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この夏一番効果があった時短基礎トレーニング③

こんにちは♬
この夏植えたきゅうりですが、結局計3本しか収穫できませんでした・・・。
いろいろ反省の上、来年また育てたいと思います。
原因は色々思い当たるところがあるので来年はそこを改善して育ててみようと思います。
何事もトライ&エラーの繰り返しですね〜。


さて、この夏一番効果があった基礎トレーニングのシリーズ最終回です。
最終回はタンギング。
①と②は下記にあります。


1.バテる原因の大半はタンギングにある

以前タンギングの記事を書きました。

タンギングの仕組みはまず↑の記事を読んでみてくださいね♬
上の記事の状態で、ただ舌の開閉のみで音を切ったり発音したりするというのは、最も唇に負荷のかからない方法なのです。
試しに、唇を軽く閉じて息を流しながら舌を開閉してみてください。
そうすると、勝手に唇同士がくっついて発音するような状態になるのがわかるでしょうか?
この状態だと、基本的に唇に負荷はかからず、息もすんなり流れていると思います。これを楽器を構えた状態でも同じようにできる、というのが基本になります。

唇をプップッと自分の意志でくっつけて発音すると、徐々にフォームが乱れます。フォームが乱れると無理矢理音を出そうとするので、唇の振動する位置が変わり、それによってタンギングの位置も変わります。負の連鎖です(笑)

タンギングでバテるというのは、タンギングそのものをきちんと見直していかないといけないので、まずは息が流れるようにするフォームを作ることが大切です。

2.舌と下顎の位置を変えないのがポイント

では、タンギングを(自分にとって)正しいフォームでやるためにはどうしたらいいでしょうか。
一番はレッスンに通うことです。もうそこに尽きます。
きちんと状態を見てもらえる先生に観察してもらうのが一番です。

とりあえず、noteでお伝えできる限りで書きますが、ポイントとしては
・下顎を動かさない
というのが一番のポイントだと思います。

日本人は、「タ」と発音する時に下顎を大きく開く傾向にあると思います。
試しに「タ」と言ってみてください。
その時、下顎が大きく動きますが、トランペットを吹くときは下顎って動かせないですよね・・・。
普通にしゃべるように「タ」と発音すると顎が動くので、それだけ唇のフォームが崩れてきます。

なので、楽器を演奏するときは、極力顎を動かさないように、そして舌が独立して動くことが重要になってきます。

舌の位置も、私は上の歯の付け根あたりを推奨していますが、どの音域を吹いても位置を変えないようにすると、フォームが崩れにくくなると思います。(舌の位置については歯並びや骨格に関わるので名言は避けますが)

※余談ですが、私が高い音が苦しい、と思って吹いているときや、当てよう、と思って吹いているときって舌の位置がきちんと歯の裏側にくっついていないことが多いです。苦しいときはだいたい舌の真ん中あたりが上顎にくっついている感じになっていました。それをやると、徐々にフォームが崩れていきます。。。

3.息が流れること

舌の位置が決まったら、今度は息の流れです。
よく、「ロングトーンの息の使い方が基本」という言葉は聞きますが、全くそのとおりで(笑)
タンギングをしても、ロングトーンと同じように息が流れる状態を作ります。
息が流れて、舌が独立して動く
この状態をまず楽器を持たずに確認できるといいと思います。

4.舌は筋トレでいくらでも動くようになる。

舌を動かしているのは筋肉です。
ということは筋トレをすればちゃんと動くようになります。
後述するエクササイズですが、これを私に教えてくれた方は4分音符160で、16分音符をシングルでタンギングすることができます(笑)
私はできません(笑)
でもトレーニングを毎日欠かさずやっていたときは120ぐらいで16分音符シングルができました。
無駄がなくなればなくなるほど、タンギングを速くすることができるんだと思います。

5.4分間トレーニング

では、実際に楽器でトレーニングしてみましょう。
まずは、4分音符60からスタートします。
1週間、同じ速さで練習してみてください。
1週間ごとにテンポを少しずつあげていくのがいいです。できることが目的ではなく、舌のトレーニングと、テンポ感を覚えていくのが目的なので、1週間でひとつのテンポを身につけると思ってみてください。

そして、全て8分音符で行います
音は何でもいいんですが、出しやすい音(五線真ん中のソやチューニングのドなど)がいいと思います。

①テヌートで2分
②スタッカートで1分
③テヌートで1分

これだけです。
注意することは、ブレスする時に慌てないこと(何拍かスルーしても大丈夫)、休憩しないこと正確であること(リズム、ピッチなど)

それぞれの間はあまりインターバルを取らないようにして、連続して4分行います。
けっこうしんどいです(笑)
1〜4までの項目を気をつけながら毎日これをやっていると、自然にタンギングがしんどくなくなります。
これ、本当に効果が高いです。
舌のトレーニングをあまりしていない方ほど効果が出る練習だと思います。実際この練習だけでタンギングが改善した生徒さんは本当にたくさんいます。ただし、これを愚直に毎日やり続けた生徒さんです。

説明は長いけど、やることはたったの4分(笑)
ほら、時短でしょ?

是非やってみてくださいね〜。
ではまた。ばいば〜い!


トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬