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「家族にとって誇らしい人になりたい」職業指導員/新規事業開発/古木舞のインタビュー

こんにちは!
「障がいを特別なものにしない会社」KEIPE(ケイプ)株式会社です。
KEIPEでは、何らかの障がいを抱えて就労が困難になった方の社会復帰を支援する福祉サービスを展開しています。

連載「KEIPEople」(KEIPE + people)では、KEIPEで働く仲間たちをインタビュー形式でご紹介!今回紹介するのは、職業指導員/新規事業開発/古木舞(フルキ マイ)です。

業務サポーター/古木のキャリアと仕事

古木 舞
1994年生まれ・山梨県都留市出身。専門学校で宝石装飾を学び、化粧品ブランドのECショップのカスタマーサポートのスタートアップに従事。その後山中湖村にご縁があり観光団体で観光誘客やファンづくりのためのWEBマーケティングやイベント企画運営を行う。さらに観光施設の広報営業を経て、家族にとって誇らしい人間になりたくて2020年10月にKEIPE株式会社に入社。

ーKEIPEではどのような業務をしていますか?

現在は、事務作業や新規事業開発のサポートを行っています。

主にPC作業の業務が多く、メンバーさんの業務サポートや新規開発事業のサポートもしています。

メンバーさんが業務を進めやすいように、メンバーさん自身で解決できるようひとりひとりに合った解決策を模索しながら進めています。

自分のスキルが誰かの働く喜びのきっかけになるかもしれない

―KEIPEで働こうと思った理由を教えてください

「尖ってる!ザ・ベンチャーだ!」

ふと求人を眺めていたときに、KEIPEの福祉×ECで新規事業開発の求人が目に飛び込んできて衝撃を受けました。

「KEIPE」について調べているうちに、山梨でレアなベンチャー企業であることがわかりました。就労支援のこと、会社理念、大事にしている想い、今後の展望、知れば知るほど自分事のように思えてきました。

私には生まれてすぐに小児麻痺を患い、身体・精神に障がいを持つ姉がいます。でも、これまでは自分が福祉業界で働くことは今まで一回も考えていませんでした。

そんな中、ふと自分の中でこのような気持ちが湧き出てきたことを覚えています。

家族にとって誇らしい人になりたい

KEIPEを知り「自分の持っているスキルが、もしかしたら誰かの働く喜びのきっかけにつながるかもしれない」と思いました。

そして、「障がいがあってもなくても、自分自身の可能性をあきらめてほしくない」「自分にできることがあるかもしれない!」と、自分の内なる想いとともに転職する意思を固め、今に至ります。

自分の可能性を閉ざすのも、開くのも自分


ーKEIPEで働き始めてから、印象的なエピソードがあれば教えてください。

以前担当していたメンバーさんから、「この業務をするときは、周りの人と同じようにできなくて、苦しさを感じてしまいます。」と相談を受けたことがあります。

確かに、その方の業務風景をみていると、苦しそうな姿や自信がなく肩をすぼめている様子が伺えました。

そこで、メンバーさんにはどの部分が苦しいのか、周りの人はどのように見えるのか、あなたの思う周りの人との違いは何なのか等、ゆっくりと気持ちや考え方を紐解いていきました。

客観的に業務のやり方を考え、「その業務があっていない・違う業務の方がいい」という選択肢よりも、やり方を模索してその方の「できた!」の経験を少しずつ増やしていったんです。

できることが増えたことで、メンバーさんは自信を取り戻しその後も業務を頑張っています。

障がいがある人も、ない人も「●●(症名や個人の特性)だから、しょうがないよ」と、自分自身を諦めたようにラベリングされている場面に遭遇すると、悲しくなります。

真実など存在しない、あるのは解釈のみ

私の好きな言葉に影響を受けていますが、自分の可能性を閉ざすのも、開くのも自分。今日を楽しかったか、辛かったかを決めるのも自分。良い・悪いを決めるのも自分!と私は思っています。

ストレス社会と言われる現代で、自分と一番対話している自分自身の心の声が悲しい言葉ばかりだと、疲れてしまいます。

他人に優しくしているように、自分に優しくできる人が増えれば、障がいや個人の特性や苦しい言葉でさえも、悪いことと判断せずに、在るがままでいられるのかなぁと考えています。

未来の希望の種を感じられる瞬間が好き


―この仕事をしていて良かったと思う瞬間はどんな時ですか?

メンバーが自分の壁を乗り越える場面や、業務を通して自分自身と対話し、自分を再発見している場面に触れることがあります。

自分の可能性に気づき自分のことを信じられる瞬間です。

その先にいるお客様のために自分に何ができるだろう?


以前は自分のことで悩んでいたメンバーさんが、自ら社会にどのような価値を与え、貢献できるかを考えていたんです。

何よりも、今日の残念なことが、日々の中で磨かれて未来の希望の種になっていることを身近で感じられる瞬間が、この仕事をしていて良かったな~と感じます。

あなたはあなたのままでいい。偽らなくていい。


ー今後のご自身の目標や展望を教えてください。

新規事業開発でKEIPEがやるべき価値=疾病を抱えてしまう人を減らすというところから、メンタルヘルスケアをコンセプトにしています。

商品開発を通してセルフメンタルケアの重要性を学びました。そこで働く人の3人に1人がストレスを抱えており、その中の25%の方しか通院治療やカウンセリングを行っていないことを知りました。

そんな開発をしている最中、私自身が精神疾患を患い、3ヶ月かけて「抑うつ状態」と診断されたんです。要因は「考えすぎによる不眠」。

「最初は担当業務なのに?一定の人よりは詳しかったはずなのに!」と悔しい気持ちでいっぱいでしたし、たくさん泣きました。

精神疾患は誰がなってもおかしくない!

これは、私が担当医や社長、KEIPEに関わる皆さん、カウンセラーと対話を重ねてきて感じたことです。

「ストレスや日常の些細な思考のクセがきっかけになることがある」と身をもって経験しました。

現在は、周りの協力を得て自分なりの働き方を模索しています。懐の深い同僚に大変感謝しています。

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連載「KEIPEople」では、今後もKEIPEで働く仲間たちを紹介していきます。
KEIPEをもっと詳しく知りたい方はぜひHPをご覧ください!


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