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◉三田文學編集部日誌◉ 『三田文學』の2022年を振り返る

こんにちは!『三田文學』編集部員Aです。
あっという間に年が明け、年末年始の休みモードから徐々に感覚が戻り始め……たところで、もう最初の月が終わりかけていることに気が付きました。2月はそもそもの日数が少ないですし、毎年この時期は過ぎるのが本当に早いですね。

今回のnoteでは、昨年を振り返っていきたいと思います。
2022年は、音楽や映画など、他分野ジャンルとの繋がりが多い一年でした!

音楽では、1つめは『三田文學』2022年秋季号(151号)に掲載した
▽シンポジウム「松本隆〈言葉の教室〉」

こちらの講演は事前予約の段階で既に反響が多く、当日も会場に入れない人が出たほど……!当日参加できなかった方は、ぜひ本誌の特集をご覧ください!

音楽の2つめは、先日のnoteでもご案内した
▽「平野啓一郎×中川ヨウ 音楽と分人」

こちらの講演については、4月11日頃発売予定の次号・『三田文學』2023年春季号(153号)内で詳しい内容を掲載予定です。
また、noteでも追ってイベントレポートを投稿予定です!

映画では、詩人でもあるリトアニア生まれの映像作家、ジョナス・メカスの生誕100年記念対談で協力した
▽「ヨーロッパ文芸フェスティバル」

こちらでは、メカス関連本の出版を複数手掛けたユリュス・ジス氏と、パフォーマンス詩人の永方佑樹氏の対談企画に携わりました。

……最後のご紹介リンクでお気付きかと思いますが、『三田文學』はnoteの他にもTwitterもやっています。良かったらぜひフォローしてみてくださいね。

ちなみに、開催した各種イベントについては『三田文學』のWebサイト上にも一覧があるのですが、ここでもお気付きかと思いますが、実は記載していないものも数多くあります……

たとえば作家の庵原高子氏に参加者の皆さんのエッセーをご指導いただく「文学教室」なんかも不定期でシリーズ開催。今回は優秀作をまとめて小冊子を作成しました。

編集部が主催・共催するイベントの開催情報については、「三田文学会会員」様には最新号発送時にチラシ同封にてご案内しております。また、誌面には取り上げられなかった開催後のちょっとしたご報告記事も、同じく同封する会報誌で確認することができます。よろしければぜひ、入会もご検討ください!
→ 詳しくはこちら

今年も、遠藤周作の生誕100年にあたるメモリアルイヤーイベント、「三田文學新人賞」の受賞式……など様々なイベントを開催予定です。

そして一年の振り返り話に戻りますが、昨年はさらに、こうしたイベント開催に加えて創刊八二〇号『増補版三田文学名作選』発行の準備も重なっていたのでした……!!!
こちらは2010年の創刊100年記念で発行して以来の大きな記念事業です。
今月も、粛々と刊行に向け作業を進めています。

参考に、創刊100年記念の際に発行したものがコチラ
なんと728ページ(厚さにして約2.7cm!)

『三田文學』152号と並べてみましたが、厚さ分かりますか?

どの編集部も、そしてどの業界のお仕事でも同じようなことが言えると思いますが、やっぱり日々、「雑誌を作る」という本筋のお仕事以外にも常に何かしらやることがわんさかある状態になっちゃうんですよね。

私たちも、もっと存在感をアピールして認知を増やさなければ……でもなかなかリソースが割けない……でもやりたい……というもどかしさが常にありました。

そんな中、探り探りではありますが、慶應義塾大学出版会さんのご協力の下、昨年2022年9月末からこのnoteでの発信を新たに始められたということを大変嬉しく思います。

皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

↓『三田文學』のサイトはこちら

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