訳が頼みとなる。しかも、接待となればお酒がつきものとなる。しかも、何故か私が接待するお客様はお酒が強い方が多く、若かった私は毎回飲まされた(笑)。

このような状況下での通訳は非常に過酷である。あまり飲まないのも失礼であるし、飲み過ぎると通訳には確実に影響が出る。

また時折、要望を言われる場合もあり、気は抜けない。そんな中であるので、冷静さを保つ為、基本的にお酒が勧められた時に飲むようにした。(基本、お酌をされた時、する時にのみ飲んでいた。でないと、通訳に支障が出る。)

このような状況下では、胸ポケに忍ばせているメモ帳はこんな状況でも力を発揮する。(大学ノートを持ち歩いたときもあったが、場所をとってしまう。胸ポケサイズのメモ帳なら、比較的簡単にメモがとれる。)

言われたことや、大切な事かな?と少しでもおもえば、キーワードだけでも書き留めておいた。その場でメモを取る仕草をするだけでも、"しっかり話を聴いてますよ"と相手に示す事ができる。

そして、接待後に代理店にも内容の確認をした。確認した内容は、打ち合わせノートに清書しておいた。キーワードでのノートテイキングの効果は絶大で、それを頼りに記憶をたどる事ができる事である。

一つ一つのピースを頼りにさらに深い情報を訊き出す事もできるので、その場では役に立たないと決めつけず、メモをとる事を徹底した。

メモ魔と言われてしまいそうだが、それくらい自分にとっては大切な事なのだと思う。


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