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ツナシマパン

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ブリーチ人間2ヶ月目日記

4月1日 来るべきその日が晴れだったのか、雨だったのか、はたまたどちらにも振り切れない曇り空だったのか、記憶は定かではないが、ともかく社会人になった。  研修期間中は、去年までニートをしていた弊害で相変わらず同期に変な絡み方をして「君、そんなに大火傷おってこの先大丈夫??」と心配された私だが、どうにか打ち解け、毎日が楽しかった。 配属も希望通りの部署で、社会人一年生にしてはまあ良い滑り出しなのではと思えた4月末。 全ての社会人経験者が配属そして業務が始まってからが仕事

    • 大人になる、は肌感で掴め

      『1ヶ月半』 これは、私の人生の(恐らく)最後の学生時代という名のモラトリアムの残量を表す悪魔のワードである。できることなら、言いたくもない。見たくもないね、アーーーーー((チラッ)) ピチピッチの18歳、都内(に本キャンパスのあるサブキャンパス在籍の)女子大生という肩書きを手にし、はしゃいでいた私も早いもので23歳になった。大学の校舎には、「洒落っ気」を演出する為にこれでもかというほど蔦が絡まっているが、その蔦が枯れるまでに彼氏ができなければ大学4年間彼氏ができないとい

      • 運転免許を取ったら世界のいじらしさに気づいちゃった話

        12月。2020年最大の成長。私はついに成し遂げてしまった。 ここでいうのも本当はおこがましいかもしれない。しかし、成し遂げてしまったものは言わなければもったいない。 思えば、偉業を達成したのに秘密にしている人の話なんて見たことも聞いたこともない。中学の時に同じクラスだったオオモリ君はテスト返しの時に100点を取った時に誇らしげに、「っっシャーーー!!!!」と雄叫びをあげ、DQNから嫌われていたし、大学入学後にヨッ友になったサッカー部のナオヤくんは、己のサッカーの腕前で虜

        • それでも私は手紙が好きと大声で言いたい

          今日は嬉しいことが続く日だった。 まず一つ、メルカリで頼んでた8mmフィルムのビデオカメラが届いた。これでいつでもエモい映像を撮ることができるし、憧れの昭和70年代をお手元で再現できる。撮った映像をYouTubeにのせたら、それが「オシャレすぎる動画」特集に偶然載ってしまい、急に映像制作の若き天才としてもてはやされる準備はもうできている。 2つ目は、シンガーソングライターの友人と楽曲制作の約束をしたこと。最近ハマっているシティポップのテイストを盛り込んだ溢れるセンスが滴り

        ブリーチ人間2ヶ月目日記

        • 大人になる、は肌感で掴め

        • 運転免許を取ったら世界のいじらしさに気づいちゃった話

        • それでも私は手紙が好きと大声で言いたい

          出会い市場に自分をぶち込んでみている話

          今年も彼氏ができないまま、真夏のピークが去った。 学生として迎える夏は恐らく最後になるであろう今年に対する私の期待は大きかった。 大学1年の頃に、占い師と友達から「大学最後の年には彼氏ができる」という謎の予言を賜っていた私は、この一年に恋愛運を全振りすればいいや、という余裕と自信を持ちながらこれまでの大学生活に精を出していた。 今年初めに、就職活動とともに恋愛もそろそろ本気出さなきゃ、と重い腰を上げた瞬間にコロナが勃発し、フィールドに立つ前に試合休止の鐘がなった。 彼

          出会い市場に自分をぶち込んでみている話

          「いつか」は来ないことの方が多い

          金・土・日と大掃除をした。 実家は戸建て、部屋が4室あるのだが、10年間ずっと物置になっている死んだ部屋が存在していた。 自粛のあれこれと、我々家族4人(全員身長が大きいので空間が小さく感じる)が実家にいる機会が増えたために圧倒的に部屋数が不足。そのため、物置部屋の息を吹き返させる必要性に迫られた。 とはいえ、10年眠らせていた部屋である。掃除と簡単に言っても、労力がかかることは目に見えていたので、誰一人として片付けない。 それが、金曜日に急にやる気スイッチが入った私

          「いつか」は来ないことの方が多い

          ABBAを聞くと

          曲で思い出の1ページを振り返る瞬間がある。私の場合、留学のことをフッと思い出すきっかけになるのはABBAの曲だ。 通っていた学校の地域柄(北欧)、ABBAの曲はパーティやカフェのBGMでよく聞いた。私自身、マンマミーアの大ファンだったから、彼らの楽曲には親しみがあったし、病んでる時には専らダンシングクイーンを爆音で流して、気持ちを高めたりする。そういえば、バイトの朝番で店を開ける時にイヤホンでガンガンにダンシングクイーンを流して、踊りながら掃除機をかけるといった、独自の開店

          ABBAを聞くと

          M1というドラマ

          ふと、アマゾンプライムでM1グランプリ2019を見た。 史上最高と言われた同大会。お笑い好きな私だったが、オンタイムでは見られなかった。そのため、優勝のミルクボーイとぺこぱは早々にチェックしていたのだが、その他の漫才はまだ見ていなかった。 視聴後の感想:本当に面白い。どのコンビも完成度がとても高い。し、独自性がある。私は、いわゆる漫才っぽい漫才よりも、独自性の高いスタイルが好きだ。そのため、2019のM1はまさに私のドンピシャのツボを押さえてきていた。 特に、今回初見だ

          M1というドラマ

          憧れと信念の話

          韓国ドラマ『梨泰院クラス』が各国で大ヒットしていると聞く。 私自身、GWを全て費やして一気に見終えた。主人公セロイのFUJIYAMA並みの山あり谷ありの人生に一緒に一喜一憂し、チャンガの会長には画面越しに中指を立て、「セロイーーーー」と画面に向かって茶色めの声援を送っていた。溢れ出る涙で真っ直ぐiPadを見つめられなくなり、最終的には、梨泰院まだ見てないという人に対する『梨泰院クラス押し売りおばさん』と化した。久々にドラマにどハマりしたし、何よりも就活中の荒れ切った心に染み

          憧れと信念の話