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職業としての音楽芸術(個人⊆チームの可能性)

コロナ助成金のことをコロ助と呼ぶそうだ、というツイートを見つけて食事中に爆笑してしまい誤ってマクドナルドのサムライハンバーガーを握りつぶしてしまうところだった…あぶないあぶない…サムライシリーズはとても美味しいですね。はやいところコイツをテイクアウトなどでなく出来上がったその場で食らいついてやりたいところです。

本題に入る前に僕の将来の夢というか、わりかし到達できるな…と考えてる目標の話を少し。
僕にはどうしても立ちたいステージがあります。それは東京国際フォーラム。まぁホールはどこでも構わないんですが(予算次第ですね)、とりあえずここで演奏するのが現状僕の大きな目標のひとつです。
現実的な値段は一番小さいホールで500万円ほど予算を組めれば可能性はあります。もちろん日程を取れるかどうかはわかりません。あくまで目標です。
理由はRadioheadがここでやったというミーハーな気持ちからです。表向きの言い訳は、僕のようなニッチなジャンルのアーティストが国際フォーラムで演奏したという実績をこの国で作りたいという野心からです。ピアノチルというのは聞き馴染みのない方も多いと思いますがそれもそのはず、たぶんそんなお金になりそうもないジャンルに手を付けてるのは国内では僕くらいなものだからです。賢いアーティスト諸氏であればそんな割の低い勝負はしません。僕はそういう誰も好まない道が好きなんです。 the pillowsも歌ってたとおり、夢が叶うのは誰かのおかげではないのです。信じてその道を走りぬけた人にしか訪れません。僕は心から感動したんです。いまも書いてて泣いてます。正直心が折れそうです。本題に移ります。

これまで僕は一通り音楽のプロになるための勉強をしてきました。音楽を趣味や自己満足にはしたくなかったので、そこそこ必死にやってきたつもりです。大舞台もそれなりに踏んだ結果、僕は業界的なものに向いてないのかも…という疑念を晴らせずにここまでだましだましやってきましたが、まぁそのとおりでした。自分の力量を自分で測れたときに自分がもうプロになったんだなと自覚できました。ピアノを弾いてその音源がある程度売れたとき、僕はピアニストではないけれどピアノを使った作曲家としては行けるんだなと自覚しました。それに慣れてはいけませんが、それでやれるかどうかが見定められれば充分プロだと僕は考えてますね。客観視できることが一番大事なことなので。

さて本題も本題です。その客観視なんですが、それを使って現状の自分を見たときに自分の守備範囲にないもの、つまりできないことがわかりました。以下に箇条書きで出します。

1.サイト制作
2.動画制作(完パケ)
3.ギター/鍵盤以外の演奏録音
4.高品質のミックス/マスタリング
5.営業機会の確保

この5つが僕のできないことです。作曲に関しては僕に依頼が来るものは基本的にできますが、この5つはちょっと難しい。案件単価と製作中の拘束時間を考えると外注および営業はかなりきつい部分になります。よって、背に腹はかえられない…ラーメン食べたい…解決策を考えました。

まずサイト制作ですが、これは現状僕の使っているプラットフォームで代替可能ですね。一応WordPressなどで独自ドメインのサイトを持っていたのですが、これはちょっと更新の手間などで無理でした。なので今後は報酬完全先払いにするためにnoteを窓口として運用していこうと考えています。おそらく一番利便性が高いと思います。

ここからが本稿のテーマである

個人⊆チーム

のお話です。

2.動画制作に関してはCM案件などがあった場合に動画制作まで請負う形で受注し、その際に動画クリエイターに外注をかけたい。ここは新たに業務提携します。

3.ギター/鍵盤以外の各楽器の録音。これに関しては既に演奏を聴いたことがある先輩や信頼できるミュージシャンの方にその都度外注をかけます。ここらへんはまぁ一般的な形ですね。これは慣れてるのでいつもどおりスケジュールを見ての要相談。

4.高品質なミックス/マスタリング。これはほぼ固定チームを組みます。音源制作がメインになる以上、要になるフローなので毎回違うメンバーにはしにくい。ここで品質の担保をするためにもここの技術で一番信頼のおける方に既にお願いしてあります。

5.営業機会の確保。こいつが一番のネックになるでしょう。正直ここが一番クリエイターやアーティストが頭を抱えるところです。先にも書きましたが、制作してる間はどうしても作業に拘束されます。そこで考えなくてはならないのが、僕の代わりに営業機会を作ってくれる方もしくは案件を受注してきてくれる方。フローとして作曲担当の僕が納期を守れない場合は当然後のミックス/マスタリング(案件によっては動画)までスケジュールが詰まります。日数的に余裕をつけていても次の案件が待っていた場合や運営方針の練り直し、その他打ち合わせなどの時間を考えると、どうしても僕が営業に回れない。正直とても悩みましたが、ここは思い切って完全出来高制でお願いしてみる形にしました。既に何人かに業務提携という形ではありますがお声がけさせていただきました。もうここがね…一番…ほんと…ガチで…あと二人ほどお声がけさせていただきますが、ここはな…ほんと難しい。専属契約でない場合を考慮していただけるならマネジメント会社への委託も検討する予定です。安売りしないのが今後の方針なので。みんなにお金わたせなくなっちゃうから…


ここまでざっくり書いてみましたが、あくまで僕が思う3ヶ月後〜アフターコロナ的な戦略です。仮説としてシェアエコノミーも考えてみたんですが少し違う気がしました。5人チームで会社を設立してひとりあたま3万円の案件を10件請けよう!っていうのは間違いなく業務バランスが取れない(営業比重がデカすぎる)し、なにより作業量や納期がまちまちなのに同じ報酬額はどうも納得がいかないし、僕が多くほしいというより、仕事を取ってくる人と専門技術者には然るべき報酬を用意するべきと考えたからです。報酬設定に関しては個別に交渉させていただいてます。予算の兼ね合いもあるので確約はできませんが、なるべく提示金額より多く、を目標にしています。チームであり個人なので、そこを妥協してはならないと考えました。スタンドプレーから生じるチームワーク、これは攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEXの荒巻課長のセリフですが、僕のスタンスは基本的にこれです。プロ同士の信頼関係を築いて行くことも1つの目的です。ここで絡み合った人たちがまた別な個人⊆チームを組んでいくというのも見てみたい形です。

基本の考え方と理念はこんなところですが、近いうちに窓口となる記事をnoteで制作する予定です。もちろんこれは先に書いたようにHPの代替です。基本制作料金とポートフォリオは載せますが、見積もりは一度メールなどで連絡していただく形にしようと思っています。予算は正直に書いていただけたほうが助かります…ベースは高めに設定しますがふっかけたりはしたくないので。

てかこれぶっちゃけ普通の会社じゃね?って思った方、鋭い!一応僕も個人の会社持ってるんですけどまだ個人ですこし様子見したいのと、個人単位での業務提携に興味があるのと、各個人会社もってるのでこういう形にしてるんですね…フリーランスどうしの業務提携の実験です。Yeah…


これからさきのことは正直不透明過ぎるしどうなるのか全くわかりませんが、僕の思うクリエイター/アーティスト支援は点と点を線にすることで、それが今回の個人⊆チームという形です。うまく行くかどうかはわかりません。これからです、ぜんぶ。

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