見出し画像

10月、11月のコミュニケーションと考察

この10月、11月の2ヶ月間は、色々な方(ファッションブランド様や商業施設の店舗様)を相手に講演会やワークショップのご依頼を頂くことが多かった2ヶ月間でした。
講演会やワークショップをするために、ご依頼頂いた方が「どんなことを伝えたいのか」を理解し、大切な時間を講演への参加につかってくれた方に「実践や行動変容につながる価値」を提供することを沢山考える機会を頂きました。
このnoteでは、そんな2020年の10月、11月に仕事でのコミュニケーションを通して感じたことをお伝えしていきます。

①2019年10月はどんな月だったのか

コロナ禍の影響もあり、一消費者としては昨年何があったのかをあまり積極的に思い出す機会がないというのが本音ですが、2019年10月は消費税の増税(8%→10%)が施行されたタイミングでした。また、この時期としては珍しく非常に大型の台風もあり、営業を休止した商業施設も多かったというのがファクトとしてあります。
そういった背景があった上で、2019年10月を数値で見てみると、百貨店全体の売上高が前年(2018年)に対して▲17.5%と大きなマイナスになっており、増税に合わせたお客様の買い控えが非常に大きかった=翌年は非常に売上がとりやすい環境が整っていた、ということが見えてくると思います。
2020年10月の売上について、お客様とやりとりをさせて頂く中で「10月は前年を超えた」というお話をよく耳にしますが、「前年の売上が特に悪かった」という事実はありつつ、やはり「前年」や「予算」などのベンチマークとする数値を超える、というのはモチベーションに大きく影響をするという事実を感じました。現場にとっては「売上が一番の薬」だと言われるのも改めて納得、というところです。

②11月、そしてこれからのモチベーション

11月は、前半のポイントアップキャンペーンがなかなか厳しかった、という声をききつつ、秋冬商材の動きが活発化する「はしり」を期待した3連休もコロナの再拡大による外出自粛により、かなり厳しい着地になりそうな店舗の方が多いと思います。
様々なブランドの店長さんをはじめとした皆さんや、商業施設のトップの方たちとお話をさせて頂く中で、依然として優先順位が高い課題として感じることが①の最後でも述べたモチベーションです。
WIREDのインタビューでビル・ゲイツさんが「コロナのワクチンが先進国の人々の手に渡って、ビフォーコロナと同等の世界に戻るのは2021年末だろう」と言っていた記事がありましたが、彼が創業精神豊かな楽観主義者であるということを考えても、私たちはあと13ヶ月この状況を乗り切らなければならないということになります。
つまり、これから少なくとも13ヶ月、売上が絶好調ということは多くの店舗にとっては自分事ではない話であり、店頭でのモチベーションはこれからも課題であり続けるのだと思っています。

③改めて考えるべきこと

店舗の方のモチベーションの拠り所としての「売上」の存在がこれからも揺るぎないことは理解しつつ、売上以外に分かりやすく追いかけられるものがないから、売上「だけ」を追い続けるしかないのではないのか?
というのが今の個人的な想いです。
そのために、現場の人が心からワクワクできるようなことを企むことに時間を使っています。決まったら、こちらのnoteでもお伝えさせて頂くので是非楽しみにして頂ければ嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?