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M1というドラマ

ふと、アマゾンプライムでM1グランプリ2019を見た。

史上最高と言われた同大会。お笑い好きな私だったが、オンタイムでは見られなかった。そのため、優勝のミルクボーイとぺこぱは早々にチェックしていたのだが、その他の漫才はまだ見ていなかった。

視聴後の感想:本当に面白い。どのコンビも完成度がとても高い。し、独自性がある。私は、いわゆる漫才っぽい漫才よりも、独自性の高いスタイルが好きだ。そのため、2019のM1はまさに私のドンピシャのツボを押さえてきていた。

特に、今回初見だったすえひろがりずは一気に虜になった。メッセメッセメセ!は、ずるい笑。彼らのYouTubeのどうぶつの森実況も思わずチェックしてしまった。ペコパより登録者数多いし笑

よくもまぁ、古語があんなにすらすらと出てくるものである。半分外国語ぞ。と思いながら見ていたが、独自のスタイルを確立するための、裏にある途方もない努力を感じる。

M1の舞台裏を写した特別番組も直後に視聴したが、ミルクボーイのトライしてトライしてトライし続けた結果に生まれた、優勝に涙が出た。彼らが、優勝を実感し、家族の前でやっと、静かに男泣きする姿に、10余年に渡る苦労とそれが報われた喜びを感じることができた。

何かの道を極めようとした時、どうしようもならないことは絶対にあると思う。特に芸能の道を歩む人には、運や才能が容赦なく残酷に降りかかるだろう。それでも、それでも、ひたすらに歩み続ける。スポットライトが当たるまで。M1という舞台は、だからこそ、ひたすらに泥臭く歩んだ人がひときわ輝く場所だと感じる。

一人の笑いを愛する者として、「人を笑わせること」で、一人でも多くの人に飯を食えるようになってほしいと思う。

コロナで多くのテレビのロケができなくなり、M1の開催も今年は危ぶまれると聞く。今年こそ、という意気込みを胸に日々を生きる芸人に、今年もチャンスが巡ってきますように、と願ってやまない。





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