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タイヤ【140字小説・傾斜奇譚】

森本聡生
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「校庭に半分埋まってるタイヤを覚える?」
君ははしゃいでいる。
覚えている。あの不思議な存在を。
乗って遊ぶことも出来た。
でも、タイヤである必要は何処にあったの?
「君を見てると思い出すなぁ。」
僕が僕である必要はあったのだろうか。
半分の視界から君を眺めながら、僕はそう思った。
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